今日は落語を見に行った話でも。
落語なんて見に行った経験のある若い人はそうそういないのではないでしょうか。
僕は小3から中3までそろばん教室に通っており、そこでは月一で「お楽しみ会」と称して落語会(もちろん本職の方)やお菓子クジ引きなどのイベントがあったので、落語には少しだけ馴染みがありました。
客層はほとんどが年配の方でしたが、だからといって若い人には楽しめないというわけではなく、単に僕ら若い世代が、落語の良さを知ってないだけとも言えます。
落語とは、扇子とハンカチと己の表現力と話術だけで、登場人物たちのやり取りや性格や風景などを表現しなければなりません。
さらに彼らは座布団で正座が基本であり、立って演技をすることは不可能です。その上でストーリーや登場人物や舞台背景といった様々なイメージをお客さんの脳に思い起こさせて、かつ笑わせなければならない。
これはめちゃめちゃ難しいですよ。
この日の落語の中では、僕は【学級委員】というネタが特に面白かったですねw
アホ息子が学級委員になぜか立候補し、お父さんとお母さんが息子を当選させようと自己PRを必死に考えてあげるも、いざ本番になると出てきたのは息子と【安倍くん】と【橋下くん】。あれ?どっかで聞いたことある名前が立候補してるぞと僕ら観客も半笑いで思いつつ、最終的には橋下くんが息子と一票差で学級委員に当選。「惜しかったなぁ」とオトンが息子に励ましの言葉をかけると、その息子が「流石橋下くんやな!スピーチ凄い良かったから僕も橋下くんに投票してん!(※自分に投票すれば自分が当選してた)」というオチ。
安倍くんのスピーチも橋下くんのスピーチも、実際の彼らの政策を上手いこと小学校向けにアレンジした内容でしたし、上手いことストーリー練ってんなぁと本気で感心しましたよw
落語で1番面白かったのはこの学級委員ですが、1番凄かったという意味では【ラッキー舞】という方の武芸百般です。