流通経済大学と、どう戦えば勝てるか! | ラグビーを楽しもう!  

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流通経済大学の二試合のデータが入手できましたので、それを分析し、勝つための対策を考えてみました。


私は、試合のビデオを見たわけでもないので、あくまでデータ解析により叩き出した対策と思って読んでくださいね。



二試合のメンバー構成を見てみると、半分近くが3年生以下で、やはり若いメンバー構成になっています。昨年の優勝メンバーの4年生が抜け、大きく入れ替わって、その時の3年生があまり育って居ないとも見えますね。


メンバーも、1戦2戦と固定されてなく、まだ監督さんの判断も試行錯誤の状態と言えるでしょう。とくにバックスは、大きくいじってきています。バックスで初戦から変わって居ないのは、9,13,14の3ポジションのみ。後は、新人の切り札、合谷の使いどころも、初戦でFBだったのに対し、第二戦の日大戦では、SOで使ってきました。



試合の組み立てとしては、FWが元気な前半は、機動力のある第三列駆使した攻撃で、攻めてきます。FWでの攻撃へのこだわりが、データにもはっきり出ています。前半戦で生まれたトライは全部で3本。その三本とも、7番辻と8番高森のFW第三列から生まれています。



このデータからは、モール・ラックのサイド攻撃などで、ボールをできるだけキープしながら、攻撃してくる事が予想されますので、前半戦は特に要注意です。ラックなどの多くの選手が巻き込まれないように注意すべきですね。



FWが消耗し始める後半には、切り札合谷を使ってくるのが、この2戦での戦い方でした。第一戦の中央大学戦では、後半の後半でFB合谷が立て続けに2本トライを取って、8-3のどちらに転ぶか分からない局面で、中大を突き放しました。


日大戦では、その切り札合谷を、スタンドオフで使ってきました。日大のスクラムハーフが後半7分にまず追撃のトライを上げ、17-14と3点差に詰め寄ると、またFWプレイでナンバー8高森がトライを上げ、再び10点差とすると、7分の膠着状態の後、合谷のPGで3点追加して、20分には、再び合谷のたたみ掛けるトライで試合を決めました。



流通経済大学の全得点は、57点、その内、3T 5G 4PGを決めているルーキー合谷の得点は、37点。なんと65%をこの新人選手に依存している事がデータから浮き彫りになります。
つまり合谷選手を自由にさせないように、強いプレッシャーを掛ければ、流通経済大学の得点源を封じる事ができるのです。


FW第三列の機動力については、私は今年の法政の出来から、互角と見ています。ですので、自陣での第三列の攻撃さえ封じれば、決定力のある攻撃は全て封じられる事になるのです。あくまでデータ上の話ですがね。



第一優先は、ルーキー合谷封じ。これに付きます。トライを取られたとしても、ハーフで1本以下のトライに抑える事が出来れば、20点前後での攻防で、法政にも勝ち目があると言えると思います。



FWの機動力全般を見ると、プロップの石澤選手の2試合2トライの活躍を見ても分かるとおり、第三列だけでなく、活躍する選手がいるので、法政の方が上だと見ます。また、ディフェンスでは、日大のスクラムハーフに、トライをト取られています。後半の追撃のトライですが、これは、攻め込まれた後の、モール・ラックサイドを潜られたかなにかしたんでしょう。サイド攻撃に対する防御に、盲点があるかもしれません。



とにかく、相手の強みを封じるディフェンスを、組織的に行い、流通経済の第三列とルーキー合谷を完全に封じる。それが、活路を見出す唯一の方法です。高校JAPANと言っても、去年まで高校生。法政の選手たちは、ここで意地を見せなきゃいけません。一人の良い選手が居ても、ラグビーは勝てない。それを思い知らせる良いチャンスです。



体育の日、10月8日は、私にとって大切な日でもあるので、この日の試合を勝利で飾ってくれれば、とても嬉しい。今週1週間の小野木監督の仕上げの練習と戦略に期待したいです。



↓↓↓ 法政は戦略さえ間違えなければ、勝てます!応援宜しくお願いします!

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