先週水曜日に休みを取って、東京・上野の国立西洋美術館に、カラヴァッジョ展を見に行ってきました。見に行きたいと思っていてやっと行った。



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れれれ?

だが、しかし。いつもの正面入り口が閉まっている!


と思ったら、サミット前だったので特別警戒中なのでした。閉館日かと思って一瞬びっくりした。



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西門にお回りくださいと。


横にある入り口から入ると案内係がいて、今日は手荷物検査をすると呼びかけている。


チケット売り場でチケットを買った後、横に設置されている検査場に並びなおして、いつもと違う入り口から入館しました。


そんなに厳しくチェックされなかったけど、一応、金属探知機でボディチェックをしていた。


お昼前ぐらいだったかな。そんなに並びませんでした。


午後、帰るときにはもっと列ができてましたが。

ダウン


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館内にもガードマンさんがところどころ立っていた。



さて、カラヴァッジョ展ですが、、、、


実はカラヴァッジョ本人の作品よりも、彼に影響を受けたカラヴァジェスキ(カラヴァッジョの画法を模倣し継承した同時代及び次世代の画家たち)の作品のほうが多かった(笑)


これでは、<カラヴァッジョとその仲間たち展>と言ったほうが正しいのでは!?


少なくとも、<カラヴァッジョの世界展>ぐらいの感じで。


これで<カラヴァッジョ展>というのはちょっと詐欺じゃないか~と、ちらっと思ってしまいました。


ラ・トゥールの「煙草を吸う男」など良かったですけどね。


あとは最後のほうで、「エッケ・ホモ」、ラテン語で「この人を見よ」という意味だそうですが、ピラトがキリストを民衆に示して無罪を訴える場面の絵を競作したらしい、チゴリ(本名:ルドヴィコ・カルディ)とか。


良い絵もありました。迫力のある絵、可愛らしい絵、美しい絵なども。


でも、もうちょっとカラヴァッジョの作品が多くてもいいんじゃないかなー

わりと若く死んだ人だし(38歳)、寡作だったのかな?と思ったけど、最後のほうに掲示してあった世界にある作品を見たらもっとたくさんあったし。


良い絵もあったんだけど、やっぱり、カラヴァッジョの元ネタ(模倣の手本となった作品)と比べちゃうと、カラヴァッジョは「さすが先生」、と思ってしまう。

キレが違う気がするんだな。


人間的には短気でかなり困ったない人ですけどね(^^;

裁判記録の書物も展示されていたけど、あの人は何度も警察沙汰を起こして、ついにはケンカのはずみで人を殺して逃亡とかしていた人ですからね。


実際にカラヴァッジョと会ったことのなかった人々も、彼の絵に影響を受けて取り入れたというんですから、腕前はすごかったんでしょうけど。

実際、見てもいい絵が多い。ナルシストっぽいけどさーw



あっと驚くタメゴロウ~


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手前はポストカード。

円形のほうがメドゥーサ、っていうか男じゃん、これではw

カラヴァッジョ本人がモデルかもしれないといわれてますが。

(メドゥーサはゴルゴン三姉妹の1人で女性)


メドゥーサは平板な凸面(盾みたいな)に描かれているんですが、精巧に描き込まれて、人物や装束が立体的に見えて素晴らしかった。


パンフレットにも使われている右の少年は「トカゲに噛まれた少年」

これも若い頃の自画像の可能性があるんだったかな。

なんか肩を出してる絵が多いんだよなー


ちなみに、「トカゲに噛まれた少年」に影響を受けたらしい、「カニに指を挟まれる少年」(ピエトロ・パオリーニに帰属)という作品が展示されていまして、思わず、「おまえら、真似をするのもいい加減にしろよ!(笑)」と心の中でツッコミを入れてしまいました。


※おまえらというのはカラヴァジェスキのこと。


もちろん、彼らは真面目に学んで取りくんでいるんだけど、何も蟹に挟まれなくても・・・・・・しかもそのカニに指を挟まれた人は、少年というには大人すぎる容貌だと思ったし(苦笑)

こういう絵を描いたのは、ミケランジェロ(カラヴァッジョのファーストネームもミケランジェロなんですが、これはかの有名なミケランジェロのこと)が、驚いた顔だか痛みを感じた顔だかが難しいって言ったんだったかな、だからそういう表情を描き出すのが主題です。



このキリストの絵は良かった。

全体像はチラシの内側より。

手前は部分拡大したポストカードです。


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全体図のも買ったけど。


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チケットにも使われているので、目玉作品の1つなのでしょう。


そうそう、「エマオの晩餐」でした。「日曜美術館」とかでもやってたっけ。


復活したキリストを、そうとは知らず食卓に招いて、イエスだと気づいたら姿が見えなくなったという聖書の場面。


カラヴァッジョのことは名前をちょっと聞いたことがあるかも、ぐらいで知らなかったけど、本国イタリアでも偉大と言われるだけあって、なるほど素晴らしいと思いました。


なので余計に、もう少しカラヴァッジョ本人の作品があれば良かったのにな~と思う次第です。


でも行って損はないと思いますよ。見応えはある。

(カラヴァッジョとその仲間たちのつもりで行ってください)


もし可能であれば、平日の午前中から行くと、比較的空いていると思います。

土日でも午前中のほうが空いているんじゃないかな。


今回は時間がなくて常設展を見なかったけど、企画展のチケットで常設展も見られるので、お時間が許す方はぜひ、常設展も見て行ってください。

けっこういい作品がありますので。








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