In The Groove

a beautiful tomorrow yea


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私はいつも自分をびっくりさせている。

人生に生きる価値をもたらすのは、

それだけだから。

―オスカー・ワイルド

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昨日、『ニューヨーク』が特集された雑誌「
Pen」(5月15日発売)を購入した。



ニューヨークに20年以上、毎年足を運び、ニューヨークを知り尽くした俺にとっては、読むに足らない薄い内容であったが、ニューヨークを知らない人にとっては、それなりの内容なのかもしれない。





タイトルは、「古きよきアメリカを探して、男のニューヨーク」。今から14年前の1998年に発行された「Pen」8月号(当時は月刊誌だった)のタイトルは、「1冊まるごと 男のニューヨーク」だった。付け加えると、当時の定価が490円で、現在は630円だ。




今号の特徴は、ニューヨークをよく知る目利き7人が案内する構成となっており、その目利きのひとりが、有名ファッションデザイナーのトム・ブラウンその人なのだ。



トム・ブラウンは過去に、『Esquire』『WWD』『東京カレンダー』等々、ニューヨークを特集する際、必ずと言っていいほど登場してくれる「いい人」であり、ジョルジオ・アルマーニの元販売スタッフなのだ。





トム・ブラウンは、1965年ペンシルバニア州生まれのノートルダム大学卒の、ニューヨーカーであり、今回彼が注目したのは「建築」。以下のとおり、クラシックなニューヨークをオススメしてくれている。





1.フォーシーズンズ・レストラン

2.リヴァー・ハウス

3.ニューヨーク公共図書館

4.シーグラム・ビル




コンチネンタル料理を提供する「フォーシーズンズ・レストラン」は、「シーグラム・ビル」内に位置したニューヨークで最も有名なレストランのひとつであり、誰もが知る「ニューヨーク公共図書館」は、彼が昨年9月にコレクションを開催した場所だ。



過去を振り返ってみれば、2007年11月号の『Esquire』誌が、ニューヨーク特集号で面白い内容だったため、当時のブログでも取り上げた。同誌130ページは、「ファッションデザイナー、トム・ブラウンのお気に入り。クラシック・レストランの実力」といった書き出しで始まり、「過去にも、‘40年代、’50年代といった古き良きアメリカのクラシックへの憧憬」などと紹介されていた。





そう、2001年にデビューしたニューヨークブランド「トム・ブラウン」については、過去にブログで何度も取り上げているため、説明は不要だと思われるが、2005年頃からデヴィッド・ボウイが身に纏ったハイブランドだといえば、わかりやすいだろうか。2007年2月14日付のブログ“NEVER GET OLD ”の中では、ボウイのファッション遍歴とともに紹介した。




ところで、「Pen」最新号の中で、ある意味、興味深かったのが、アンディ・ウォーホルと雑誌「インタヴュー」を創刊した編集者のグレン・オブライエンのオススメの店だろうか。



彼が紹介したレストランは、俺も足を運んだことがなく、地元住民しか立ち寄らないような古き良きアメリカを感じさせるような雰囲気の店だ。





1.B&H Dairy

2.Raoul’s Restaurant




もうひとつは、俺も過去に足を運んだユニオン・スクエアに程近いボーリング場「Bowlmor Lanes(ボウルモア・レーンズ)」であり、俺のお気に入りレストラン「ゴッサム・バー&グリル」のすぐそばに位置している。



ボウルモア・レーンズといえば、2010年11月に、旧ニューヨーク・タイムズ本社ビルの3F及び4Fに開業した「ボウルモア・レーンズ・タイムズスクエア」が、ニューヨーカーの間で人気だ。同店には、ニューヨークに足を運んだ際、覘いてみたが、コンセプトは、3階が「ダウンタウン」、4階が「アップタウン」をイメージした空間構成となっていた。





クラシックな雰囲気が好みであれば、4階だろうか。1920年代の街並をイメージした「禁酒法時代の間」と、「ア―ルデコの間」がある。また。貸切スペースやDJブースなどもあり、ファッションピープルの間で利用されることも少なくないようだ。





以上、「Pen」最新号に目を通して、気になった部分だけ記してみたが、他には特筆すべきものが見つからなかった。





とはいえ、140ページの映画紹介コーナーで、アントニオ・バンデラス主演作『私が、生きる肌 』について、夏木マリが「愛に執着する男の狂気で、幽閉された女の官能が匂い立つ」作品だと紹介していたのだが、私的に気になったのが、「夏木マリ 女優、プレイヤー」の文字のほうだ(笑)。色んな意味があるとはいえ、“プレイヤー”とは・・・。




最後になるが、明日17日、外資系超高級ホテルと肩を並べるくらいの、超高級ホテルに生まれ変わった「パレスホテル東京 」が、皇居を眼下に見下ろす抜群のロケーション<丸の内>に開業する。





昨夜、ツイッター上ではすでにつぶやいたが、アルマーニも愛用しているイタリアの「テクノジム」社製のトレーニングマシーンを揃えたジム、「バルコニー」を併設した客室(すべての客室にではない)、「鮨かねさか」等々、魅力的な国内発超高級ホテルだと言えよう。また、ニューヨークでは有名なイタリアンレストラン「Serafina New York (セラフィーナ ニューヨーク 丸の内店) 」も同時にオープンする。





Have a nice day!

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カルチャーが次から次へと吐き出していくガラクタ全てを、

丹念に縫い合わせていくことで、ものすごい怪物が生みだせる。

―デヴィッド・ボウイ



2月27日付のブログ“Art meets Tokyo ”の中で取り上げたファッションフォトグラファー<テリー・リチャードソン>が、レディ・ガガが宿泊したパークハイアット・ホテル東京の客室から撮った1枚の写真。



それは、都心最大の公園である代々木公園(渋谷区)を眼下に見下ろし、世界を魅了した“トーキョーロマンスを描いたソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』に登場する映像の一部のようで美しい。



2005年に発行されたアエラ臨時増刊号「AERA in ROCK 」の表紙を飾ったのは、デヴィッド・ボウイその人だった。同誌のタイトルは、“やっぱり、ロック”。14ページにも及ぶデヴィッド・ボウイのグラム黄金時代狂乱と自己喪失の危機を、写真家<ミック・ロック>が語っている。



そう、何かが急速に起こり始めた1970年代、彼の目の前で、とてつもない変動が起こったのだ。それは当時から40年の歳月を経た現在、我々の目の前で起こっているレディ・ガガの一大ムーヴメント以上の衝撃だったようだ。



ミック・ロックがボウイの写真を撮り続けた70年代。そして今、レディ・ガガの一大ムーヴメントをテリー・リチャードソンがカメラに収める構図は、時代こそ違えど、とてもよく似ている。ミック・ロックは、偉大な「実験の時代」であった70年代当時を、次のように振り返っている。
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何かが急速に起こり始めたんだ。僕が見ている目の前で、とてつもない変動が起こった。あの夏。もちろん以前から少しずつ予兆はあったのだが。




春にシングル「スターマン」がリリースされ、全英で5位にチャート・インし、直後に、『ジギー・スターダスト』が出た。この時期に、僕はボウイがひざまずいてミック・ロンソンのギターに齧りつく写真を撮った。これは、ジミ・ヘンドリックスがギターに噛みつく図とギターに火をつける図、ピート・タウンゼントがギターを壊す図と並んで、ロックンロールの興奮を表象する1枚となった。




しかも、当時はゲイの社会的認知を含めたセックス革命の時代であり、その表象としても時代を映すパーフェクトなショットとなり、大変な反響を巻き起こした。



また、1998年に発行された「STUDIO VOICE」12月号の特集は、“グラム降臨 ボウイとVelvet Years”だった。その中で、故・今野雄二氏が、ボウイの70年代当時のファッションについて、次のように述べている。
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まずファッションですよね。を超えるというね。ボウイもボランも最初は女物が殆どだったんですよね、着てるもの。もう一つの大きな要素はキャラクターを創造してそれを演じるっていう。素をさらけ出すんではなくて、ボウイのジギー・スターダストが典型ですけど、宇宙からやってきた救世主、それを演じるっていう。




