11月30日。今年のリーグ戦最終試合は、昨年の優勝校、流通経済大学と、2位の中央大学の対戦であった。
中央は今期不調で既に3敗し、ほぼ5位が確定。ただこの日流通経済を破れば、大東文化大学を抜いて4位に入ると言う試合だった。
対する、流通経済大学は、この試合に勝って、自力で二連覇を勝ち取るか、負ければ法政に抜かれ3位になり、天国と地獄の分かれ目となる試合であった。
試合は、中央の闘志溢れるプレーで、中央が押し気味に前半を終え中央の3ー7の4点ビハインドで終える。
後半、流通経済がトライを奪い3ー14とするも、すぐさま中央も取り返し10ー14。
そしてPGを2本入れて、ついに16ー14と逆転に成功。なおも中央は攻め続け、残り時間10分少々のところで待望のトライが生まれ、21ー14の7点差とした。
優勝を目前に、まさかの苦戦の流通経済は、ここから反撃を開始し、35分にようやくトライを返したが、ゴールが決まらず21ー19の2点ビハインドのまま、時計がどんどん進む。
規定の40分が過ぎ、流通経済が最後のチャンスを、中央ゴール前で迎え、攻め続けるが、中央も必死の防御で堪え、逃げ切りを図る。44分過ぎ、ついに流通経済にゴールラインを割られ、再逆転。21ー26で優勝を手にした。
私は試合を見ていない。見た人の様々な話から、ある事が見えてきた。ロスタイムの判断は、通常タイムキーパー制をとっていない場合、レフリーの判断に委ねられる。この試合のケースも後者の方だった筈です。
ラグビーの試合でのロスタイムは、通常せいぜいあって2分が平均値。4分、つまりハーフ40分の10%に当たる時間のロスタイムは、なかなか発生しません。
この試合も、おそらくロスタイムは2分程度。そこからは、中央がペナルティを2回繰り返し、プレーが継続したものと思います。つまり、ラストワンプレー状態のまま、試合が継続されていたんですね。
中央のOBの話では、このワンプレー状態の中で、ノックオンでも試合が継続された。と聞きました。ノックオンはペナルティでは無いので、タイムアップしていたら、その場でノーサイドの笛が正しいのですが、試合を継続した結果、流通経済の逆転トライが生まれたと言うのです。
もしこれが本当なら、レフリーは、流通経済に温情的なワンプレーを与えてしまい、この試合の結果を変えてしまった事になりますね。確かに、2点差まで詰め寄り、ゴール寸前まで攻め込んで居て、リーグ優勝か、はたまた3位転落で、大学選手権で、死の帝京組に行くのかの差は、天国と地獄。私がレフリーでも、あと1プレーやらせてやりたいと思う気持ちになるかも知れません。
でも、それをやっちゃいけないんですよね。アンフェアーです。レフリーの判断は絶対だけど、神じゃ無い。試合の結果に関わるプレーこそ、しっかりした判断をして欲しいものですね。
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