自分は決して、上級と言い切れるほどの英語レベルではありません。

 

「中の上」ぐらいかな。

 

もしそれでは謙遜し過ぎと言われるならば、「上の下」です。

 

普段は英語を喋らないし書かないので、たいして出来ないし、英語教室に通っていた頃よりもどんどん出来なくなっています。

 

とはいえ。

 

人の書いた英文を見ていて、あまりにも不定冠詞が抜けていたりすると、目に留まります。

 

どんな文がネイティヴ的な英語表現なのかは私もまだまだ判らないのですが、「これは可算で、a なになに、と書くべきなのでは?」「ここは an なんとか、なのではないのか??」とか疑問に感じることはある。

 

たとえば、a beginner とか、an English teacher とか。

 

たぶん、ライティングの基礎コースに通ったことがあるからだと思います。スピーキングよりも文法を意識するし、先生から指導されますので。

 

coutable なのか、 uncountable なのか。(可算、不可算)

specific なのか、unspecific なのか。(特定、不特定)

 

など。

 

簡単な英作文とかパラグラフライティングを宿題でやっていくと、カナダ人の先生が添削してくれたんですが、間違えないようにと思って、Googleで""(ダブルクォーテーション)で区切って絞り込み検索し、実際に多く使われている表現を確認しました。

宿題だったらその場で喋ったりするのと違って、確認に時間をかけられますので。

 

この文脈で適切なのは、"an apple" なのか、"the apple" なのか、"apples" なのか。

 

ここで使う前置詞は、on が適切なのか、in のほうが良いのか。などなど。

 

同じ単語でも文脈によってどの冠詞や前置詞が良いのか違うし、単数なのか複数なのかで意味合いが変わることもある。

 

単複で意味が違うので有名なのは、たとえば paper ですが。

このあいだトランプさんが、事業の経営を息子たちに譲るための書類の束を指して、these papers とか言っていて、そこだけ理解できたんですがw、「紙」(不可算名詞)の意味でなくて、「書類」だったので、可算(countable)なのです。

 

※と思って英英辞典で確認したら、可算なのは「新聞」の場合で、「書類」の意味では複数形(plural)という考え方で、papersとなるみたい。英英辞典を使えるようになるとこのへんの確認に便利。英英辞典は平易な英文が読めるようになってからでないと難しいですが。

 

別に、「理詰めで逐一考えなければならない」「文法的に正しくないといけない」と言いたいんでなくて、こういうのって、日本語で言えば「てにをは」みたいなものだと思うのです。

 

少しずつ気を付けて真似して行ったほうが、英語が上達するんじゃないかと思うのです。赤ちゃんが母語を習得するのとは違うので、ある程度意識して気づかないと、向上しにくいと思う。

「間違ってはいけない」んでなく、「より良くしていくため」です。

 

英語が母語の人にとっては意識せず自然に使えるものなのでしょう。

言い間違え、書き間違いはあるのかもしれませんけど。日本語ネイティヴだって、てにをはがおかしくなることはありますよね。

 

冠詞の感覚を少し掴めるようになるきっかけになったのは、英語教室の授業(先生の教え方)と、マーク・ピーターセンさんの『日本人の英語』かなあ、やっぱり。

と久々に思い出しました。

 

中級者向け以上の感じなので当時読みにくかったですが、冠詞の話は理解しやすかったです。「私にとっては」ですけど。

感覚だったり理屈だったり、人によって理解しやすい説明が異なるので、いろいろ探ってみるのが良いと思います。

私は理詰めの文法理解が苦手ですが、そういうのが得意な人もいます。