ボウイがバイセクシャル発言したのも、ある種大事件だったでしょ、社会的な意味でも。ロキシーが出てきたときも、あいつらゲイなんじゃないかってみんな言ってたけど、だからどこまで営業用のポーズだったのか、その辺も面白いんですよね。



同誌には、思春期にボウイに影響を受けたファッションデザイナー<ラフ・シモンズ>のインタヴュー記事も掲載されている。彼は現在、クリスチャン・ディオールのクリエイティヴ・ディレクターだ。



99年春夏コレクションは、僕のヒーローデヴィッド・ボウイ)に対するトリビュートだった。生きているうちに一度は必ず、彼への憧憬を形にしておきたい、と常々考えていたんだ。あのコレクションは、場所といい、タイミングといい、完璧だったと思った。デヴィッド・ボウイに憧れを抱いたジェネレーションが僕と同じくらいの年齢なのに対して、僕のコレクションやスピリットを好んでくれるのが、僕よりはるかに若いジェネレーションだということはわかっていた。でも、ボウイへの憧憬を示すことによって、そうしたごく若いジェネレーションを、彼の音楽へと引き寄せられたのが嬉しかったんだ。異なるジェネレーションを一つにできるなんて、素敵じゃない?



要するに、70年代から21世紀の現在に至るまで、最先端の男であり、ファッション・アイコンのデヴィッド・ボウイ、そんな彼の音楽だけでなく、ファッションまで真似ているのが、他でもないレディ・ガガその人なのだ。彼女が今、密接な関係にあるのが、モードの帝王<ジョルジオ・アルマーニ>だ。ボウイとアルマーニ。そう、レディ・ガガという若いジェネレーションが、俺の“感性”を不思議と刺激するのは、そういうことが深く関係しているのだ。誤解のないように付け加えておくと、彼女の音楽には興味がない。




他に興味深かった同誌の記事は、「グラムとアナザー・セクシャリティー」といったタイトルの項目だろうか。



グラムロックは「ロックに於ける初めてのジェネレーションギャップをもたらした」、といわれる。その理由のひとつは、グラムの、性的曖昧さを強調したステージイメージが、大人と子供の間で揺れ動き、常にアイデンティティの器を探している10代の少年少女を今までになく強烈に刺激したからだ。




その伝統は19世紀末のダンディ、オスカー・ワイルドや1930年代に『キャバレー』の原作を描いたクリストファー・イシャーウッドなどの文学者によって洗練され、60年代以降はエルヴィスやミック・ジャガー、アンディ・ウォーホルのようなポップ文化の担い手たちによって大衆化されていった。
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ほとんどの人間は他人である。

思考は誰かの意見、人生は物真似、

そして情熱は引用である。

―オスカー・ワイルド



天才<オスカー・ワイルド>の言葉の前では、デヴィッド・ボウイの存在でさえ、子供に思えてくるから不思議だ。彼らに比べると、比較対象にならないであろう、21世紀のモンスターと形容されるレディ・ガガ思考でさえ、誰かの意見物真似であり、彼女の情熱は引用なのだ。



最後になるが、英国バレエ界の‘革命児’マイケル・クラーク20年ぶりの来日公演(東京ではなく、高知県)が気になる。なぜなら、その音楽に起用されているのが、他でもないデヴィッド・ボウイの音楽だからだ。ボウイが音楽活動を休止しているにも関わらず、日常的に、彼の名前を目にしたり、耳にするというのは、世界中で「ボウイ待望論」が沸き起こっている所以だろうか。



ボウイのナンバー“The Jean Genie”(1972年)に合わせた、マイケル・クラークのバレエが無敵に素敵だ。



原曲であるボウイのPV を観てみると、70年代当時、何かが急速に起こり始めた雰囲気が伝わってくる。ボウイの世界観は、ウォーホルを中心としたニューヨーク・シーン、「時計じかけのオレンジ」や「2001年宇宙の旅」といった未来的イメージ、そして日本からの影響が多大に影響していることが窺い知れる、当時のヘアスタイル然りね。ガガが今、ご贔屓にしている国は?



一方、ボウイが同曲を2003年のステージ上で披露したPVを観てみると、19世紀末のダンディ<オスカー・ワイルド>を超越した、洗練されたファッションに身を包んだ孤高のロック・スターの、どこか吹っ切れたようなパフォーマンスに惹き込まれるはずだ。





ちっちゃなジーン・ジニーは町をうろついた

スラッシュ・バックのブレザーコートと

レーザー光線でハイになり

ウェイターのコートを引っ張って

彼女ときたらカミソリをごくんと呑みこんだ



モンローの話をしながら白い雲の上を歩くのさ

ニューヨークは生きがい なんでもおいしそう

かわいそうで ちっちゃなグリーニー



ジーン・ジニーは やつの背中に住んでいる

ジーン・ジニーは 立ち並ぶ煙突が大好きさ

やつはこわい者知らず だから大声張り上げ叫んでる



ジーン・ジニー さあ 自由にやれ!
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Have a nice day!

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今週10日(木)の夜、日本公演初日を終えたニューヨーカーのレディ・ガガは、宿泊先のパークハイアットホテル東京の、52
Fに位置する「ニューヨーク・バー 」に突如姿を現し、マティー二片手に、即興でジャズを歌ったようだ。



彼女が最も影響を受けた<デヴィッド・ボウイ>と、アジアツアーの衣装をデザインした<ジョルジオ・アルマーニ>について、改めて少しばかり触れてみよう。なぜなら、彼女に関係するこの2人の天才は、1970年代に世界的デビューを飾った、現代に生きる伝説なのだから。



本日のブログでは、1986年生まれのレディ・ガガの神話の裏側に迫ってみたい。



まず、デヴィッド・ボウイの前妻<アンジェラ>が、1993年に発行した書籍『哀しみのアンジ―(原題:THE INSIDE STORY DAVID BOWIE』の中で、60年代の性革命について書かれた一説に注目してみたい。
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1966年から1967年にかけて「サマー・オブ・ラヴ」がまっさかりだったスウィンギング・ロンドンにいたわたしは、セックスに関する社会的許容範囲がどういうものなのかを、同年代の人たちよりもよく理解していた。わたしは一夫一婦制と異性愛しか認めない因習的なモラルや法律、慣習的刑罰は、自然と人間愛の精神に反するということを、はっきりと認識していた。それは悪意に満ちたおぞましいでっちあげだった。そんなものに巻きこまれるのはごめんだった。



わたしは自由が欲しかった。デヴィッド・ボウイは、その自由を手に入れようとするわたしを助けてくれたし、わたしも彼の手助けをした。そして、わたしたちはふたりして世界を救ったのだ。



つぎに、ジョルジオ・アルマーニ社創設30年を記念し、2005年に六本木ヒルズの森美術館で開催された『ジョルジオ・アルマーニ展』。その展覧会カタログの中で、フランカ・ソッツァーニが、アルマーニのレディース・ウェアについて書いた一説に注目してみたい。
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1976年、私はまだファッションの世界に迷い込んではいなかった。好みは非常にはっきりしていて、パンツ、ブラウス、ジャケットが好きだった。イヴ・サンローランとウォルター・アルビーニが基準点だった。しかしそのころファッション界に新しい名前が現れた。ジョルジオ・アルマーニ。




どのようにして彼は、文化も習慣も違うさまざまな国々の、あらゆる年齢の女性たちの望みをカタチにしてきたのだろう? アルマーニの作品の基本的な特徴とはなんだろう? どこにあっても一目でアルマーニだとわかるのは、どんな服、どんな色だろうか? 私の考えでは、彼の作品は、そのヴィジョンを被包する4つの基本的なカテゴリー―両性具有、ミニマル、エスニック、タキシードの型から派生したイヴニングウェア―に分類できる。



