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a beautiful tomorrow yea

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.読者登録してくれた人からいただいたメッセージや、日々いただくメッセージに目を通していると、「音楽」好きな人が多いことに、改めて気付かされる。テーマを「音楽」で綴るのは、意外と難しいもので、いざ書こうと思うと頭に浮かんでこなかったり、毎回同じミュージシャンばかりを取り上げるのも飽きられるだろうし、かといって、オススメできるような「音楽」があるのかといえば、最近ホントに少なくなってきているのが現実問題なのかな。


昔からのメッセージに改めて目を通してみたりしたが、これからも気まぐれに、ブログを綴っていこうかと思う。最近になって、初めて『ロッキング・オン』編集長のブログを覗いてみたのだが、「音楽」には一言も触れられておらず、日々、日経新聞から記事の切り抜きばかり、そういうブログも悪くないと思った(笑)。


すごく面白くて ファッションミュージックの話もセンスいいです。また見たくなります。


実は、一度だけアルマーニのお店に行ったことがあります。お店の方ともちょっとお話ししたりもしてみました。


はじめまして。モードファッションアートに興味があることから記事を読ませていただきまして、愛読したいと思ったのでメールさせていただきました。宜しくお願いします。


物事のとらえ方私的な分析の角度が好きです。これからも楽しい記事書き続けてください。


13日に近くの美術館でSANAAの妹島和世と西沢立衛の講演があったようなのですが、逃してしまいました。建築から離れようとしているとはいえ、大きな失敗だと思ってます。


かなり惹き込まれてしまいました。



切り口が面白いです!



インターネットの出現で、雑誌は終わったメディアだと揶揄されているようだが、俺はそう思わない。雑誌が好きで、小学生高学年の頃から高校生までの期間(1980年代)、毎月購入していた雑誌がいくつかある。それは、音楽雑誌の『Rockin' On』と映画雑誌の『Screen』、『Roadshaw』(2009年1月廃刊)の3冊なのだ。


ロッキング・オン』に関していえば、小学生の頃から大学生の頃まで、毎月購読していたのだが、小学生当時に周りを見回しても、『ロッキング・オン』を読んでいたのは、俺くらいしかいなかったことを記憶している(笑)。あの当時(現在も)、日本はひどい音楽(歌謡曲、現在はJ-POP)ばかりが溢れていたが、流されることなく、英国を中心に洋楽ばかりに耳を傾けてきたように思える。


デヴィッド・ボウイ』の音楽に惹きこまれていったのが1983年からなので、それ以前は周り(親戚など)の影響により、ビートルズなどをよく耳にしていた。『ロッキング・オン』という雑誌が、現在も廃刊されることなく、毎月発行され続けているのは、洋楽好きなリスナーが日本にも潜在的にたくさんいることを証明しているんだろうね。


ここ数年、『ロッキング・オン』は、デヴィッド・ボウイが取り上げられるとき以外は購入していないのだが、1980年代後半のバブル期から、ダンスミュージックばかりを私的に聴き漁るようになってしまったことが影響しているのかな。要するに、幼少期から英国のロックばかり聴いていた俺が、良い悪いは別にして、ユーロビート~ハウスミュージックという全く異なるジャンルの音楽に目覚めてしまったからだろうね、ジャズも合わせて。


その(ロックの)代わりとして、クラブ(ハウス)ミュージック専門の音楽雑誌である『LOUD』とか『FLOOR』の2冊を購読するようになったのだが。それぞれに、内容はマニアックである一方、クラブイヴェントのレポートやパーティピープル(女の子)の顔写真などが掲載されていて、とても興味深くて面白い雑誌に思えるのだ。ここ20年で、私的にロックはほとんど聴かなくなった代わりに、ハウスミュージックとジャズを毎日のように聴くようになったのは、時代が変わったのか?それとも俺の志向が変わったのか?大した問題ではないにしろ、改めて“”が、俺にとって、いつの時代も“クール”な存在であり、“感性”を刺激される大切なモノであることに異論はないのだ。


そんな音楽の本場である英国や米国には、俺好みの音楽雑誌がたくさん揃っているのだが、デヴィッド・ボウイが取り上げられたときには、HMVをはじめ、青山ブックセンターで必ず購入するようにしている。どちらかといえば、米国よりは、英国の音楽雑誌のほうが好みなのかな。


英国の代表的な音楽雑誌・・・Mojo/Q Magazine/Uncut

米国の代表的な音楽雑誌・・・Rolling Stone/Spin/Vibe


過去のブログで、『Mojo』『Q Magazine』『Uncut』の中で、デヴィッド・ボウイが取り上げられたときは、その一部をブログでも取り上げたことがある。また、ボウイの名曲“The Man Who Sold The World”を、ニルヴァーナのカート・コバーンがカヴァーしたことについて、過去ブログで言及したこともあるが、そのカヴァー曲にについて、『Spin』最新号の中で触れられているのだ。その曲が、“The 50 Greatest Cover Songs ”の1位に見事選出されている。


