傷だらけの男たち(2006香) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

傷だらけ

この作品…アンドリュー・ラウ監督で、トニー・レオン主演。ハリウッド・リメイクが決まっており、そちらの主演はディカプリオ。いやでも「インファナル…」と比較しちゃいます。さらに今回は金城武様も加わり、「恋する惑星」の組み合わせです。

2003年のクリスマス、ポン(金城武)が凶悪犯を逮捕した晩に、彼の恋人は自殺を図り還らぬ人となる。3年後、酒浸りの日々を送っていたポンは、刑事を辞めて私立探偵になっていた。彼の元上司のヘイ(トニー・レオン)は富豪の一人娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と結婚し、幸福な生活を送っていたが、ある日、義父が何者かに惨殺され……。 (シネマトゥデイ)

これは…「インファナル・アフェア」ほどの巧みな展開を期待していくと…残念ながら及びません。どちらかというと「デイジー」テイスト。そしてちょっと、(最近観た)「アヒルと鴨」を思い出しました。後から考えると、この言葉にはそういう意味が込められていたのか…という最後の味わいはありますね。

人間の心の痛みに焦点をあてて、音楽や映像は非常にオシャレキラキラ。そこに二人の美男子が映えます。心の闇をかかえながら、二人でベンチに並んで座るシーンが多いのですが…「脚長い!」とイチイチ驚きます。それだけでも見ごたえありです。

さらに脇を彩る女優さん、スーチーはあまり好きではないのですが、シュー・ジンレイは地味に素敵です♪「最後の恋、初めての恋」で渡部篤郎と共演していた方で、チャン・ツィイーやジョウ・シュン(「女帝」の2人)、ヴィッキー・チャオ(「緑茶」「夜の上海」)と並んで中国新4大女優といわれているらしい。

金城武様はかっこいいですが、見る角度によってか非常に眉毛の太さが気になりました。

7月7日(土)よりみゆき座他にて公開予定
満足度:★★★★★★★☆☆☆