そして、2000年に発行された『ジェンダーで読む英語文学』を、今週改めて読み返してみたのだが、はしがきから一部抜粋してみたい。



21世紀が両性の共存と協調の時代になるだろうということに疑いをはさむ人は少ないと思われる。20世紀は女性とマイノリティの権利獲得の世紀であった。その結果20世紀末にはフェミ二ズムと多文化主義が世界の常識となったと言っても過言ではない。



同書の97ページで取り上げられているのが、前回のブログで少し触れた「シスター・キャリー」についての項目なのだ。タイトルは、クレイン『街の女・マギー』からドライサー『シスター・キャリー』へ―都市生活と女性、だ。その中から、一部抜粋して紹介。



アメリカ小説において女性が主人公となって、その生きざまが展開してゆく作品が現れたのは、19世紀後半から20世紀にかけての時期に多く見られる。



現在は21世紀にあたるが、上記の一説は、正に先日取り上げたアニメの主人公『峰不二子』とも重なるのだ。



社会の変貌により、単に人々の生活が現代風になったばかりではなくて、豊かさが幸せをもたらすという考えを重視する価値観が広まっていくことになった。従来の農本主義にもとづく生産方式のもとでの価値観は、機械による大量生産された物資によって得られる富の集積を目指すものに変質していった。富を生みだす経済活動の場は勃興してきた都市の便利な機能的役割によって支えられた。人々は仕事を求めて都市に群がり、その労働力が都市の繁栄を支え、資本家や労働者といわれる階層が生まれた。いわゆる、「弱肉強食」といわれるような限りなく自由競争の時代に入っていった。




都市の機能は女性にも活動の場を与えるきっかけとなった。女性は家庭でのこれまでの家事から解放されて、社会に進出し、職場でも男性と肩をならべて働くようになった。服装も活動しやすいものになり、長いスカートよりも短いスカートが好まれ、ズボンが着用されるようになった。こうしたことは、従来の肉体を締めつけ行動を阻むような静止的スタイルから解放されて、女性は活発な行動が可能となり、開放感をてことして自立への意識を高めるきっかけを与えた。




田舎者のキャリーが、男の外観、とりわけ服装に注目したのは無理からぬところであった。それは、洒落た服装の背後に都会の華やかな消費生活の匂いを嗅ぎ取っているからである。装身具に身を飾った男の姿は一種の富の象徴としてキャリーの眼に映る。それは今、自分が手にすることが出来ない憧憬の対象物である。




マギーの場合は、「苦難と屈辱」に満ちた社会に「公然と挑みかかる男」を、自分の身を寄せるよすがとしたのに反し、キャリーは男の装身具に象徴されるところの、物質的な豊かさという表面的にきらびやかな物の世界に引きずり込まれるのである。ドルーエと同棲することによってもたらされる生活不安のない豊かな生活は、貧しい生活環境を一変させ、華やかな消費生活を享受するための必要な手段であった。うぶな若さを秘めた美しい女性の性的魅力を代償に、物への欲望を具体化して実現できる手がかりを、キャリーはドルーエから手にしたといえる。




マギーが売春の世界に転落したのも、キャリーがニューヨークに出て、物質的成功をおさめたのも、偶然の帰結という側面なくしてはあり得なかったといえよう。




以上、「デヴィッド・ボウイ」「ジョルジオ・アルマーニ」「ジェンダーで読む英語文学について、一部抜粋してみたが、21世紀のモンスター<レディ・ガガ>は、現代社会の「自立した女性」の象徴だろう。



自立した女性の代表として、孤児から成功をおさめたココ・シャネルマリリン・モンローを筆頭に、田舎者の垢抜けないマドンナが、ニューヨークに出て、キャリー同様に物質的成功をおさめたのも、それぞれに職業こそ違えど、とても興味深く、世界中の若い女性たちの憧れなのかもしれない。



平均的な日本人の大卒生涯賃金額を、わずか2時間ほどのコンサートで稼いでしまう26歳の歌姫<レディ・ガガ>は、ファンにとっては無敵に素敵なのだろう。とはいえ、彼女の成功の理由は、ロックンロール・エリートとしての音楽的才能以外に、彼女のインスピレーションの源が、世界最高の<音楽>や<ファッション>であったことに尽きるだろう。



彼女の、男に依存しない生き方、性的魅力を代償にしない生き方を、ぜひ峰不二子にも教えてあげたい(笑)。


自己と芸術のアイデンティティを確立しようとするレディ・ガガのあくなき探求は、デヴィッド・ボウイジョルジオ・アルマーニにも通じる部分だろう、きっと。素敵だ。
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世の中は、高速のスピードで変化している。君は素晴らしく、新しい方法で神を探しているんだね、ガガ


Good nite!

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この新シリーズ『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』を初めて観た瞬間、峰不二子という人物が、アメリカ人作家<セオドア・ドライサー>著『シスター・キャリー』の中で描かれた登場人物に、俺の目には重なり映って見えたのだ。


また、グーグルで「シスター・キャリー」を検索すると、面白いサイト が目に留まったので、一部抜粋して紹介したい。


キャリーをめぐる男たち



少女キャリーは,貧しさから抜け出すために大都会シカゴにやってきますが,その都会の威力に圧倒され,打ちひしがれてしまいます。そこを助けるのが羽振りのいいセールスマン,ドルーエ。キャリーは都会の華やかな生活を味あわせてくれるドルーエに惚れ,一緒に暮らすようになります。



しかし,そのドルーエもしばらくするとつまらない男に見えてきて,もっと金持ちの支配人,ハーストウッドに乗り換えます。しかし,ハーストウッドはこの浮気がばれて,彼の財産を押さえ込んでいる妻と訴訟となり,ついに強引にキャリーを連れてカナダへの逃避行。おまけに自分の店の売上金をたんまり盗んでいき,お尋ね者に。




キャリーの行方



この物語において,キャリーは理性よりも本能的に行動する女性ととらえられていて,ドライサーは多分にキャリーに同情的です。



「大都会が目の前にあらわれると,これまで思いもかけなかったような美しさをこの都会が差し出してくれると見て取り,本能的に,感じたことだけを頼りにしてそれにしがみついた。すてきな身なりをして優雅な調度に取り囲まれている男たちは,満ち足りているように見えた。・・・・求めていたのはあんなものそれ自体ではなくて,そういうものによってあらわされている意味なのだ。時が経ってみるとはっきりしたとおり,あんな世界に何かの意味が隠れていると思ったのは間違いだった。」「だからわきまえるがいい。汝には,満たされるということも,飽くということもない,ということを
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私的な解釈としては、孤児から成長した峰不二子が「嵐が丘のヒースクリフ」なのではなく、「シスター・キャリーのキャリー」のように映るのだ。そして、「キャリーをめぐる男たち」が、ルパンをはじめ、その他大勢の男たちのように思えてくるから不思議だ。



最後になるが、峰不二子のヌードが氾濫するオトナ向けのアニメ『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』も悪くないと思うが、オスカー・ワイルドをはじめ、セオドア・ドライサーの書籍のほうが洗練されていて、知的で、俺好みの作品だろうか。



しかし、生きていると、毎日が驚きの連続で、新しい発見がいくつもあるから、面白い。アニメの世界だとはいえ、峰不二子のような美しく危険な女はノーサンキューだが、男の欲望の対象であり、遊ぶだけの関係であれば、最高な女なのかもしれない。





愛の謎は、死の謎よりも偉大である。

―オスカー・ワイルド 



恋すると誰でも自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わるのが常である。これが世の、いわゆるロマンスである。

―オスカー・ワイルド



かっぱらうより物乞いするほうが安全だが、物乞いするよりかっぱらうほうが気持ちがいい。

―オスカー・ワイルド




Have a nice weekend!

