2013年12月 * 拍手設置(加筆なし)


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難しいよやっしー視点。
でも好きだ☆


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「あ。敦賀さん!おはようございます!!
今年もよろしくお願い致しますね!」

そう言って綺麗なお辞儀をしたのは、蓮の想い人キョーコちゃん。
しかも可愛らしい振袖を着てのキューティーハニースマイル付き!

案の定、俺の隣の蓮くんはそのスマイルにやられて固まってしまった。

「…敦賀さん?やっぱりこの豪華な振袖、私なんかじゃ似合わないですよね…」

蓮の反応に、キョーコちゃんのテンションが下がってしまう。

「いやいやキョーコちゃん!すごくよく似合ってるよーっ!
俺ビックリしちゃったよー。綺麗すぎて蓮もビックリしただけだよなっ!?」
「…うん。本当によく似合ってるよ、最上さん。」

ハッとなった蓮は、それはそれは神々しい笑みを浮かべてキョーコちゃんに向き直る。

…お願いだ、蓮くんよ。
そのキョーコちゃん限定スマイルは、場所を考えてだしてくれないか?
周りの女の子達が目をハートにして、こっちに向かってきてるぞ!!

最近の子達は「蓮が私に微笑んだー!」って言って突進してくるから、俺だって怖いんだよーっ(汗)
テレビ局のロビーで出されると、俺もフォローが難しいぞっ!


二人の会話を邪魔する者が近付いてこないように周りに気を使っていると、急にキョーコちゃんの悲鳴が聞こえた。

「何考えてるんですかっ!こんなの有り得ませんっ受け取れませんっ!!」
「これくらいは普通だろ!?先輩からの好意は有難く受け取るべきじゃないのか?」
「いいえ!!敦賀さんの金銭感覚はおかしいですってば!絶対もらえません!」

え?何事?
俺が会話に加わらないうちに何が起きた?

頭にクエスチョンマークを飛ばしている内に、キョーコちゃんは

「敦賀さんなんか知りません~~~っ!!!」

と叫んで逃げてしまった。

「おい、蓮。お前キョーコちゃんに何したんだ?」
「何って…先輩としてお年玉をあげようとしただけですよ。」
「でもキョーコちゃん逃げたよな?一体いくらあげようとしたんだ?」
「○○万ですけど…」


……………。
そりゃキョーコちゃん逃げるよな。

蓮の恋路は応援してるけど、付き合う前からキョーコちゃんにとんでもない金額の物をプレゼントするんだろうな。
そこだけはお兄ちゃんとして、きっちり注意してやらないと…


何となく近い未来起こりえる事態を想定して、俺の胃はまたキリリと痛んだ。




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お義母さまから1歳の娘へのお年玉の額にビックリした事から出来たSS。
私、高校生になっても1万円とか貰った事なかったのに…
「大きくなって欲しい物が言えるようになったら、相応の額を入れるからね」
と言ってくださり、卒倒しそうになりました。

ってか、ジャニーズは先輩が後輩にお年玉配るのは有名ですけど。
他の事務所ってどうなってるんですかね?

蓮ならキョコには絶対あげると信じてますけど…





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