と、言うわけで。(どんなわけだ)
めでたく全身どぼんしてしまいましたマックですおはようございます。

首が回らない状態を脱して「ホッ」としたのもつかの間………
自分が発したなうでピコさんをうっかりドボンさせ、自らもドボンしましたorz
ある意味道連れ状態。
ごめんなさいー!!

そして水助さんと3人でどぼんシスターズが完成しました…

と言うわけで、最優先事項が『どれでもいいから罠脱出』となりました。

ちなみにフットワーク軽く逃げたいので、もう長編にはしない!←毎度言ってるよね。
何としても中編で終わらせる…!

そんな感じでよそ様の素敵文章とは比べないで、気軽にさっくり読んでください。
こちらも気軽にさっくり脱出心掛けます。

ちなみにサブタイは悩み中。



***




―――『不安な夜 1話』から48時間前―――


「椹さん…本当に私、何かしたんでしょうか~~!?」
「いや、わからないけど…しかしそんなに怯えなくてもいいんじゃないかい?
最上さんでも社長はやっぱり怖いか。」
「当然ですよー!!呼び出されたと思ったら、この出迎えですよ?毎度毎度、遊ばれるラブミー部の身にもなってください!」

「あー…いや、そうだね。わかったよ………」


他の大手芸能事務所の社長室フロアと言うものも、こんな風に無駄に広いものなのだろうか。

……否。
おそらくこれはこの事務所のトップが、恐ろしくキレる人物であり、尚且つ独創的なスタイルの人間であるからだろう。

社長室の隣にある応接室へと続く、これもまた広い廊下は現在、サンバカーニバルの真っ最中だ。

どこからスカウトしたのだろう。
無駄にスタイルがよく無駄に愛想のいい、日本語が通じないダンサー達に道の中央を譲りつつ、壁に手をつきながら摺り足で一歩ずつ歩みを進めるのは。

この事務所のタレント部主任『椹』と、タレント部所属ラブミー部員1号京子こと『最上キョーコ』だった。

二人とも、本日は社長に呼び出されてこのフロアーに来たのだが……
直通のエレベーターが目的の階に着いたとたんに、この手荒な歓迎を受けたのだ。

エレベーターから降りるのにも一苦労。
廊下のど真ん中など恐ろしくて歩けない二人は、こうして壁際を這って歩くしか道がなかったのだ。


「お待ちしておりました、こちらへどうぞ……」


躍り狂う人波をやっと抜けたところで、二人はいつもの褐色の青年に出迎えられた。
彼はいつものバトラーの格好で、背後でまだ躍る人々の衣装と比べるとまだまともに見える。
しかし、この先に待ち構える主人の格好はまともであるとは限らない。

慣れてはいるものの、すでにカーニバル隊により戦意喪失している二人は、溜め息をこっそり吐きながら執事姿の彼の後を着いていった。



「よーぉ、二人とも!急に呼び出して悪かったなぁ。」

バトラーに連れてこられた応接室は植木などが持ち込まれ、ちょっとした庭状態になっていた。
バラの植木などに囲まれたテーブルセットが普段の応接セットよりも手前に準備され、そのテーブルにはスコーンやジャム、そしてティーセットが準備されている。

彼らの社長は帽子屋に扮し、ティーポットにカバーをかけて砂時計をひっくり返し、茶葉を蒸していた。


「これはまた……持ち込むのが大変だったのではありませんか?」

椹は呆れ顔で、でも自らが勤める会社のトップに接する態度は丁寧に質問をする。

「なぁに…これくらいは大したことはない!最上くんをその気にさせるためにはなぁ…」
「は…?」

その言葉に、椹は隣にいるキョーコを見やると……

「はわわあ~~~っ!素敵…っ!アリスのお茶会みたいですぅ♪」

目を輝かせ、妄想の世界へと旅立っていた。

「そうかそうか、気に入ってくれたかー!なんならテンを呼んでアリスの格好でもするか?」
「えぇっ、いいんですかぁ!?」
「社長……」
「お、椹はチェシャ猫でもいいぞ?」
「いえ…遠慮いたします。」

そんな不思議な会話が進みつつも砂時計の砂はさらさらと落ちて、茶の飲み時を告げる。

結局紅茶を注ぐのも菓子を盛るのも褐色の執事に全てやらせる帽子屋は、夢の世界へ今にも飛び立とうとしているアリス…もとい、キョーコに、本日呼び出した本来の目的を切り出した。

「ところで最上くん。君はいつ蓮と付き合うんだ?」

〈がっしゃーん!!〉

そのとたん、キョーコの手から美しい花柄のティーカップが滑り落ち、派手な音を立てた。



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頑張って早く終わらせたい。
なのにもう10話以上になる予感しかしないorz



ちなみに何故アリスのティーパーティーかと言うと、某漫画を妹に読ませてもらったからです←またそんな理由……
ヘラヘラ笑う掴み所のない、普段ドSな癖に某女子にのみドMなマッドハッターが好きなんですw
あとヘタレワカメも良し!