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木曜の夜は、ジョルジオ・アルマーニの衣装を身に纏った、レディ・ガガが日本公演を行った。先日、日本公演を行ったモリッシーが、ステージ上に、オスカー・ワイルドの肖像画を飾ったように、レディ・ガガが、ステージ上にデヴィッド・ボウイの写真を飾り、パフォーマンスしてくれると、ボウイに多大に影響を受けた彼女独特の世界観が、オーディエンスの“五感”をさらに刺激すると思う。



デヴィッド・ボウイ」の世界観と、「ジョルジオ・アルマーニ」の衣装を見事に融合させたレディ・ガガのステージは、俺の趣味ではないにしろ、俺の五感を無意識に刺激する。デヴィッド・ボウイの70年代のバイセクシャル発言をはじめ、LGBTのジョルジオ・アルマーニ、そしてオバマ米大統領の同性婚容認を支持するなど、まるで世の中が、ある意味、彼女の意思で動いているようにも思えてくる(笑)。



さよなら、サルコジ。こんにちは、レディ・ガガ、といった感じなのだろうか。
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話は変わるが、アルマーニの豪華ヨットに一度でいいから乗船してみたい。

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世界最高のファッションデザイナーがデザインした衣装に、世界最高のロックミュージシャンの音楽からインスピレーションを受け、アートに融合したかのような、21世紀の歌姫レディ・ガガ



ところで、昨夜は疲れていたのだろうか、帰宅後にすぐ眠ってしまい、こんな時間に目が覚めてしまった。時計の針は今、土曜の朝5時半を回ったところだ。ベッドからリビングへと移動し、バング&オルフセンのオーディオに、オービタルの新作アルバム“Wonky”(初回限定盤)のボーナス・ディスクをセットした。都会の静まり返った深夜から、新しい朝を迎え、その“未来”へと向かう音で満たされたリビングは、不思議なほどに居心地が良い。




そんな土曜の早朝に、気紛れにもブログを綴り始めたわけだが、本日、オービタルが出演する『メタモルファーゼ 』に足を運ぶ予定はないが、2012年に訪日する(した)外国人アーティスト達の顔ぶれに注目してみると、まるで魔法にかかったかのように充実していて、幼少期に感じた遠足の前日の夜のように、気持ちが高揚しているのは俺だけじゃないはずだ。私的な趣味のひとつである「音楽」鑑賞の満足度でいえば、エクスタシーが持続するかのように、素晴らしく、気分がハイだ。



一方、アニメ、漫画、ゲームなど「オタク」文化に、昔から全く興味がなかった俺にとって、ツイッター上では先日少しばかり触れた事ではあるが、27年ぶりとなるTVシリーズ『LUPIN the Third ~峰不二子という女~ 』(日本テレビで44()2549分からスタート)は、ある意味、新鮮で興味深く、GyaO!の再放送で、初回分から毎回チェックさせていただいているほどだ。



そんな革新的とも思える、新境地を垣間見せてくれる構成の『ルパン三世』シリーズで、今回主役に据えられた<峰不二子>という女の存在は、『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンをはじめ、『羊たちの沈黙』シリーズのレクター博士、『ウォール街』のゴードン・ゲッコーなど、高学歴で、洗練された男たちとは対極にあり、安っぽい存在にも思えてくるが、そのオープニングの台詞が特に面白いので抜粋してみたい(笑)。



さあ 
すべてのことを止め
胸だけをときめかせながら
私のことを見つめて


盗むこと

それは壊すことでも奪うことでもない

特別に甘い悪徳

秘密と重罪と悪戯と恐怖のアマルガム

嵐が丘のヒースクリフのように

盗み続けることは

人生をかけた最高の官能




永遠に出られないセクシーな檻

心理的根拠は不明




誰が奴隷なのか誰が主人なのか

神が見ているのか

神に見捨てられているのか

盗むことだけがすべてを忘れさせ

かすかに思い出させる




しゃべらないで逃げて

逃げないで隠して

見つけたら罰して

罰したら殺して

私を救って




でも ヤワな坊や

あなたからはもう盗むものはないの

あなたはとっくにもぬけの殻 

この私と同じように




だから私のことを見つめたいのなら

すべてのことを止め

心臓だけを動かしながらにしなさい




この中で、私的に目に留まったのが、「嵐が丘のヒースクリフのように」といった一節だろうか。要するに、「ヒースクリフ」=「孤児」の事なのだが、先日のブログで取り上げた映画『マリリン 7日間の恋』の主人公<マリリン・モンロー>も同じ環境下で生きた人物だった。



とはいえ、「孤児」繋がりで、峰不二子という女から、「マリリン・モンロー」や「ココ・シャネル」をイメージさせるのは、いささか無理な気もするが、新時代の女性像を描いたかのような『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』は、どちらかといえば、田舎からニューヨークへ出て、成功したマドンナを彷彿させる。付け加えると、峰不二子は、日本人には到底思えないけれど。



to be continued
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ニューヨークのメトロポリタン美術館において、5月10日より8月19日までの約3カ月間、毎年恒例となっているコスチューム・インスティチュートの企画展が開催される。


今回は、イタリアが誇る2人の女性ファッションデザイナーが取り上げられており、テーマが『Schiaparelli and Prada: Impossible Conversations(スキャパレリ& プラダ:インポッシブル・カンバセーションズ) 』だ。



久々に、レッドカーペット上で、デヴィッド・ボウイの姿を拝見できるかと期待していたが、同美術館に、地球上で最も先端を走り続けた、あの「地球に落ちて来た男」が今回も現れることはなかった。



今回のパーティも、米国と英国を中心に、セレブリティ達が一堂に会したようだが、私的に気になった顔ぶれと言えば、大富豪のブルームバーグNY市長をはじめ、不動産王のドナルド・トランプ、そして英国を代表するミュージシャンであるミック・ジャガーポール・マッカートニーボノU2)、デヴィッド・バーンだろうか。
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パーティ会場の宴の席では、ミック・ジャガーの隣に居合わせたのが、スカーレット・ヨハンソンであり、その光景は不思議と、俺の目には彼女の意向を反映しているかのように映った。なぜなら、彼女の憧れの人は、他でもないデヴィッド・ボウイその人だとはいえ、ミック・ジャガーはボウイの大親友だからだ。



女性陣に注目してみると、英国人の、プラダを着たアメリカ版ヴォーグ編集長アナ・ウィンターをはじめ、女優のキャリー・マリガン、元祖スーパーモデルのナオミ・キャンベルケイト・モスが目を惹いた。



アメリカ人では、ミュージシャンのリアーナをはじめ、アリシア・キースラナ・デル・レイマドンナ、元祖スーパーモデルのシンディ・クロフォード、女優のグウィネス・パルトロウスカーレット・ヨハンソンなどなど、名前を挙げたらきりがないくらいに、豪華な顔ぶれが揃っていた。カナダ人の元祖スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタの姿もあり、ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルたちも含め、新旧のスーパーモデル達が勢揃いした感じだろうか。



ところで、デヴィッド・ボウイに多大に影響を受けたレディ・ガガは、本日来日を果たし、明日からジャパンツアーを行う。昨日早朝に、BBCワールドニュースの番組「HARDtalk」の再放送を観ていると、ゲストのフィリップ・グラスが、何度となくデヴィッド・ボウイの名前を口にしていた。最近の話ではなく、昔話だけれど。
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ロッキング・オン
最新号は、デヴィッド・ボウイ特集号ではあるが、鋤田正義撮影による貴重なボウイの写真を除けば、内容的には過去のインタヴュー記事を並べただけで、新しく知り得る情報は何も見つからなかった。いっそニューヨークに飛んで、ボウイの最新インタヴュー記事でも掲載してくれれば、同誌の存在価値を認めるのだが、相も変わらず、退屈で進歩のない音楽雑誌のようだ。



また、今年8月11日から9月30日まで、東京都写真美術館において、鋤田正義氏の写真展『SUKITA MASAYOSHI RETROSPECTIVE SOUND&VISION 』が開催されるので、ボウイファンは必見だろう。



