久し振りに話更新したら、注意書忘れちゃってましたw


※この話は、夜はホステスな才女きょこたんと、同じく夜はホストの准教授蓮の組み合わせです。
完全パラレルです。

合意なしでコトを進めちゃった准教授ですが、全く反省しておりません!←
むしろ開き直った……!Σ( ̄□ ̄;)

両片想いのすれ違い系が苦手な方にはあまりおすすめできません。
そして桃色描写ばく進中です。

お気をつけください。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚




ふかふかな何かに素肌が包まれる心地よさと、でもそれに重たく沈み行く相反するからだの感覚に違和感を感じ、キョーコの意識はゆるりと浮上した。
浮上と同じくらいゆったりとしたスピードで、目蓋がゆるゆると上がっていく。

すると、目の前にあったのは自室よりも遥かに高い位置にある、見た事のない天井だった。


(………???)


部屋が薄暗いのは遮光カーテンのせいらしい。
天井に光の筋が1本走っている。


つまり、外はもう明るい時間だと言う事。


ここがどこなのか起き上がって確認したいが、からだがだるすぎて動かない。
腕一本ですら、やたらと重たく感じるのだ。

そして腹部とあり得ない場所に痛みと違和感。
その痛みに頭が働きだして、昨晩の破廉恥な記憶が蘇ってきた。


(わわわわわ……わたしったら………!!!)


半ば強引に蓮に拓かされた後遺症は、若干熱っぽくてあちらこちらが痛いからだと、消し去りたいのに快 楽と情事をはっきりばっちり記憶してしまった頭。

意識がなくなるその瞬間まで、蓮は執拗なまでにキョーコのからだを内側から暴いていた。
……きっと、キョーコの意識がなくなった後も。


(……うぅっ、どうしてこうなっちゃったの!?)

「最上さん?起きてる?」


がチャリと開いて蓮が入ってくる気配がし、思わず目を閉じて寝たフリを決め込んだ。

床はいい毛を使った絨毯なのか、足音がふわんふわんと小さくしかしない。
自分の呼吸の音にすら負けて聞こえなくなりそうだとキョーコは思った。


蓮はベッドに腰掛けたのか、ギシリとスプリングが縮む音がし、キョーコのからだの右半分が少し持っていかれて沈む。
きっと寝てるかどうかの確認で顔でも覗き込まれていると考えたキョーコは、なるべく微動だにしないように努力をする。

すう、すう、と規則正しい呼吸を繰り返す。
すると、蓮の呼吸もゆったりとそれに合わさってきて、何故だか妙に気持ちが落ち着いてきた。

(え…これってなに…?)

他人と呼吸が合うだけで気分がゆったりと静まる経験などなかったキョーコは、少し戸惑う。
しかも相手は、昨晩自分の処女を勝手に散らした男のはずなのに……

そんな戸惑いが現れたのは、蓮に頬を撫でられた時だった。
うっかりしていて、蓮の指が頬に触れてきた瞬間ピクリと反応してしまったのだ。


(しまった…!)

キョーコは今ここで目覚めた風を装うべきか必死で頭を回転させるが、蓮の指は少し止まった後、ゆるゆるとキョーコの頬を撫で続けた。
その動きにバレていないと判断したキョーコは、そのまま寝たフリを続ける。

暫く頬を撫でた蓮の指は次は髪の毛へと伸び、そして首や鎖骨の辺りをとんとんと何かを確かめるようにキョーコの肌の上で踊った。
その動きが少しくすぐったいキョーコは「ん…」と鼻にかかった声を出してしまうが、蓮は気にせずまた同じ箇所をつ、つ、つとなぞる。

何度か繰り返された事で、キョーコはそれが昨晩蓮が激しく吸い付いたり噛みついた場所であることを思い出した。


(鬱血痕なんか、どうしてこんなに執拗に撫でるのかしら……)


これが所謂『キスマーク』と言われるものである事位は、耳年増なキョーコにはわかっている。
しかし、どうしてこれを蓮が付けたのかまではさっぱりわからない。

(嫌がらせにも程があるわよね…)


何度も何度も往復していた指がようやく首から離れてくれて、キョーコは内心ほっとした。

しかし、次にベッドが大きくギシッとなった一拍後、耳のすぐそばで艶やかな声が吐息と共に届けられ、キョーコの心臓は跳ね上がった。


「……寝たフリが下手ですよ?お嬢さん?」
「やぁ…っ!!」


鼓膜を直接愛 撫するかのような心地の良いバリトンが耳を直撃し、キョーコはぶるりと震えてバチっと勢いよく目を開いてしまった。
そして反射的に上がった悲鳴は、昨晩散々声を上げたせいで枯れてしまっている。


「君はキスも下手だったけど、こういう時の対処も下手だね。」
「いかんせん、『こういう時』が初めてなのでね…悪かったですね。」


だるくて仕方がないからだを頑張って横向きに丸めながら、蓮に背を向けぷくりと頬を膨らませる。

蓮はそんなキョーコに掛けていた羽毛の上掛けをばさりとめくり、まだ何一つ身に纏っていないキョーコのからだを露にした。
そして身を乗り出してその背中にちゅうっと吸い付く。


「やっ、やだ!やめて……っ」
「今朝はからだを動かす事も出来ない程かと思ってたけど…寝返り打てるならまだ平気だよね?」
「な…ナニガデショウ」
「ナニって…セッ クス?」


だらだらと嫌な汗をかくキョーコに対し、蓮の声はくすくすと笑いも混じり楽しそうだ。
そっと耳元で明確な言葉を吹き込まれ、キョーコのからだは一気に桜色に染まった。


「っ、破廉恥教師…っ!!」
「うん、まだまだ元気そうでよかったよ。じゃあ続きね……?」


ころんと仰向けに転がされて合わせることになった蓮の顔は不敵な笑みを浮かべており、瞳には静かな情 欲の炎が揺らめいている。

キョーコはこの美しい肉食獣の中に潜む激しさを思い出し、逃れられない運命を悟った小ウサギのようにふるふるとからだを震わせた。



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久し振りの仮面は通常更新で!と思ったら、ひとつワードが危険すぎました。
それでも行っちゃうけど。
喧嘩上等!!
通常更新でだってスカイダイビング…!←いやー、危険すぎるw

自分が進むべき道を迷子中。