マラソン選考について2 | 徳本一善オフィシャルブログ「-ICHIZEN-」by Ameba

マラソン選考について2

マラソン選考について書きましたが、では実際、日本マラソン復活のための策を私なりに考えたことを書いた方がいいと思いましたので書きたいと思います。

なにかのやらなければいけないことは分かっていても、何から手を付けていいのかわからない。

なぜか今の日本の政治、社会と同じような境遇を日本のマラソンという世界でも起きているのだと思います。

そんな中で、私なりにマラソン強化の上でまず実業団というシステムやそれ以外の選手もいますので、それを含めた現実的なやり方を考えなくてはなりません。

ですので、強化費という形で選手個人を支援するということが良いでしょう。

実際に陸連ができることは、強化費を出すぐらいのことしか現実的にできないと思います。

補足ですが面白いことに、何度も日本トップ選手の合同合宿を見てきましたが、全く機能していないように見えてました。なかなか違うチーム同士が集まってトレーニングするのは無理があるなというのが感想です。

強化費といってもただ費用をあげればいいのかというとそうではありません。

ある条件をクリアした選手のみです。

2時間11分を切った選手のみ適用される。

また最低3カ月以上の陸連の指定した場所でのトレーニングのみ強化費を全額支払う。

年に一回は福岡、東京、琵琶湖、また指定される海外のビックレースのどれかに参加すること。

それ以外は認めない。

期限は4年(リオオリンピックまでですが、2年に一回更新で2時間11分切れない選手は適用できなくなる)

場所はケニアのクラブチーム、エチオピアのクラブチーム、アメリカのクラブチームでの合同参加
またはコーチトレーニングのできる場所(これは国と地域は調べて指定しなければいけないと思います)

また科学的根拠に基づいたトレーニングを取り入れるために医学博士など帯同させる。(これも難しいかもしれませんが・・・)

それを約束する選手のみ強化費として陸連が支払う。

というのはどうでしょう。

僕の思うところの焦点は1つはコーチトレーニングを長期計画で行うことが一番のメインの目的です。(日本の男子では長期コーチトレーニングをしている選手を聞いたことがない・・)

そしてそのノウハウを持っている東アフリカ勢のトレーニング、またここ最近急激に力を付けているアメリカのトレーニングを日本の選手が長いスパンで計画的に強化することができれば何か期待できる結果が出るのではないかと。

欲を言えば2年ぐらいずっとコーチでトレーニングできるようなタフな選手が出てくれば面白いんですが、こればかりはなかなか現実的に難しいのではないかと思うので3カ月で何回も行くような形の方が現実的かなと。

またジュニアや若手の育成も考えなくてはいけませんが、とりあえずは今マラソンを走っている選手のみを考えてみました。

特に学生は授業などの本分があるため、留学する覚悟がある選手でないとなかなかこういった強化は難しいかもしれません。

簡単に考えてみましたが、どうでしょうか?笑