今回のブログは、テーマを気紛れに「本・雑誌」にしてみたが、ロッキング・オン最新号について、とりわけ感想を綴るようなことが見つからないので、先述したレッドカーペットに登場したセレブリティ達の中から、私的に目に留まった女性を数名取り上げてみたい。
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まず、トム・フォードによる2012年秋冬コレクションラインから、クロコダイルの高級素材を贅沢に使用したドレスに、レポシのジュエリーを身に纏ったリアーナ(写真:上)のスタイルは、群を抜き、完璧な着こなしに思えた。

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今月28日に来日公演を行うラナ・デル・レイのドレスは、アルトゥザラ(隣の男性がデザイナー)。彼女もリアーナ同様に、体のラインが細いので、何を着ても見事に着こなす感じがある一方、ジバンシィの黒のシースルードレスを身に纏ったビヨンセについては、取り上げる必要もないくらいに、痛々しかった。
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そして、上から足元までプラダでまとめ、ニール・レインのジュエリーを身に纏ったキャリー・マリガン(写真:上)は、先日のブログで取り上げた映画『ドライヴ』のイメージとは対照的に、少しばかりアダルトな雰囲気を醸し出した一方、いつもの可愛らしさはそのままだった。そう、映画『シェイム』の劇中で見せた、だらしないヌードが嘘のように、先日の彼女の姿は、体型が絞られたように映った。

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また、スーパーモデルゆえ、彼女らにしか着こなせないようなドレスが目を惹いたのが、アンジャ・ルービック(写真:上)が身に纏ったアンソニー・バカレロのドレスだろうか。ある意味、プールサイドのほうが相応しい装いにも思えるくらいに、セクシーさを強調したボディコンシャスなスタイルが今の時代には逆に新鮮に映った(笑)。まるで、リュック・ベッソン監督作『TAXI NY』に出演したジゼルのようにね。
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もうひとり、スーパーモデルのカロリナ・クルコヴァ。彼女が身に纏ったレイチェル・ゾー・コレクションの背中が大きく開いた、デヴィッド・ボウイのグラム・ロックを彷彿させるようなドレスが眩しくて、とても素敵に思えたが、正にこのスタイルこそが「スーパーモデルの着こなしだろう。



今回、アフターパーティなどの目的に使用された場所は、レストラン以外では、ザ・スタンダード・ホテルをはじめ、ジェーン・ホテルホテル・アメリカーノなど、ある意味、興味深い選択のようにも思えたが、カニエ・ウェストは、変わらずザ・スタンダードホテルの“Boom Boom Room”がお気に入りのようだ。





ところで、今月来日するシャーリーズ・セロンが、映画『ヤング≒アダルト』の中で、手にしていたアイスクリームは、ベン&ジェリーズの“チェリー・ガルシア”だったが、これからの季節、表参道に先月オープンしたばかりの同店は、さらに人気に拍車をかけ、行列必至だろうね。
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スイーツといえば、最近では、フレデリック・カッセルパイヤールの洗練されたショコラやケーキを中心に購入していたが、久しぶりに、『味覚・感性・歓喜の世界』を創り上げたフランス人パティシエ<ピエール・エルメ >のマカロン(写真:上)を選択した。彼は“情熱”をマカロンに変えた「マカロン人間」ではあるが、今では世界を代表する「パティスリー界のピカソ」といった形容詞がとてもよく似合う存在だろうか。彼のスイーツは芸術作品のように、我々の視覚までをも刺激するのだ。


最後になるが、今回のブログで取り上げたニューヨークで開催された世界一華やかなパーティとは対照的に、プラダスーツを着たサルコジ仏大統領が、先日のフランス大統領選で落選した。彼が政界を去るのは、寂しい限りだ。イタリアのベルルスコーニ元首相が、スキャンダルで辞職に追い込まれたときのようにね(笑)。



僕は何を待っていたのかわからない

僕の時間は荒々しく走っていた

行き止まりの道ばかりだ

いつも僕は成功すると思っていたが

それほど甘くないようだ


変化

向き直れ

奇妙なものに目を向けろ


変化

やつは別の男になるべきだ


時は僕を変えるだろう

でも僕は時に足跡を残せやしない


―デヴィッド・ボウイ“Changes”より





Have a nice day!

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贅澤
遊ぶといふことは同じであって、

遊ぶ気持ちが働いてゐなければ、

贅澤をしても贅澤にならないからつまらない。

吉田健一著『乞食王子』より

前回のブログを更新した翌日、ゴールデン・ウィーク後半に突入した5月3日。

東京都心は大雨に見舞われ、東京湾に面した晴海埠頭ターミナルで開催予定だった、都市型野外パーティ<Rainbow Disco Club 2012>が中止となった。都心でのイヴェントが、荒天中止だなんて・・・。

大雨で始まったゴールデン・ウィーク後半は、東京湾に面した外資系ホテルに連泊し、静かな休日を過ごし、土曜日に帰宅した。午前中はいつもの日課のエクササイズ、午後はシャンパン片手に、音楽鑑賞しながらの読書、夜は映画鑑賞。人混みとは無縁の、心落ち着く、贅沢な時間の浪費も悪くない。

イタロ・サルヴィーノ著『見えない都市』を読み返すのは次回に持ち越し、今回の旅のお供に選んだ書籍は以下の3冊で、すべて過去に目を通した、興味深い内容の本ばかりだ。

・ナイジェリア出身でロンドン在住のベン・オクリ著『見えざる神々の島

・英国人作家ピーター・メイル著『贅沢の探求

・フランス人作家ボリス・ヴィアン著『日々の泡

そして、持参した音楽CDは以下の3枚で、すべて新譜だ。

・英国のファンファーロRooms Filled With Light

・英国のスクエアプッシャーUfabulum

・ドイツのジャザノヴァFunkhaus Studio Sessions

ゴールデン・ウィーク後半、インターネットから遠ざかっていたとはいえ、5月3日に目に留まった『VOGUEフランスによるツイートは、ジョルジオ・アルマーニのアイウェアショートフィルムの紹介で、その美しい光景が広がる映像を目にして、とても心が落ち着いた。まるで、一足早く“”を連れてきてくれたかのようにね。
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また、このショートフィルムを観た瞬間、4月半ばに、アルマーニ写真:上)が
フランス南部の高級リゾート地<サントロぺ>を訪れていたことをふと思い出したのだ。

サントロぺは、アルマーニのお気に入り避暑地のひとつであるが、過去に何度も訪れている土地なのだ。世界一忙しい仕事人間のひとりであり、「時は金なり」のアルマーニゆえ、イタリアのミラノから、ニースに入り、コート・ダジュールを移動するなんてことは考えられないため、プライヴェートジェットでの現地入りだろう。

ヴァケーション目的であれば、100億円以上で購入した英国製の高級ヨット(全長50m以上の巨大クルーザー)に乗船し、地中海クルージングを愉しみながら、プロヴァンス地方の小さな港町<サントロぺ>に寄港することも考えられるが、今回の目的も仕事(アイウェアのショートフィルム撮影)だったようだ。


In The Groove

フランスのプロヴァンス地方には、アルマーニのブティックが3軒存在するが、ジョルジオ・アルマーニの店舗は、サントロぺに1軒(写真:上)あるのみで、ニースとカンヌにそれぞれ構えている店舗は、エンポリオ・アルマーニのブティックだ。ニースやカンヌにあるそれと比べ、サントロぺのブティックはとてもフランス的で、可愛い雰囲気の建物だ。ニューヨークや東京、ロンドン、ミラノ、香港にあるような、都会的で洗練されたアルマーニの旗艦店とは、全く異なる雰囲気が、ある意味新鮮でとても興味深い。

このサントロぺにあるジョルジオ・アルマーニのブティックは、フランソワ・シビリ通り44番地に位置し、この通りには、ルイ・ヴィトンやドルチェ&ガッバーナなど高級ブランドが軒を連ね、小さなファッションストリートを形成している。少し離れた場所には、エルメスもブティックを構えている。

