こんばんはー!マックです。
寝落ち予定なので予約投稿で失礼します←
本日からはかなりご無沙汰になってる毎日更新に挑戦です!
でもまだ途中までしか書けてないから途切れるかも(´・ω・`)←先に敗北宣言出しちゃう
初の「続き妄想」と言う分野でございます。
単行本になるまでチラリともネタバレしたくない方は、どうぞ避けてお通りくださいませ。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:
―――幕を開けるも そのまま持った幕を手放すも 君次第だ
どうするかね――――――――…?
その社長の問いかけへの 私の答えは『沈黙』
今の私では敦賀さんと同じ舞台になんて 上がる事すら許されない
だから 何もできずに幕を持ったまま 立ち止まっていた
いつか どうにかできるだろう
そう思っていたから
「イツカ」 ガクルト シンジテイタカラ―――
***
何かとてもいい夢を見たように幸せで、なのに泣き出したい程の切なさを胸に覚えて、私はふと目を開け
た。
目の前には見覚えのない白い天井。
清潔感のあるブルーのカーテンとワッフルレースのカーテンが、爽やかなコントラストでなんだか安心する。
それに微かに香る、少しだけスパイシーな、有名なブランドの香水。
この香りがよく似合う人物を、私は知っている。
私の大好きな―――
「モーッ!いつまで寝てるのキョーコ!いい加減にしなさいよ?!」
「…おはよ、モー子さん。」
ガラッと引戸を開けて寝室へと入ってきたのは、家主のモー子さん。
そうだった。
私、昨日はモー子さんの家に泊まりに来てたんだった。
何でもラブミー部への依頼が二人へって事で来てたから、しばらくモー子さんの家にお世話になるって事だったのよね。
「珍しいわね、アンタが私よりも寝坊だなんて。」
「そう…かな?」
「そうよ。初めて泊まりに来た時なんて、私が起きるよりも早くに帰ってたじゃない。」
「そうだっけ……」
『珍しい』――そのモー子さんの言葉に若干引っ掛かりは覚えるけれど、それはきっとまだ私が寝惚けてるからね…
そういうことにして、のそりと上体を起こす。
「ほら、さっさと着替えて顔洗ってらっしゃいよ。ご飯の支度、もう出来てるんだからね?」
「はぁーい…」
まだ眠たい頭をふるふると振って、昨夜スーツケースから出しておいた下着と服に袖を通す。
そして美味しそうな匂いのするキッチンダイニングを通り過ぎて、洗面所を借りる。
少し温く感じるのは、外が暑いからかしら?
今年の梅雨は空梅雨で、水不足が深刻になると言っていた天気予報を思い出す。
6月なのに、こんなに晴れてていいのかしら、学校に自転車で行くのは楽だからいいんだけど…
そんな事を思いながら顔を洗っていると、「早くしなさいよモーッ!」とせっつきに来るモー子さん。
そうよね、家主よりも遅く起きてご飯待たせちゃダメよね?
お手製の化粧水をはたいて洗面所を後にすると、ダイニングテーブルの上にはすでに二人分の和風な朝食が用意されていた。
「はいはい、早く座った座った。」
「ごめんねモー子さん。何にもお手伝いしてないわ。」
「別に、ここは私の家なんだから私の好きなペースでやってるだけよ。アンタは手伝いとか気にしなくていいわ。ほら、さっさと食べましょ。」
「うん、ありがとう。いただきます。」
「どうぞ、召し上がれ。」
ぶっきらぼうな言動もあるけれど、言葉の裏に必ず愛が籠ってるモー子さん。
仕事が終わるまでは、暫くこんな風に二人で一緒に朝食をとることができるのかなと思うと、嬉しくて飛び回りたくなる。
でも今は朝食中。
だから今は、自然とにやける顔で喜びを噛み締める。
「…何よアンタ、その顔は…」
天気予報の時間になるからとテレビの電源を入れたモー子さんが、リモコンを持ったまま私のニヤニヤ顔に突っ込んだ。
「えへへー…だって、モー子さんと暫く一緒だと思うと、嬉しくて嬉しくて。」
「……はぁ?アンタ、何言ってるの?新婚初日からうちに泊まりに来るとか言う気じゃないでしょうねぇ?」
「…………え?」
「私は嫌よ!?アンタの旦那を敵に回したくはないからね!?」
「え?えっ……?!?」
「「えっ?」じゃないわよモーッ!」
『新婚初日』
『旦那』
何かの聞き間違いかと思った。
私、まだ寝惚けてるのかなと思った。
だけど、モー子さんはキレイな薄黄色の卵焼きを箸で持ちながら、決定的な言葉を発した。
「アンタ、花嫁は仕度に時間かかるでしょ?さっさと食べないと式場入りに間に合わなくなるわよ。」
テレビから聞こえる明るい女子アナの声が、遠くへぼやけていく気がした。
←話の内容がさっぱり掴めない?いーのです!まだ全容は見せません!←
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とりあえず2話目が気になってくださったら、マック的には大成功です(`・ω・´)ゞ
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←いつも皆様、ありがとうございますm(__)m