臨月の患者さんで、前回出産時の帝王切開の傷跡があり、癒着と引き攣れに夜間痛がありました。
4年前の第一子の出産が帝王切開で、出産当初より傷口の引き攣れやむくみが生じていました。
その当時から傷口の癒着を緩める調整を行っていたため、今回、妊娠8カ月目までは特に問題はありませんでしたが、8カ月以降より、引き攣れに痛みが再発し寝返りもうてないほどで、病院に行っても胎児には問題がないからと言われて見てもらえず、当院に来院しました。
↑の写真が帝王切開後の傷跡です。
写真のように、傷跡に対して縦横と皮膚を伸ばし、皮膚と筋膜の癒着を緩めます。
次に、筋膜を縦横に伸ばし筋膜の硬縮を緩めます。
そして子宮と筋膜の癒着を緩めます。
更に、大腸の横行結腸も固いので、牽引して緩めます。
その結果、痛みや引き攣れが無くなり、むくみも改善されました。
便秘も改善し、腰痛も無くなりました。