ところで、2010年にスタートしたジョルジオ・アルマーニ“FRAMES OF LIFE”シリーズ。今回新たに届けられたアイウェアのショートフィルムで、注目すべき点は、使用されている音楽が、ブログ冒頭で取り上げた英国の5人組インディーズ・バンド<ファンファーロ>の曲“Shiny Things”であることだろうか。

この手のロックバンドは、俺の趣味ではないにしろ、私的に彼らに注目していた理由は、ファンファーロがデビューする2009年以前から、デヴィッド・ボウイが彼らを絶賛していたことだ。そして、ファンファーロが一部の音楽ファンの間で認知され始めたのは、2010年のサマーソニック出演がきっかけだろうか。

今年2月末にリリースされたばかりの、彼らのndアルバムRooms Filled With Light”を先日購入するに至ったのは、デヴィッド・ボウイがオススメするバンドであること、そしてジョルジオ・アルマーニのショートフィルムに使用されたことが、最大の理由だ。不思議と、俺の感性を強烈に刺激したのだ。

アルバム4曲目に収録された“Shiny Things”は、光の眩しさで心がいっぱいになる、夏の到来を感じさせるような、ポップな曲に仕上がっている。アルバム全体の印象としては、雑多な要素が盛り込まれているかのようで、私的にはよくわからないといった印象が残った。とても英国的な作品だといえば、それまでなのだが、こういった不思議な音楽との出会いも、悪くないだろう(笑)。洗練されたサウンドではないが、美しくて、楽しい音楽なので、繰り返し聴いていると、心地良くなってくるから不思議だ。

アルマーニのオフィシャルサイト を覗いてみると、“FRAMES OF LIFE”のショートフィルムについて、「地中海」「パンプローヌ海岸」「シャトー・デ・マール」「プラージュ道路」「カマラ岬」「レ・トゥルネル」に焦点を絞り、簡単な説明が加えられ、それらのイメージが掴みやすい構成となっている。アルマーニのサイトはとても洗練されていて、とても見やすく、ハイブランドの中でも際立った存在だろうか。

このショートフィルムを、私的に読み解くと、アルマーニのメッセージは、もっともっと深いものだと思う。そう、ふと気付いた点がいくつかある。

フランス人作家ボリス・ヴィアン著『日々の泡』に登場する女性の名前は、クロエなのだが、ショートフィルムの中で、男性モデルのケリー・リッピーと共演している女性モデルが、クロエ・フランソワなのだ。偶然なのかどうかはさておき、「クロエ」という名が特に印象に残った作品だ。

撮影地が、フランス最古のワイン生産地<プロヴァンス>であることもあり、ワイン畑や、ワインを飲むシーンが登場する。また、ひまわりやラヴェンダーの花が、効果的に使われており、これからの夏の到来を感じさせる映像が素敵な作品だ。魔法にかけられたかのように、アルマーニの洗練されたデザインのサングラスが欲しくなるだろう、きっと。

贅沢の探求』の作者ピーター・メイルといえば、映画『プロヴァンスの贈り物』の原作者としても有名な人物だ。映画マニアのアルマーニが、今回何からインスピレーションを受け、ショートフィルムを制作したのかまでは分からないが、プロヴァンス地方を舞台としたブリジット・バルドー主演『素直な悪女』をはじめ、ジュリエット・ビノシュ主演『プロヴァンスの恋』など、フランス映画も鑑賞しているはずだ。

付け加えると、プロヴァンスとは関係ないが、ショートフィルムに映し出される「ひまわり」の花から、アルマーニと親交が深いソフィア・ローレンが主演したイタリア映画『ひまわり』の冒頭シーンが、頭に浮かんできたのは俺だけだろうか。

最後になるが、今年の夏の最先端でリュクスな過ごし方を提案するとすれば、デスティネーションは南仏の「サントロぺ」。洗練された優雅への回帰とでも言えるのかな。

行路、ニースオテル・ネグレスコに宿泊すれば、至福の時間を過ごせるはずだ。その後、ニースからサントロぺまで船で移動。ジョルジオ・アルマーニのリゾートファッションを身に纏い、サントロぺのビーチクラブ“Le Club 55”に出掛け、ジョルジオ・アルマーニのアイウェアと、シャンパン片手に、読書ボリス・ヴィアン著『日々の泡』)すれば、まるで“FRAMES OF LIFE”の主人公にでもなった気分だろうか。BGMに、ファンファーロの“Shiny Things”を選択すれば、完璧だろう。デューク・エリントンの音楽も忘れずに。

昔、サントロぺは小さな静かな港町だったとはいえ、芸術の街らしく、ラノンシアード美術館JPBアートギャラリーなどがあり、避暑地で美術鑑賞なんてスノッブだろう。また、20を超えるナイトクラブもあるので、ナイトライフも退屈はしないはずだ。

高級保養地のイメージといえば、ジュネーヴやナッソー、ポルトフィーノ、ニース、マイアミ、イビザ(*近年はイメージが変わった)など色々と思い浮かんでくるが、欧米人の一部の富裕層からも、サントロぺは今ほど有名になる前から、人気を博しているリゾート地のひとつなのだ。

今夏、サントロぺのヌーディストビーチを歩きながら、地中海を望んだ瞬間、ジョルジオ・アルマーニが乗船した巨大ヨットが目の前に現れたりすると、旅行者は、光に溢れた美しい海岸で、映画のワンシーンを切り取ったように、“驚き”はいつまでも冷めないだろうね。

ファンファーロの“Shiny Things”は、夏のサントロぺに誘(いざな)ってくれる、美しくて、素敵な曲だ。
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ただ生きている事、そして途方に暮れるほどのプレッシャーと、可能性を秘めた現代社会を理解しようとするという事自体が、不思議な体験なんだってメッセージを込めたアルバムなんだ。

―サイモン・バルサザー(ファンファーロ)

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先月、音楽好きの間で、最も話題となった世界的なニュースはといえば、1970年代から活躍しているドイツのクラフトワークが、ニューヨーク近代美術館(
MoMAの2Fアトリウムにおいて、8日間連続のライヴを行ったことだろうか。



MoMAFの同スペースには、1970年代からの作品を展示している「現代アートギャラリー」をはじめ、「映像ギャラリー」や「MoMAブックス」が隣接しており、あんな場所で、元祖ジャーマン・テクノを体感できるとは、ニューヨーカーにとっては、嬉しい驚きだったはずだ。



ところで先月、俺がインターネットで購入したクラブミュージックの新譜アルバムは15枚ほどを数えるが、未開封のCDが10枚。そして、5月2日発売の新譜CD2枚が、本日か明日には自宅に届くはずなので、とても楽しみにしている。
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先月繰り返し聴いたのが、英国のオービタルによる8年ぶりとなる
thアルバムWonky”(初回限定盤2枚組:写真上)と、(先日ブログで取り上げた)同じく英国のクラークによる3年ぶりとなるthアルバムIradelphic”、そして、英国のザ・シネマティック・オーケストラのアルバム“In Motion #1”の3枚だった。



本日(5月2日)、日本先行で、英国のスクエアプッシャーによる2年ぶりとなるアルバム“Ufabulum”(国内限定盤2枚組)がリリースされるが、今、ブログ上で流れている曲は、英国のザ・シネマティック・オーケストラの“Arrival of the birds”だ。



同曲に関しては、2年前のブログで取り上げたと思うが、ジョルジオ・アルマーニの新作フレグランス“Aqua di Gioia”のPVで使用されている。アルマーニのランウェイやショートフィルムで使用される曲に注目してみると、最先端の音に触れることができ、面白い発見があるはずだ。



そう、先述した英国のクラークスクエアプッシャーザ・シネマティック・オーケストラといえば、先日のブログで取り上げた、ミュージック+アート+テクノロジーの祭典『ソナーサウンド・東京2012』に出演したアーティスト達なのだ。前衛的で、エッジィの効いた音楽の祭典であることは否めないだろう。



そして、俺が“”最もお気に入りのクラブミュージックが、英国発ハウスミュージックフレンチ・エレクトロに続き、ジャーマン・テクノなのだ。本日リリースされるドイツのジャザノヴァの新譜はまだ届いていないが、これから楽しみだ。
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前置きが長くなってしまったが、今自宅においてへヴィーローテーション化したのが、ドイツの
Dapayk&Padberg(ダパイク&パドバーグ)rdアルバムsweet nothings”なのだ。彼らについて知らない人のために、日本盤で紹介されていた内容を抜粋すると―、



ベルリンテクノシーンで異彩を放つミニマルテクノ・アーティスト、ダパイクと彼のガールフレンドでありドイツで最も有名なスーパーモデルとして活躍するエヴァ・パドバーグの2人によるヴォーカル・テクノ・プロジェクト、ダパイク&パドバーグの3枚目となるフルアルバムが完成!ベルリンの今を切り取る美しいテクノポップアルバム!



