「日本水道史」に出てくる紋章の水道蓋~その10~大阪市 | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

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マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

水の都 大阪市の市章の由来は水路の道しるべであった「澪標」とされています。
(解説ページはこちら

『日本水道史』(1927年 中島工学博士記念事業会編)の大阪市の項には以下のような紋章が載っています。澪標の市章の周りに菱形の囲いがあります。


これまで、何度か大阪には行きましたがいまだにこの紋章に出会ったことはありません。上下水道とも蓋に描かれている紋章は市章です。
また、1931年(昭和6年)竣工の高地区配水喞筒場の建物の紋章も市章となっています。


1895年(明治28年)通水開始とのことですが、そのような非常に古そうな蓋はこれまで見つけていません。そういったもの(明治・大正期)には菱形の紋章が付いているのかもしれません。

とりあえず、手元のそこそこ古そうな蓋はこんな感じです。いずれも紋章は囲いなしの市章です。




「日本水道史」に出てくる紋章の水道蓋

その1~東京市

その2~横濱市

その3~川崎市

その4~秩父町

その5~山形市

その6~福井市


その7~松本市


その8~名古屋市


その9~京都市