夜になって急に雨が降りはじめた。
遊びに来てくれる予定の彼女は、電車で最寄り駅まで向かっている。
世間でも休日の夜に雨。
かさ一本だけ持って迎えに出掛けた。
「つる…がさん、ダメですよ！変装も何もしてないじゃないですか…！」
場所を考え、怒りの声が小さくなる。
「うん…でも傘があるから。
…こうすれば見つからないよ？」
彼女の肩を引き寄せ、頭上に傘をかざす。
雨音が傘の上で跳ねて小さなメロディを奏でると、彼女はくすくすと笑う。
「たまにはいいでしょ？こういうのも…」
「そうですね？じゃあ、今夜は少しだけ遠回りしてください…たまには普通のデートみたいな事、したいです。」
それは秘密で近付ける魔法。
そのアイテム一つが、二人を世界から切り離してくれる。
滴のメロディに酔いしれながら、二人の距離をゼロにした。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
昨晩からアップの記事、読み返すとどれもこれもあいたたたーな感じなので。
（今回はラブレボですら痛い！）
痛くないまほうシリーズ、季節物行きまっす！
６月といえば、梅雨ですよね。
あちこちで相合傘ネタ出てて「やべ…」とも思ったのですが。
やっぱり雨が降ったらカップルの定番でしょう！
とばかりに、まほうシリーズも押さえてみました。
遊びに来てくれる予定の彼女は、電車で最寄り駅まで向かっている。
世間でも休日の夜に雨。
かさ一本だけ持って迎えに出掛けた。
「つる…がさん、ダメですよ！変装も何もしてないじゃないですか…！」
場所を考え、怒りの声が小さくなる。
「うん…でも傘があるから。
…こうすれば見つからないよ？」
彼女の肩を引き寄せ、頭上に傘をかざす。
雨音が傘の上で跳ねて小さなメロディを奏でると、彼女はくすくすと笑う。
「たまにはいいでしょ？こういうのも…」
「そうですね？じゃあ、今夜は少しだけ遠回りしてください…たまには普通のデートみたいな事、したいです。」
それは秘密で近付ける魔法。
そのアイテム一つが、二人を世界から切り離してくれる。
滴のメロディに酔いしれながら、二人の距離をゼロにした。
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昨晩からアップの記事、読み返すとどれもこれもあいたたたーな感じなので。
（今回はラブレボですら痛い！）
痛くないまほうシリーズ、季節物行きまっす！
６月といえば、梅雨ですよね。
あちこちで相合傘ネタ出てて「やべ…」とも思ったのですが。
やっぱり雨が降ったらカップルの定番でしょう！
とばかりに、まほうシリーズも押さえてみました。
