こんにちは。
ジュリエットです。
今日は晴れて良かったですね。
昨日Blogにアップした西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリー 『柳原白蓮の生涯展~愛に生きた歌人~』の続きです。
★NHKプロモーション
生誕130年記念、明治、大正、昭和と激動の時代をみずからの意思で歩んだ稀有な女性の生涯。ジュリエットさんは公式ガイドブックを購入しました。とても読み応えがあります。この公式ガイドの監修は、宮崎龍介氏、白蓮さんのご長女蕗苳さんです。だからこそなし得たこの公式ガイドの中身の濃さなのですね。
そこには客観的な柳原白蓮さんの生涯を見つめる眼差しと、家族の眼差しがあり、センスと品のある素晴らしい本であると思います。
ガイドブックからの引用です。
➖1885年東京で柳原前光伯爵の次女として生まれる。本名は燁子。大正天皇の従妹。大正三美人の一人。佐佐木信綱に和歌を師事。北小路家に養女に出た後、同家で結婚するが、離婚。柳原家に戻り、編入した東洋英和女学校で村岡花子らと交流。
卒業後、福岡の炭鉱王で富豪の伊藤伝右衛門と結婚、華やかな文化サロンを開き「筑紫の女王」の異名をとった。しかし夫らとのあつれきに悩むなかで、戯曲上演をとおして知りあった東京帝国大学の学生、宮崎龍介と恋愛関係になり、新聞紙上で夫宛ての「絶縁状」を発表して出奔する、いわゆる白蓮事件を起こす。
華族からの除籍、実家での幽閉同然の生活など曲折を経て龍介と結婚、一男一女を得て、分筆活動を展開。夫の社会運動やアジアとの交流も支える。終戦間近い頃に長男が戦死。戦後は「悲母の会」など平和運動にも携わる。1967年81歳で死去。➖
NHKの朝ドラをご覧になっていた方は、そうそう。私も知っているって、ドラマの中の仲間由紀絵さんのシーンを思い出しませんか?
この公式ガイドにはたくさんの写真があります。
ドラマですと若い頃の美しさだけが記憶に残っていますが、実際の白蓮さんは、お歳を召されるごとにさらに美しさを増す方だと思います。
大正の三大美人とは、九条武子さん歌人、柳原白蓮さん歌人、江木欣々さん新橋の芸者さんで、法律学者の江木衷氏の夫人だそうです。または江木欣々さんの代わりに林きむ子さんとなっている場合もあるそうです。
本当に皆さん美人ですね。
このギャラリーには白蓮にゆかりのあるものが、たくさん展示されています。大正天皇の生母、柳原愛子様から送られた打掛けや、白蓮直筆の歌に日本刺繍刺して作成された掛け軸などもありました。
白蓮と伊藤伝右衛門の結婚写真!この方が本物の伝右衛門さんです!
白蓮愛用の文机
白蓮が使用した絵封筒
恋文
お写真は公式ガイドからお借りしました。
派手な絵画や展示物はありませんが、1人の女性が懸命に生き抜いた証しがあります。
歌人としての歌と、そして素晴らしい書が飾られていました。
また書き留めた歌を一冊にまとめた初の歌集『踏繪』 、装丁と挿絵、竹久夢二 など、歌集の初版が展示されています。その他の歌集もありましたよ。どれもとても美しい装丁でした。
この公式ガイドブックは1800円です。写真と、代表的な展示物、また達筆過ぎて内容のわからない恋文の訳もあります。
ここまで素直に恋文を書くことのできる女性は、ある意味あっぱれです!純粋な方だったのですね。
若い時のお写真は瞳が寂しげに感じるのですが、愛する宮崎氏とあたたかい家庭を持たれてからは、凛とした強い女性の意思を感じる眼差しです。
全ての思いを歌に込めて!
愛に生きた歌人柳原白蓮に出会うことのできる素晴らしい展示だと思いました。
16日まで東京で開催、その後は全国を回るようです!
ぜひお時間があればご覧になってみて下さい。
★昨日のBlog
ジュリエットでした。