あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】

あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】

あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】

あぁ、トマコの生きる道【4コマ漫画】




最近まで、珍しく夫婦仲が悪かったトマコ夫婦。


というのも…。



4月になって、精神的にいっぱいいっぱいのトマコ。


家事に育児にお仕事に。


幼稚園でぶつかった壁。


一人じゃ処理しきれなくて。


ずっとマサオに不満を持っていた。


同じように仕事をしているのにどうして私ばかりがこんなに大変なの、と。


マサオに言ったこともある。


そういった時のマサオの反応は、決まってこうだった。



「自分だって忙しい。

 今だって手伝いはしている。

 これ以上どうしろっていうんだ。」



その言葉の通り、マサオは十分してくれていた。


仕事から帰宅してからは、どんなに疲れていても子供たちと遊んでくれ。


トマコはその間にご飯を作ったりもしていた。


でもこの時期のマサオは、それ以上のことをしてはくれなかった。





けれどその中で、マサオには何の気兼ねなく仕事を頑張ってほしいという気持ちがあったり。


私よりもっと大変な人はいっぱいいるんだから不満に思っちゃダメだと思ったり。


不満に思う自分を責めたり、かと思えばやっぱりなぜ自分ばかり…なんて思ったり。


トマコは自分自身が分からなかった。




そんな状態のまま、1カ月が経ち。


ワケの分からぬ心理状態のままでいたせいか、マサオに対して嫌悪感みたいなものまで出てくるようになった…。


あんなに好きだったのに、どうしてだろう…と、更に理解できない自分。


そんな自分に対しても、嫌悪感。


そしてある日。


子供達が発熱して、ほとんど眠れなかった4日間。


それなのにいつもと同じような態度でいたマサオに。


トマコはとうとう大爆発してしまった。




いつもはケンカしても一日で終わらせようと思うトマコなのに。


どうしても気持ちの上で処理が付かなくて。


ケンカ状態のまま仕事に送り出すことなんてしたことなかったのに。


初めてそれをして。


家で一人で考えていた時に、ふと気づいた。



私は今毎日が忙しくて。


かといってマサオも仕事が忙しい。


その上で育児を最大限に手伝ってくれているマサオ。


もっと手伝ってほしいか?


仕事を差し置いてまで手伝ってほしいとは思わない。


じゃあ、どうして欲しいんだろう?




あぁ…。


分かった…。


共感してほしかったんだ…。




今日はこんなことがあった、という話をしたときに。


「オレも頑張っている。

 これ以上何を手伝えっていうんだ。」


確かにこれは事実かもしれない、けど。


そうじゃない。


その時の私は手伝いを求める話をしてるんじゃなかった。


仕事が大変ならば、仕方がないと思っていた。


それなのに、そういった話をしていたのは…。


ただ


お前はよく頑張ってるよ。」


こう言って欲しかったんだ…。


お前はやって当然だろ?的な態度じゃなくて。


頑張りを認める言葉を、かけてほしかったんだ…。




それに、「手伝う」という感覚。


お互い共働きの今、主に私がこなしている家事育児。


私はやってあたり前で、彼がやればほんの少しのことでも素晴らしいお手伝いになる。


そのことにも不満があったが。


それでも、ただの一言でも妻をねぎらう言葉があれば。


私の不満は大分違ったのだと思う。




今までのワケの分からぬ不満の原因に、トマコ自身が気づいてなかった。


気付かぬまま、その不満をマサオにぶつけていた。


マサオ自身も困惑しただろう。


現に最近

「どうしたの、トマコ…」

と言うようにもなっていた。


無理もない。


文句を言うばかりで、結局なにも的を得てなかったのだから。



申し訳ないことをしたなぁ…って思った。


マサオが帰宅したときに、その話をし。


2人で謝り合った。


それでも、家事への負担は思った以上にあったので。


一日一つは必ずやってもらうことにした。




マサオへの嫌悪感は、気がつけば消えていた。




問題の本質に気づいただけで、目の前の雲が晴れるように気がラクになり。


それに対する対処法を2人で実施することにより、長い間苦しんでいたワケの分からぬ自分の感情から解放された。




でも…。


その時ふと気づいたのだ。




なぁ太は?


最近また2歳児のような癇癪を起すようになっていたなぁ太。


なぜ?


幼稚園で疲れたから?


ううん、休日も癇癪を起したりもしていた。


赤ちゃん返り?


いや…。


もしかして…。


もしかして…?



トマコは気付いたのです。



6月16日に続きます。
(完結編です)



なぁ太の幼稚園シリーズ 次へ




思いのほか長くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。

はじめは1~2話くらいで終わる予定だったはずの話だったのですが、書いているうちに色々な事態が起きたことで(今回の夫婦ゲンカ等)結末が変わってしまい、それにつなげるために全て書き直し。

また、漫画以上に文章を組み立てるのに時間がかかりまして。

続きものなのに公開日が空いていたのは、その間に何度も文章を組み立てていたと思っていただければ幸いです。

長い文章…頭使う…!!


それと、この話をネタとして引っ張るなどというつもりは毛頭ありません。

このブログ自体、私にとっては最近ではただの楽しい育児話…というものを越え、自分の心に非常にリンクしたものになっています。

リアルな悩みや落ち込みをも、そのまま繁栄しています。

現に、昨日までの記事を読んでモヤモヤした…とおっしゃる方の気持ちもよく分かるというか…。

まさに「モヤモヤ」というのが、4・5月の自分自身へ感じていた不快感でした。

その「モヤモヤ」の原因に、この夫婦ゲンカで気づき。

なぁ太にもその「モヤモヤ」があるから癇癪につながっているのでは…ということに気づいたのです。

次回16日でこの話は終わり、17日はオマケとしてコン吉話、18日からはたまりにたまった面白話を展開します。

よろしくお願いいたします。


ちなみに昨日は結婚記念日でした。

7年目に突入~!

ケーキも何もなかったけどいいのー!

ダイエット中だから、い、いいのー!



8:54追記

携帯からのコメントを禁止させて頂きました。

以前、同じ方が名前を変えて何度も投稿されたという経緯があるからです。

携帯から見てくださっている方は本当にごめんなさい。

よろしくお願いいたします。



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