夢枕 獏, 岡野 玲子
陰陽師 13 (13)


やっと来たよ、最終巻!!

まだパラパラとしか読んでいないので

さっぱり訳が分からんのだが・・・。

いえ何度読んでも分かりません。(キッパリ

岡野さんの仕掛けた謎は私にゃ解けん。


この巻も岡野ワールド炸裂!

エジプトと繋がっちゃった平安時代、

もあもあと漂う精神世界の霧。


原作:夢枕獏、というこの1行が

どうも腑に落ちないのだけれど

獏さんが怒っていなければそれでいいか。

怒っていなければ、ね。


冠も烏帽子もつけず、髻(もとどり)もほどき

炎のようにゆらゆらと天に昇りそうな蓬髪で

舞を舞う晴明さま。

なんか吹っ切れちゃったのかしら。

むむむ。


でも今は、この表紙カバーの晴明さまが

穏やかに微笑んでいるのを見て

あぁこれはこれでよし、という気分。

手にお持ちなのはスカラベと思われ。

エジプトのスカラベは再生の象徴なんだってね。


ただ博雅クンのボケどころがない・・。

獏さん版の陰陽師では博雅クン、いい癒し系だったのに

こちらでは隅に追いやられたかんじ。

晴明さまのお屋敷でのふたりの酒宴は

脳内変換で我慢だな。


あー終わったね、おめでとう!!



読後満足度  ★★★★

    只今完結ご祝儀で星が多目についてます♪