国内の各大学で論文倫理を強化 | 東京三葉Web速報

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「STAP細胞」を巡る論文不正疑惑を受け、国内の各大学では論文やリポート作成について学生への倫理教育を強化する動きが広がっている。

他の論文などからパソコンを使って無断転載する「コピペ」防止対策のソフトを導入する大学もあるという。

各大学での不正防止対策

STAP細胞の研究を主導した小保方晴子・研究ユニットリーダーが在籍していた早稲田大学では、1997年から全学部・大学院の新入生を対象にコピペの問題も含めた情報倫理についての授業を必須とし、2008年からは全学年を対象に研究倫理についての講座も開設している。

更に12年」からは国内の大学に先駆け、論文盗用を検知するシステム「アイセンティケイト」を導入していたが、小保方氏の博士論文についての疑いが発覚した為、調査委員会の結論を待って、新たな再発防止策について検討する意向である。

名古屋大では、5日にあった大学院の入学式辞で「コピペは、科学者としての誇りと自尊を捨てるもの。データの改ざんは多くの人を欺く行為」などと挨拶し、現在では「アイセンティケイト」の制度化も検討している。

同志大では2005年に教員を対象とした研究倫理基準を制定し、不正防止の研修も実施してきたが、今回の騒動を受け、学生にも対象に論文の「捏造・改ざん・盗用の禁止」を呼びかける内容に見直すことを検討している。

yahoo!ニュースより引用

今回の騒動で、ウェブサイト上で検索できる文書と学生のリポートの類似性を判別しコピペを見抜くソフトも人気が上がっていたりと、大学には多様な防止対策が求められるが、学生一人ひとりの意識の教育をしていくことが一番大切なのではないだろうか。

これからの大学の教育に注目していきたい。