「まったくもーっ!!悔しいーーっ!!!」

崩れ落ちるショータローをほっといて、ドスドスと足音荒く楽屋に閉じこもり、衣裳の制服に着替えようとする。
……やっぱり胸も色気もないお子様には、大人なお話しは早いのかな?
敦賀さんの隣は、お子様なんかじゃ似合わないのかな……
こんなんじゃ、敦賀さんに飽きられちゃうのかな……
鏡に映る自分の貧相な身体を見て、情けなくなってくる。

(………よーし!)

ざっと衣裳を着てスタイリングチェックを済ますと、みんなのいるスタジオに向かった。

「あ、京子ちゃんおはよー」
「おはよう。」

一足先に数人の女の子達が入っていて、みんな揃うのを待っていた。

「おはようございます!
あのっ!胸ってどうしたら大きくなります?!」
「「「…は?」」」

みんなポカンとしている。
ん?聞き方まずかったかしら?

「胸ねぇ…やっぱり彼氏に揉んでもらうのが一番手っ取り早いと思うけど……」

うっ!つ、敦賀さんにこの貧相な胸を揉んでもらうの?
と言うか、触られるのは嫌なんだけど!

「それは最終手段で!その他には!?」
「うーん、牛乳だっけ?豆乳?どっちかが効くって聞いたけど。」
「私はキャベツって聞いたよ?」
「ポ○リも良いんじゃなかった?」

なーんだ!敦賀さんにお願いしなくても、いっぱい方法あるじゃない!

「そっか!ありがとう!ついでに、どうやったら色気ってつくか知ってる?」
「「「色気?」」」

あら?これも聞き方間違ってるかしら?

「んー?やっぱり彼氏とスるのが一番?」

……するって何ですか?何だかこの話はヤバそうな方向に向かう気がするわ!

「それ以外でお願いします!」
「やっぱり下着じゃない?エロ可愛いの着けてたりすると、それだけで気分がノるし。」
「ああ!それはあるねー。」

エロ可愛いの!セっちゃん時に使ったようなのかしら?


「ヒモとかは自然と色気出るようになるよね。」

「サイドがリボンの物とかは彼氏にも喜ばれるし、可愛いの多いからいいんじゃない?」

「ビーズついてるやつとか使った事ある?あれはちょっと病みつきになる気持ちよさだよー」

「えー、やだー!使った事あるの?」

「なかなかいいのよこれが!彼氏も喜ぶしねー」


………何だか話が付いていけない方向に行ってしまった気がするわ(汗)


「ありがとう!ちょっとゴメン!」


私はいったんスタジオから出ると、貴重品入れから携帯を取り出してミューズに電話をかけた。


(やっぱりスタイリングとかの話ならミューズに相談してみよう!)




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若干怪しい話になりましたけど、限定じゃなくて大丈夫かな?

(というか怪しいってわかりますか?ぼやかしすぎてわからないかな?)

最近限定の基準が緩くなってしまった気がしてきました。

胸を大きくする話は、昔友人から聞いたことあるのをあれこれ記憶の底から引っ張り出してきたものです。

どんだけキャベツネタ好きなんだ私!とも思いますけどね…

だってそう言ってた友達がいたんだもん……