2013年12月 * 拍手設置(加筆なし)


**原作沿い設定作品


※シリアス系・オリキャラ有・途中大人表現有(限定記事入ります)

特にオリキャラが蓮に絡むのが嫌いな方はご注意くださいませ。




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「………はぁ。敦賀さん、変わらなかったなぁ。」

頭からシャワーを浴びながら、私はゆっくり目を閉じた。


食事の後、敦賀さんは食器の片付けを手伝ってくれた。
食後のコーヒーを一緒に飲んで、記憶のなくなる前の事やお芝居の事を色々話した。

…まるで記憶がなくなる前のように。

違ったのは、食器やコーヒーカップのしまう場所がわからなくて少々戸惑い気味だった点。
それさえなければ、本当に記憶がないのか疑いそうになるほどだ。

(どうしよう…私の気持ち。今は持ち込まないつもりでいたのに。)

居心地がやっぱりいい。
記憶がなくても敦賀さんは敦賀さんだ。
気持ちの蓋がゆるんでしまう。

些細な事でも嬉しくなったり切なくなったりする。

(…シャワー浴びたのにスッキリしないなぁ。敦賀さん先に寝てもらって正解だったかも)

シャワーに打たれながら少しだけ涙が出たせいで、まだ少し目が赤い。

敦賀さんには先にシャワーを浴びてもらい、もう寝室に入ってもらっている。
私も後はゲストルームに入るだけだ。
こんな顔を見られなくて良かったと思いながら、髪を乾かしサニタリールームを出た。

最後に、常夜灯程度に光源を落としたリビングを消灯しようと足を向けると、ソファーに座ったままの敦賀さんがいた。








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うーん…この次のやりとりが何度書き直しても納得行かないんですよね。
今日中は無理かなぁ。





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