この紹介の中で、間違っているのは、「ドイツで最も有名なスーパーモデル」といったフレーズだろうか。ドイツで最も有名なスーパーモデルは、ここで説明するまでもなく、1970年生まれの元祖スーパーモデルのクラウディア・シファーその人なのだから。エヴァ・パドバーグ1980年生まれのスーパーモデルではあるが、近年最も旬なドイツ人スーパーモデルは、(俺のお気に入りのひとり)ジュリア・ステグナー1984年・ミュンヘン生まれ)だろう。エヴァ・パトバーグも美しいけれど。
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とはいえ、私的な記憶として、強烈な印象が残っているドイツ人スーパーモデルは、(過去ブログで何度も取り上げた)他でもないナジャ・アウアマン1971年・ベルリン生まれ)その人(写真:上)だ。1990年代後半に、ジョルジオ・アルマーニの広告に起用されるなど、彼女の美しさは、息を呑むほどに神がかっていた。また、アルマーニの広告に起用された歴代モデルに限定すれば、彼女が最も美しいスーパーモデルだろう。



ダパイク&パドバーグの最新アルバムの話題に戻すと、本作はアメリカ西海岸を代表するハウスミュージックの雄<カスケイド>の音楽のように、女性ヴォーカルをフィーチャーした心地良いサウンドがクールで、このスタイルが、現代のハウスミュージックの主流となって久しい。デヴィッド・ゲッタの曲然り、カルヴィン・ハリスの曲然り。


付け加えると、マドンナの音楽は、ダンスミュージックに彼女自身のヴォーカルをフィーチャーしている点は同じだが、その女性アイドルが肥大化し、成功した典型だろうか。彼女の最新作の特徴は、フランス発ハウスミュージックに、アメリカン・アイドルのヴォーカルをフィーチャーさせた感じで、今回も特筆すべきものは何も見つからない。



毎回異なる女性ヴォーカルを、それぞれの曲にフィーチャーさせるやり方は、ブルーイ率いるインコグニートの特徴にも類似していると思うが、ダパイク&パドバーグの場合、ヴォーカルにスーパーモデルを起用している点が、世界的な注目に値し、そういった意味合いでは先端を走っているように感じられ、とってもカッコいいのだ。



全12曲で構成されたアルバムは、クラークスクエアプッシャーのような実験的で前衛的な音楽とは異なり、どちらかといえば、ステファン・ポンポニャックの<ホテル・コスト>シリーズに代表されるような、ラウンジミュージックに近い。エヴァ・パドバーグの愛を囁くかのような美しい歌声が耳元で心地良く、ジョルジオ・アルマーニのランウェイで流れても、何ら違和感は覚えないはずだ。カスケイド同様、万人受けしそうなサウンドは、特に女性にオススメ!だ。



ところで、美しいだけのスーパーモデルが、一時的にファッション業界から離れ、音楽業界に進出したのは、英国のナオミ・キャンベルが最初の人物になるのだろうか。古くは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのニコをはじめ、近年ではシンガーソングライターであり、サルコジ仏大統領夫人のカーラ・ブルーニがすぐに思い浮かぶが。
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1994年
にリリースされたナオミ・キャンベルのアルバム“
baby woman”を、最近改めて聴き返してみたが、そんなに悪くはない出来だ、オススメはしないけれど。アルバムジャケの裏側に目を向けてみると、英国のヴィヴィアン・ウエストウッドのハイヒールに置かれた携帯電話写真:上)の大きさが、その時代をよく表していると思う(笑)。



同アルバムのプロデューサー陣に目を向けてみると、英国のティム・シナノンギャヴィン・フライデーが起用されるなど、当時では最先端の音作りだったのかもしれない。



ティム・シナノンといえば、デヴィッド・ボウイが95年にリリースした曲“The Hearts Filthy Lesson”の米国仕様盤CDシングルで、リミックスを担当した人物だ。



一方、ギャヴィン・フライデーはといえば、デヴィッド・ボウイがアンディ・ウォーホルを演じた映画『バスキア』の豪華サントラに参加するなど、とても興味深い存在なのだ。



また、ナオミ・キャンベルのシングルカット曲“Love&Tears”のPVを監督したのが、デヴィッド・ボウイの撮影でも有名なアントン・コービンその人であり、彼が監督を務めた映画『コントロール』(2007年)は、デヴィッド・ボウイに憧れていたイアン・カーティスの生涯を描いた作品で、音楽面ではニュー・オーダーが協力しているとはいえ、劇中ではボウイの名曲も数曲使用されるなど、優しい記憶を呼び覚ましてくれる映像に仕上がっている。



話は変わるが、デヴィッド・ボウイの現在の妻は、スーパーモデルのイマンだが、彼はスーパーモデルやハリウッド女優とも親交が深く、英国人スーパーモデルのケイト・モスをはじめ、今月映画『スノーホワイト』のジャパンプレミアのため来日するシャーリーズ・セロンともお友達なのだ。そういえば、ボウイに憧れるスカーレット・ヨハンソンのアルバムに協力してあげたのも、記憶に新しいところだろうか。



本日のブログは、ドイツのテクノシーンについて触れてみたが、英国のそれには遠く及ばないまでも、近年のドイツ及びフランス発のエレクトロニカの進化は目まぐるしく、無視できない存在となっている。今月は、(俺の趣味ではないにしろ)ドイツのスーパースターDJポール・ヴァン・ダイク>が、新木場ageHaに2年半ぶりに降臨する。



最後になるが、デヴィッド・ボウイが音楽シーンから離れた今、私的に楽しみな音楽は、現代の退屈なロックではなく、90年代以降、世界を虜にした最先端の音楽<ハウスミュージック>に他ならない。普遍的な存在のクラシックジャズも素晴らしいけれど。



今年は、デヴィッド・ボウイが1972年にリリースした傑作アルバム『ジギー・スターダスト』の40周年を迎えるアニヴァーサリーな年だ。


6月6日には、同アルバムの40周年記念リマスター盤が、CDLP&DVDとして、それぞれ発売されるが、また同じような、コレクターアイテムが増えるのか・・・。


ひとつだけ言える確かな事は、デヴィッド・ボウイが新しく創造する、最先端の音楽を聴きたいと、世界中のファンが切望している事だろうか。




Happy Golden week!

