「鉄道員（ぽっぽや）」で日本中を泣かせた浅田次郎 x 降旗康男監督。キャストは隅々まで豪華。なのに何か物足りない感じが…。
うだつのあがらない下級武士の別所彦四郎（妻夫木聡）は、ささやかな出世を願って神様に懇願するが、祈る稲荷を間違えたために貧乏神・疫病神・死神という3人の災いの神に取り憑かれてしまう。社会や家からのけ者扱いされて日々を過ごしてきた彦四郎だったが、突然の災難に見舞われたことによって、次第に自分の人生の意義について目覚めていく。 （シネマトゥデイ）
3人の災いの神に翻弄される様を面白おかしく描いています。妻夫木クンも「どろろ」よりは格段好感持てました。また3人の神が味わい深くて、西田敏行、赤井英和、森迫永依ちゃんなどキャスティングがバッチリ。私の気に入ったのは、町のそば屋を営む香川さんですが（ぷぷ）。
でも何か物足りないんですよね。多分、ラストの主人公の決意が唐突で、男気とか、武士道のようなものが全く感じられなかったからだと思うんです。さらに新しい趣向として加えたギターのサウンドが、癇に障るというか；。（すみません）
普通に楽しめますが、見終わって「…で？」とツッコミたくなるような作品。原作読めばもうちょっと意味が分かるのかも。
6月23日（土）より東映系にて公開予定
満足度：★★★★★☆☆☆☆☆