ところで、このブログは、ライフスタイルを中心に、ファッション(モード)について触れていることが最も多いようにも思えるのだが、実をいうと、趣味の範疇でいえば「音楽(洋楽)」が一番詳しい分野であって、次に「モード」、「グルメ(レストラン)・シャンパン」、「映画」、「海外旅行(ニューヨーク)」、「デザイン・アート・建築」と続いていくのだ。あくまでも、俺の“視点”で書いているので、好き嫌いの問題は否めないだろうが…。アメブロの有名人ブログでは、「あれもいい、これもいい」などと、ブランドの宣伝(紹介)をしているブログも見かけるのだが、そんな退屈で、個性のない仕事は、俺には真似できないね。


1996年に『Wall Paper』を創刊したタイラー・ブリュレが、過去に面白いことを言っていた。


有名なモデルや有名な写真家はアイキャッチにはなるかもしれない。だが、人が記事を読む時、モデルを見たいのか? それとも服を見たいのか? もちろん、服だ。ならモデルの顔はトリミングでカットしてしまうくらいで問題ない。僕が求めていたのは、そういうことだ。当時流行していたぼんやりとした写真ではなく、隅々まで光が回ってはっきりとアイテムや表現したいものが見えること。それに誰かの“作品”や“表現”に余分なギャランティを払うより、その写真がしっかり雑誌の一部であることのほうが重要だ。だから初期の頃は、僕が求める写真を理解してくれるフォトグラファーがいるスウェーデンでよく撮影した。


誰もが『読む雑誌がない』と嘆いている。


新雑誌は政治や経済とデザインやファッションといったライフスタイルコンテンツが同じ比重を持つ、まったく新しいコンセプトだ。僕が『ウォールペーペー』を離れて以来、世界は大きく変わった。各地で戦争が起こり、政治状況は著しく変化している。今一番ニュースなのは政治とビジネスだ。僕にとって雑誌はいつも現実を映す鏡なんだ。


俺はモデルの顔は必要だと思うが、彼の伝えたかったことも何となく理解できるのだ。ファッション界きっての情報媒体であるニューヨークの日刊新聞『WWD』は、学生の頃から毎号必ず目を通しているが、大した内容は書かれていなくとも、とても興味深いものである。


雑誌は、ニッチなマーケットやハイエンドなものづくりの場においては、これからも十分機能すると思う。

―Stefan Sagmeister


沈んだものが浮かび上がるように、満たされたものが空になるように、そして空っぽのものがいっぱいになるように、雑誌はやがて新しいエネルギーとともに生まれ変わるだろう。

―Bruce Mau

In The Groove写真:上は、ノーマン・フォースター建築のハーストタワー(中央のガラス張りの斬新なデザインの建物)。
In The Groove
Cosmopolitan 38F/Herper's Bazaar 25F/Esquire 21F

昨年の5月、マンハッタンにあるファッション工科大学でアルマーニが講演後、ハーストタワーにてイヴェントも行われた。
In The Groove ニューヨークで宿泊したリッツ・カールトン・バッテリーパークの客室に置かれていた雑誌(写真:上)。

左から、Esquire,Conde Nast Traveler, Herper's Bazaar


雑誌のカテゴリーはたくさんあり、英国と米国を中心に色々と創刊されているようだが、私的にオススメの海外雑誌など…。


■Lifestyle・・・Esquire, GQ

■Fashion・・・Vogue, Herper's Bazaar, WWD, Numero, i-D(英国)

■Design・・・Fab(イタリア)

■Food・・・特になし

■Journalism・・・The New York Times Magazine(米国), LIFE(米国)

■Cinema・・・Maxim(米国)

■Photograph・・・FOTOGRAFIE(ドイツ)

■Kids・・・特になし

■Sports・・・特になし

■Architecture・・・El croquis(スペイン)

■Interior・・・Elle Decoration(英国), wallpaper(英国),

Vogue Living(オーストラリア), CASE da ABITARE(イタリア)

■Music・・・Mojo(英国), WIRE(英国), Q Magazine(英国), Uncut(英国)

■Travel・・・Conde Nast Traveler(米国)

■Cars・・・特になし

■Nature&Science・・・特になし

十人十色のブログがあっていいとは思うが、ビジネス色の強いブログは…。私的には、ファッションブログであるとか、グルメブログであるとか、海外生活ブログであるとか、何かに“こだわり”の感じられるテーマのほうが面白いかと思う。



例えば、雑誌か何かでクリスチャン・ルブタンのメンズスニーカーが紹介され、早速そのスニーカーを購入するようなことは、俺はけっしてやらないし、馬鹿げていると思う。そもそも、流行りモノに飛びつくなんて、20歳(ハタチ)頃までの衝動だと思うし・・・“スタイル”がなさすぎる。


とはいえ、東京の最先端ともいえるセレクトショップ「リステア」の9月の売れ筋ベスト3だが・・・


1位 クリスチャン・ルブタンのスニーカー

2位 モンクレール・ガム・ブルーのチェックブルゾン

3位 トム・ブラウンのエクスクルーシヴシャツ

不況不況といわれる世の中でありながらも、トーキョーでは新しいモノから真っ先に売れていくようだ。ここまで、わかりやすいマーケットは他にないんじゃないのかと思えるくらい、トーキョー的なのだ(笑)。


Have a nice day !