………『愛』か。
敦賀さんとお付き合いはするようになったけど、いまだに『愛』って分からないな。
だってモー子さんや天宮さんに向ける『愛』と、敦賀さんに向ける気持ちは全然違う。
それはわかってるのだけど……
友情の『愛』についてはクリアしたけど、まだ恋愛のそれについては社長さんの課題をクリアできていない私。
だからラブミー部も卒業を見送られてるのよね……
「『愛』って一体、何なんだろう……」
ぽそっと思った事が口からこぼれる。
「んなもの、私達がわかるわけないでしょ?」
「そうねぇ…わかってたら少なくともラブミー部にはいないからねぇ。」
「………それもそうね。」
ラブミー部員三人でうんうんと頷く。
いまだ仲良くラブミー部員、社長さんに遊ばれまくっている私達。
『愛』なんてお題、難しすぎますから……っ。
「何かの小説で読んだのでは、『愛』は『好き』がいっぱい集まって出来ている…で良かったと書いてありましたわ?」
最近「恋愛小説にハマっている」と言っていたマリアちゃんが、うーんと唸りながら話しだしてくれた。
「相手が『好き』だから興味が湧いて、もっともっと相手の事を全部知りたくなるから『愛』になる…?あら?なんかちょっと違う気も……うーん、何て書いてあったかしら?あれこれ読みすぎて全部一緒になっちゃった…」
一生懸命言葉を紡いでくれるマリアちゃん。
そう言えば、敦賀さんと付き合いはじめた頃に「わたくしの事はお気になさらないでくださいまし!いっぱい恋愛についてお勉強して、いつか蓮様よりも素敵な殿方を捕まえますのよ!」って言ってたなあ……
私と敦賀さんの気持ちに気が付いて、私たちの事を思ってくれるマリアちゃんは、私なんかよりもずっと大人に思える。
私がいつまでもうじうじ逃げてちゃダメだよね……
「うん…ありがとう、マリアちゃん。私、敦賀さんの事好きだよ。だから、敦賀さんが帰ってきたら聞いてみる。」
うーんうーんと可愛らしく唸っているマリアちゃんに、ぎゅっと抱き締めてお礼を言う。
「お姉様…やっぱりお姉様にはそういう優しい笑顔が似合いますわ!蓮様も大好きですけど、お姉様の事も大好きですからね。」
「えへへ…ありがとう。」
「よし!そうとなれば後は…」
モー子さんはうんと一つ頷くと、手近にあったクッションを思いっきり私に向かって投げつけた。
クッションは私の顔面にヒットする。
「わぷっ!なっ、何…!?」
「あら?私達、マリアちゃんから枕投げ大会のお誘いを受けて、今夜はここにいるのよ?」
「そうそう。お悩み相談コーナーが終わったのなら、後はぱーっとはしゃがなきゃね!」
天宮さんもクッションや枕を集めはじめた。
そう言えばこの部屋、やたらとクッションや枕が多いと思ったら…
マリアちゃんも枕を数個抱えて、私の方に投げてくれた。
「お姉様、どうぞこちらを使ってくださいね!」
「うん…っ!」
私の事をいつも気遣ってくれるマリアちゃん。
モー子さんも天宮さんも…
私、本当にこの人達に出会えて、親友になれて良かった。
*
この夜は、結局枕投げで遅い時間まで起きていて。
翌日の学校にちょっとだけ遅刻してしまった。
…だけど、たまにはそんな日があってもいいよね?
************
『好き』とか『愛』の捉え方は人それぞれ。
答えなんて一つじゃないから、オンリーワンの理由を見つけられればいいんじゃないのでしょうか?
んで、キョーコが憧れそうな女子枕投げ大会w
女の子の友情だって、なかなか捨てたものじゃないよね☆
内面レボリューションは心情が多くて、進みがのろまです。
ごめんなさいm(__)m
敦賀さんとお付き合いはするようになったけど、いまだに『愛』って分からないな。
だってモー子さんや天宮さんに向ける『愛』と、敦賀さんに向ける気持ちは全然違う。
それはわかってるのだけど……
友情の『愛』についてはクリアしたけど、まだ恋愛のそれについては社長さんの課題をクリアできていない私。
だからラブミー部も卒業を見送られてるのよね……
「『愛』って一体、何なんだろう……」
ぽそっと思った事が口からこぼれる。
「んなもの、私達がわかるわけないでしょ?」
「そうねぇ…わかってたら少なくともラブミー部にはいないからねぇ。」
「………それもそうね。」
ラブミー部員三人でうんうんと頷く。
いまだ仲良くラブミー部員、社長さんに遊ばれまくっている私達。
『愛』なんてお題、難しすぎますから……っ。
「何かの小説で読んだのでは、『愛』は『好き』がいっぱい集まって出来ている…で良かったと書いてありましたわ?」
最近「恋愛小説にハマっている」と言っていたマリアちゃんが、うーんと唸りながら話しだしてくれた。
「相手が『好き』だから興味が湧いて、もっともっと相手の事を全部知りたくなるから『愛』になる…?あら?なんかちょっと違う気も……うーん、何て書いてあったかしら?あれこれ読みすぎて全部一緒になっちゃった…」
一生懸命言葉を紡いでくれるマリアちゃん。
そう言えば、敦賀さんと付き合いはじめた頃に「わたくしの事はお気になさらないでくださいまし!いっぱい恋愛についてお勉強して、いつか蓮様よりも素敵な殿方を捕まえますのよ!」って言ってたなあ……
私と敦賀さんの気持ちに気が付いて、私たちの事を思ってくれるマリアちゃんは、私なんかよりもずっと大人に思える。
私がいつまでもうじうじ逃げてちゃダメだよね……
「うん…ありがとう、マリアちゃん。私、敦賀さんの事好きだよ。だから、敦賀さんが帰ってきたら聞いてみる。」
うーんうーんと可愛らしく唸っているマリアちゃんに、ぎゅっと抱き締めてお礼を言う。
「お姉様…やっぱりお姉様にはそういう優しい笑顔が似合いますわ!蓮様も大好きですけど、お姉様の事も大好きですからね。」
「えへへ…ありがとう。」
「よし!そうとなれば後は…」
モー子さんはうんと一つ頷くと、手近にあったクッションを思いっきり私に向かって投げつけた。
クッションは私の顔面にヒットする。
「わぷっ!なっ、何…!?」
「あら?私達、マリアちゃんから枕投げ大会のお誘いを受けて、今夜はここにいるのよ?」
「そうそう。お悩み相談コーナーが終わったのなら、後はぱーっとはしゃがなきゃね!」
天宮さんもクッションや枕を集めはじめた。
そう言えばこの部屋、やたらとクッションや枕が多いと思ったら…
マリアちゃんも枕を数個抱えて、私の方に投げてくれた。
「お姉様、どうぞこちらを使ってくださいね!」
「うん…っ!」
私の事をいつも気遣ってくれるマリアちゃん。
モー子さんも天宮さんも…
私、本当にこの人達に出会えて、親友になれて良かった。
*
この夜は、結局枕投げで遅い時間まで起きていて。
翌日の学校にちょっとだけ遅刻してしまった。
…だけど、たまにはそんな日があってもいいよね?
************
『好き』とか『愛』の捉え方は人それぞれ。
答えなんて一つじゃないから、オンリーワンの理由を見つけられればいいんじゃないのでしょうか?
んで、キョーコが憧れそうな女子枕投げ大会w
女の子の友情だって、なかなか捨てたものじゃないよね☆
内面レボリューションは心情が多くて、進みがのろまです。
ごめんなさいm(__)m