親になって、17年が過ぎ
子どものことを褒められると、自分のこと以上に嬉しい・・・・
今日は、それに近い感覚で、ものすごくうれしかったこと、それはうちのスタッフが褒められること
職場やスタッフのことをほめられると、素直に嬉しい・・・
特にスタッフのことを褒められると、わが子を褒められるのと同じ気分である
人は、褒められて育つと、自然に相手のことも褒めるようになり・・・・
いつも、ほんっとにもう!できないんだから~~~ って、怒られて育つと
自分に自信を持てず、その自信のなさを他人にぶつけてしまう・・・・
たとえば、そう、、他人をほめるより、できないところを指摘したり、貶したりする・・・・。
悲しいことだが、人間は環境によって育てられる動物であるため、
それはその人自身がどうのこうのということではなく、その育ってきた環境の問題でもあるため
一朝一夕にそういう人を変えることはできないし
また人を変えることもできない・・・・
人を変えるには、人的環境のひとつでもある自分自身を変えなければならない・・・・
褒めたいが、なかなか日本人は褒めなれてないし、褒められなれてもいない(;^_^A
それでも、「ほめる」ことは、組織運営においてもとても重要なstrategyにもなる
褒めなれてない…という理由はもはや通用しない・・・・
褒められて慣れている世代が社会の中にたくさん、でてきているからである。
そんな中、これまでの自分たちと同じように、叱咤激励していたのでは
そもそも、人材育成の前にラポールの形成さえできない・・・・
今の家庭教育、初等教育の現場でよくきく「すばらしい」という褒め言葉。
たとえば、
「○○さん、あなたの△△の部分は、とても素晴らしい。
でも、☆☆の部分を改めたらもっとよくなると思うよ!」
という文言を子供たちに投げかける場面を多くみるようになった。
ただ、大切なのは、褒めるだけではだめだということ。
叱られrことも大切。
叱られたうえで、褒められるほうが、うんと子供たちに響いている。
わが子のソフトボール部でも、野球チームでも、そう実感している。
褒めるだけでは、次の行動へのステップアップがしにくき・・・
改善しなければならない部分やかけている部分が本人にわからないため、二の轍をふむことになる。
やはり普段から、もっとよくなってもらいたいから注意するという愛情のムチ《叱り》も必要なのである。
茂木健一郎氏『脳を活かす勉強法』(PHP)の書籍紹介には次のように書いてある。
"喜びを感じることで、「快感」を産み出す脳内物質「ドーパミン」が分泌され、
脳はその快感を再現しようとして脳内に新しいシナプス(神経回路網)を形成する。
それにより快感を生み出す行動が次第にクセになり、繰り返していくうちにその行動が上達していく…。
これを「強化学習」といいます。"(本文より抜粋)
・・・褒められる快感が、次の行動の刺激になる好循環が「強化学習」である。
ここで、おそらく、おとなの教育は強化楽手ではないでしょう?という人がいるかもしれない。
もっと言えば、大人には、もっと当てはまるものが・・・・
そう、それが応用行動分析学のABCモデルのような気がします。
もちろん、強化学習の場合もあるが、結果がすべてを導くというABCモデルなら
おとなでも、なるほど!と思う
Aは、Antecedents(誘発要因)
Bは、Behavior(行動)
Cは、Consequences(行動結果)
人が行動を起こす前に、その行動を促す事柄やきっかけが必要、これが「誘発要因」。
次に、それをきっかけとして、何らかの「行動」が起こる。
その結果、行動者は何かを感じる。これを「行動結果」と呼ぶ。
人間の行動はすべて、このように「誘発要因→行動→行動結果」
というサイクルに沿って起こる。
”ほめる”ということが注目されている理由は 単に、部下をほめておだてたり、
気持ちよくさせるためにほめるのではない
次のより進化した行動を促すために 「ほめる」 のである
みっちゃん