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東急グループの話題に話を戻すと、俺が最も注目しているのは、前回のブログ冒頭で取り上げた2つの複合商業施設のことではなく、
銀座5丁目のソニービル向かいに位置するモザイク銀座阪急(旧:数寄屋橋阪急)跡地の再開発なのだ。ビル名は、銀座TSビル(旧:銀座東芝ビル)。





以前、同ビル内にHMVストアが入居している当時は、仕事帰りの帰宅途中によく立ち寄ったものだが、同店が撤退して以降は一度も立ち寄った記憶がない。なぜなら、渋谷駅前から原宿駅前までの明治通りに面した、東急グループが所有する『渋谷ヒカリエ』『ココチ渋谷』『東急プラザ表参道原宿』同様に、カジュアル路線中心のラインナップゆえ、私的に欲しいモノが見当たらないからだ。
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とはいえ、前回、前々回取り上げた映画『ドライヴ』及び『マリリン7日間の恋』の鑑賞に足を運んだのは、『ココチ渋谷 』(写真:上)内の映画館なのだが。同ビル3Fに位置する<347cafe は、映画鑑賞後に、シャンパンをリーズナブルな価格でいただくには、穴場的スポットなので、オススメ!





付け加えると、東急プラザ表参道原宿7FBillsで長時間並ぶのが嫌であれば、表参道GYRE F『BVLGARI Il Cafe(ブルガリ・イル・カフェ)』や、表参道Ao 5Fの『Two Rooms』もオススメ!だ。





森ビルによる六本木の再開発『六本木ヒルズ』をはじめ、防衛庁跡地を再開発した三井不動産の『東京ミッドタウン』、三菱地所による丸の内再開発『丸ビル』『新丸ビル』などに続くような、都心での大規模再開発はしばらくないだろう。





しかしながら、中央区の八重洲・京橋・日本橋エリア再開発では現在、20階以上の高層ビルが4棟建設中だ。





それゆえ、東急グループが所有する銀座5丁目の銀座TSビル跡地に、アルマーニホテルを誘致してくれると、私的にはとても嬉しい驚きなのだが・・・。立地としては、渋谷、新宿、池袋はありえないので、丸の内銀座六本木のいずれになるはずだ。ドバイミラノに続くアルマーニホテルは、順番的には、ロンドンニューヨーク東京だろうから、実現するかどうかはさておき、東京都心の再開発のなかで、私的に最も気になる事柄なのだ。





2014年には、千代田区大手町に外資系超高級ホテル『アマン東京 』の開業も控えており、いささか、都心の超高級ホテル間の競争は激化し過ぎで、飽和状態であることは否めないのだけれど、千代田区と中央区を中心に、外資系超高級ホテルがこれだけ集中する構図は、まるでニューヨーク五番街のミッドタウンのようでもあり、TOKYOという都市の存在を世界に強烈にアピールしているように思えてくる。それは、観光立国を目指す日本国の使命でもあるけれど。





そう、ニューヨークの最先端スポットが、先月バッテリーパークに開業したばかりの、ヒルトンホテルの最高峰ブランド『コンラッド・ニューヨーク 』であるならば、そこのルーフトップバー『Loopy Doopy』でいただくシャンパンは、至福の時間を演出してくれるだろうね。しかも、同ホテル内の全レストランをディレクションしているのが、他でもないフォーシーズンズホテル・ニューヨークの元エグゼクティヴ・シェフ、アンソニー・サモラその人なのだから。





また、以前のブログで取り上げたフランスのパイヤールも同ホテル内に出店しており、色んな意味で、ヒップを絵に描いたような最高級ホテルの誕生だとも言える。立地は、自由の女神を眺められるウォール街や、リッツ・カールトン・バッテリーパークにも程近いのだ。



そういった意味で、東急プラザ表参道原宿のルーフトップに位置するシドニー発カジュアルレストラン<Bills>が、今TOKYOで最もHIPな場所のひとつなのかもしれない(笑)。





Have a nice weekend!

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この季節の流行は、

パラドックスなのだろうか。


東急グループが今月、原宿駅と渋谷駅の区間に、複合商業施設を2棟開業させた。18日に開業したのが、神宮前交差点前に位置する地下2階地上7階建の『東急プラザ表参道原宿 』。そして今週26日に開業したのが、渋谷2丁目に位置する地下4階地上34階建の『渋谷ヒカリエ 』だ。



東急プラザ表参道原宿に関しては、ジェシカ・アルバ来日の際、少しばかり取り上げたが、フロア構成を見る限り、渋谷109に代表されるようなカジュアル衣料中心のセレクトとなっており、10代から20代の若年層をターゲットとしたラインナップだろうか。



私的には、特筆すべきものは何ひとつなかったが、唯一足を運んだ7階に位置するビル・グレンジャーのシドニー発カジュアルレストラン『Bills 』だけは、魅力的に思えた。5年前にブログで取り上げた、代官山に期間限定でオープンした『Bills』に足を運んだのも、今思えば懐かしい思い出だ。これからの季節は特に、原宿から渋谷方面の景色を眺めながら、東急プラザ表参道原宿7Fのテラス席でいただく食事は格別だろう。
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そして昨日、暖かい雨が降る中、開業したのが34階建の
渋谷ヒカリエ写真:上)だ。こちらは、フロア構成を見る限り、20代から40代の女性をターゲットしたラインナップとなっており、化粧品売場を除けば、ラグジュアリーブランドの出店はない。それゆえ、近隣の高級住宅街、松濤に住む40代以上の富裕層や、東急線沿線に住む渋谷及び世田谷の両区民を顧客に据える東急百貨店本店とは、対照的なカジュアルなラインナップとなっている。



私的に注目しているのは、8階のアート関連のクリエイティヴ・スペースと、11階のミュージカル劇場東急シアターOrb(オーブ)」だ。早速、8階のアートギャラリーでは、英国のデミアン・ハーストの企画展が開催中で、東急シアターオーブでは、今後の公演(10月6日~21日『フランス版ミュージカル/ロミオ&ジュリエット』、10月下旬『ウィーン版ミュージカル/エリザベート・ガラコンサート』、12月上旬『ホセ・カレーラス テノール・コンサート』)が目白押しで、とても興味深い。



食品フロアに注目してみると、地下2階に、ジョエル・ロブションのブランジュリー専門店< パン ドゥ ジョエル・ロブション>や、ピエール・エルメのスイーツブティックが目に留まった。とはいえ、ジョエル・ロブションは隣の恵比寿ガーデンプレイスにレストランやカフェ、ブランジュリーを構えている。また、ピエール・エルメは渋谷ヒカリエから徒歩圏の表参道交差点近くに、旗艦店を構えており、今回の出店に新しさは感じられない一方、富裕層が多く住み、好感度な人々が行き交うインターナショナルな都心ゆえ、飽和状態云々というより、グルメな人にとっては使い勝手がよくなるため、何ら問題は生じないのだろう。



付け加えると、ピエール・エルメは、西武百貨店池袋本店新宿伊勢丹本店渋谷ヒカリエと、副都心線の主要ターミナル3駅に、それぞれ店舗を構えたことになる。また、渋谷駅を始発とする銀座線の表参道駅及び銀座駅の近くにも店舗を構えており、出店に関して言えば、完璧な選択だろうか。



ところで、私的な東急グループのイメージはといえば、今年開業する東京スカイツリーで注目を浴びている東武グループほど地味な印象ではないが、三菱三井のようなブランド力はなく、どこか中途半端な存在であり、80年代から90年代にかけて、都心で最先端の再開発を成功させた、当時の西武グループのような革新性や洗練さはない。



東急グループの中には、知人が少なからずいるが、育ちの良いお坊ちゃん・お嬢ちゃんもたくさんいて、人柄が良いイメージのほうが強い。三菱や三井に代表されるような財閥系企業特有の、有名大学出身の派閥も関係がないように、俺の目には映るのだ。あくまでもイメージなので、あしからず。



また、渋谷と言えば、新興ベンチャー企業、特にIT関連企業が集中するエリアなのだが、渋谷ヒカリエの高層に位置するオフィスフロアへ移転してきたのが、他でもないDeNAと、ライブドアを買収した韓国のNHNだ。同ビルに入居する大企業KDDIはともかく、先述した2つの企業は、どことなく胡散臭いイメージは拭いきれない一方、渋谷ヒカリエのオフィスフロアは都心でも珍しく、空きもなく、満室スタートのようだ。






to be continued

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