※この話は、夜はホステスな才女きょこたんと、同じく夜はホストの准教授蓮の組み合わせです。
完全パラレルです。
たぶん次は限定(OR別館)です←ハードル上げすぎてチキンハートによろしくないです
その手の話が苦手な方はお気をつけくださいね。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
光と別れた後、結局何もすることがなくなったキョーコはふらふらと第二図書室へと向かっていた。
あまり蓮を思い出すような場所には行きたくないのだけど…でも、結局あの場所が一番落ち着く。
あの押し込められた教室さえ見なければ問題はない!とキョーコは思っていた。
しかし、残念な事に本日は問題の教室の前で蓮が待ち構えていた。
「やあ…こんにちは、最上さん。」
「……卒論で殺気だった4年生を受け持ってないと暇なんですね。」
「そうだね、他の先生達に比べると比較的自由時間が多くて助かってるよ。」
階段を登りきったところで蓮の存在に気づいたキョーコは、昨夜の件を思いだして自然と口調が『ナツ』になる。
「ああ、田中教授の講義、休講になったよね。終わりそうになかったら放っておけばいいのに、あの教授はお人好しだから……」
「あら?ご存知でしたか。」
「たまたま事務にいてね。教授が休講の連絡を入れてくるのを聞いてたのさ。」
「ふぅん…本当にたまたまなんですかね?」
教室のドアの入り口脇に寄りかかり、長い脚を投げ出し気味の蓮を見ずにその前を通りすぎようとしたのだが。
あと一歩で追い越すというところで、キョーコの目の前に蓮の大きな体が立ち塞がった。
「……通れないんですけど。」
「だろうね?わざとそうしてるからね。」
一歩右に足を出せば、蓮は重心を左に移して行く手を遮る。
きっと左に一歩を出しても同じ様に遮られるだろうと思ったキョーコは、そのままふぅ、と溜め息を吐いた。
「なぁに?センセ…あたしと遊びたいの?」
「遊びたい訳じゃないよ?言っただろう?『特別授業はまた今度』って。」
そう言ってニヤリと笑う蓮は、昨夜見た『オトコ』を全面に出した悪い表情で……
鉄黒の瞳が一瞬きらりと妖しく光ると、キョーコの心臓は一拍大きく拍動し、未だ直接触れた事のない異性の欲望への『怖い』という気持ちと共に、蓮に対する『興味』が強く湧いた。
何故、将来が期待される人気の准教授がホストなどしているのか。
学内で見る『敦賀蓮先生』とホスト『クオン』、どちらが本当の蓮なのか。
いかにも女の扱いに手馴れている蓮の手腕は、いかほどのものなのか―――
キョーコとしては純粋に、ナツとしてはからかってやろうという思惑付で、『敦賀蓮』という人物に強く惹かれた。
「…あたし、補習だって受けたことないんですけど。退屈させないでくれます?」
「ああ、きっと退屈しないと思うよ?」
「『思う』じゃ弱い。あたしを退屈させないって言えないなら、図書室へ行くわ。そこを通して。」
「じゃあわかった。絶対退屈させない。最上さん仕様の『特別授業』だからね……」
ふふんと笑う蓮に、ナツを憑けたキョーコはどうやって目の前のオトコを黙らせようかと、これからのアソビを思案する。
(『授業』なんてさせるもんですか。あたしのペースで適当にやらせてもらうわ…!)
「ならいいわ。遊びましょ?センセ………?」
蓮の手を取り、くるりと行き先を変えて件の教室へと入っていく。
先導していなければ、蓮の口角がにぃ…と上がった事に気が付つけただろうか。
踏んだ場数が違うのだから、きっと蓮はどんな状況でもキョーコに企みを気付かれる事はないのだろう。
こうして教室の扉は閉ざされた。
************
しかし目が痛くて次があんまり書けてませんorz
年始から限定(別館…?)は嫌だなぁ・・・(;´Д`)
完全パラレルです。
たぶん次は限定(OR別館)です←ハードル上げすぎてチキンハートによろしくないです
その手の話が苦手な方はお気をつけくださいね。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
光と別れた後、結局何もすることがなくなったキョーコはふらふらと第二図書室へと向かっていた。
あまり蓮を思い出すような場所には行きたくないのだけど…でも、結局あの場所が一番落ち着く。
あの押し込められた教室さえ見なければ問題はない!とキョーコは思っていた。
しかし、残念な事に本日は問題の教室の前で蓮が待ち構えていた。
「やあ…こんにちは、最上さん。」
「……卒論で殺気だった4年生を受け持ってないと暇なんですね。」
「そうだね、他の先生達に比べると比較的自由時間が多くて助かってるよ。」
階段を登りきったところで蓮の存在に気づいたキョーコは、昨夜の件を思いだして自然と口調が『ナツ』になる。
「ああ、田中教授の講義、休講になったよね。終わりそうになかったら放っておけばいいのに、あの教授はお人好しだから……」
「あら?ご存知でしたか。」
「たまたま事務にいてね。教授が休講の連絡を入れてくるのを聞いてたのさ。」
「ふぅん…本当にたまたまなんですかね?」
教室のドアの入り口脇に寄りかかり、長い脚を投げ出し気味の蓮を見ずにその前を通りすぎようとしたのだが。
あと一歩で追い越すというところで、キョーコの目の前に蓮の大きな体が立ち塞がった。
「……通れないんですけど。」
「だろうね?わざとそうしてるからね。」
一歩右に足を出せば、蓮は重心を左に移して行く手を遮る。
きっと左に一歩を出しても同じ様に遮られるだろうと思ったキョーコは、そのままふぅ、と溜め息を吐いた。
「なぁに?センセ…あたしと遊びたいの?」
「遊びたい訳じゃないよ?言っただろう?『特別授業はまた今度』って。」
そう言ってニヤリと笑う蓮は、昨夜見た『オトコ』を全面に出した悪い表情で……
鉄黒の瞳が一瞬きらりと妖しく光ると、キョーコの心臓は一拍大きく拍動し、未だ直接触れた事のない異性の欲望への『怖い』という気持ちと共に、蓮に対する『興味』が強く湧いた。
何故、将来が期待される人気の准教授がホストなどしているのか。
学内で見る『敦賀蓮先生』とホスト『クオン』、どちらが本当の蓮なのか。
いかにも女の扱いに手馴れている蓮の手腕は、いかほどのものなのか―――
キョーコとしては純粋に、ナツとしてはからかってやろうという思惑付で、『敦賀蓮』という人物に強く惹かれた。
「…あたし、補習だって受けたことないんですけど。退屈させないでくれます?」
「ああ、きっと退屈しないと思うよ?」
「『思う』じゃ弱い。あたしを退屈させないって言えないなら、図書室へ行くわ。そこを通して。」
「じゃあわかった。絶対退屈させない。最上さん仕様の『特別授業』だからね……」
ふふんと笑う蓮に、ナツを憑けたキョーコはどうやって目の前のオトコを黙らせようかと、これからのアソビを思案する。
(『授業』なんてさせるもんですか。あたしのペースで適当にやらせてもらうわ…!)
「ならいいわ。遊びましょ?センセ………?」
蓮の手を取り、くるりと行き先を変えて件の教室へと入っていく。
先導していなければ、蓮の口角がにぃ…と上がった事に気が付つけただろうか。
踏んだ場数が違うのだから、きっと蓮はどんな状況でもキョーコに企みを気付かれる事はないのだろう。
こうして教室の扉は閉ざされた。
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しかし目が痛くて次があんまり書けてませんorz
年始から限定(別館…?)は嫌だなぁ・・・(;´Д`)