もうみんなまとめてただのアジでええやん?
さぁ、待ちに待った日本のお魚図鑑シリーズ第④弾
今回は「アジ」です
この大変ご好評の日本のお魚図鑑シリーズも早くも第④弾となりました
確か前回第③弾書いたのがええっと
どんだけ需要ないねんこの日本のお魚図鑑シリーズ?
10年で一本かい?
10年で一本ペースかい?
このペースで行けばたぶん次回第⑤弾書く頃には私もうこの世に居ないでしょうね?
アジと言えばもはや我が国のスーパーで置いてない店探す方が難しいんじゃないかってぐらいこの国の国民の心に根付いてしまった超メジャーな食材フィッシュです
流石にこのまま手ぶらじゃ帰れんってことで帰りに泉佐野青空市場に寄って晩飯用のアジ買って帰ったんですが
よく見るとどうもこのアジがなんかおかしい
え?
あんたの方がおかしい?
いやいやいや何を仰る
私から言わせれば毎回こんなブログ真剣に読んでるあんたらの方がおかしいわ
ま、ごちゃごちゃ言い合っても仕方ないんでとりあえず今回は
「どっちもおかしい」
って、ことで今日のトコは手を打ちましょう
↑なんの和平協定やねんこれ?
なんせこのアジがどうもなんかふだん見慣れたアジと微妙に違う気がする
色も変だし体型もスマートだし同サイズのアジに比べるとなんだか目付きもギョロっとしてるような?
気になったので家に帰ってネットで色々調べて見た所それらしき答えに辿り着く事が出来ました
こいつの正体は↓
地方によっては青アジなんかとも呼ばれるらしいです
ちなみにこいつとは別にメアジなんても居るらしいです
ややこしいなアジ?
ふだん市場で一括して「アジ」として売られてる中にもこの様な微妙な亜種が存在する事がわかりました
ちなみに最も多いのがマアジでこいつも地方によっては赤アジなんて呼ばれる事もあるらしいです
ホンマややこしいなアジ?
流石にシマアジやヒラアジ、ムロアジなんかは明らかに見た目も形も違うのでただの「アジ」として売られる事はありませんがここら辺のマルアジ、メアジ、マアジ辺りはもはや素人目じゃどっちがおすぎでどっちがピーコか見分けるぐらい識別するのが難しいハイレベルなそっくりさです
(↑いや、普通に見分け付くやろ?おすぎとピーコ?)
あぁ、なんかややこしいなアジワールド?もうみんなまとめて「ただのアジ」でええやん?
そう言や我々釣り人もアジに関してはサイズや産地、微妙な個体差や味の差によって様々な種類分けしますよね?
小アジ、豆アジ、尺アジ、鬼アジ
メガアジ、ギガアジ、テラアジ
黄アジ、金アジ、メクリアジ
関アジ、トロアジ、北浦灘アジ
たかがアジ、されどアジ
一体どんだけ名前存在すんねんあんたら?もうおっさん訳わからんわ
そのうちシッポの黄色い部分が金色に輝く
スーパーサイヤアジや
半分電気で動く
地球環境に優しいハイブリットアジ
オレオレ詐欺に便乗して始まった
オレオレアジや
アコムのCMに影響されてついついサラ金に手を出しちゃった
はじめてのアジ
なんてのも出て来るかも知れませんね?
出て来るかいそんなもん。
タダゲーム
息子が今月いっぱい使える海上釣り堀の無料優待券を↓
なんとまぁ二枚も持ってるって事でこりゃ使わにゃ損とばかりに急遽やって来ました
ええかみんな耳の穴ようかっぽじって聞くんやぞ?
タダやでタダ?
無料券のお陰で今回二人とも
タダやでタダ?
実はここ田尻の一般イケスの釣り座の決め方はよくあるクジ引き方式では無く予約が早かった者から順に好きな釣り座を選んで行けるルールになってます
ですから予約入れるのが早ければ早いほどいい釣り座に着けます
ええ、もちろん我々もタダながらちゃんと数日前に電話で予約入れて来ましたよ
一体それが何番目だったのかは知りませんが
AM6:00田尻到着
受け付けで予約順に番号の入った整理券を渡されました
番号を呼ばれた者から順に入場して空いてる好きな釣り座に着いて行って下さいとの事でした
海上釣り堀の人気釣り座と言えばやはり「カド」です
どうしてもイケスのカドに魚が集まってしまう傾向にある海上釣り堀では「カドを制する者こそがその日のウイナー」とまで言われるほどカドとなんの変哲もない所では100対0ぐらいの圧倒的大差が出てしまう事も珍しくはありません
なので常にカド付近は取り合いへし合いのポイント争奪戦になってしまうんですが
今回我々の入ったイケスの定員が12名
四方合わせてカド付近を陣取れるのはせいぜい先着7、8名ぐらいまでが限界でしょう
こりゃとっとと入場してカド抑えんと一日地獄見るな?
そう思いながら自分達の貰った整理券の番号見て鼻血が出ました
息子が11番で私が12番
いや、ちよっと待って?
定員12名で11番と12番ってことは
ベベやがなわしらこれ~~~~?
カド難民決定やがなわしらこれ~~~~?
いや
今回タダやねんから文句言うたらアカン
タダやねんから
案の定、最後に我々が入場した時にはもう全てのカドと言うカド付近はこれでもかってぐらい常連組に抑えられてました
仕方なく「こんなトコどう見てもサカナ周ってけえへんやろ~」的な全くなんの変哲もない空いてるド真ん中で釣りを開始
(ちゅうかここ以外選択の余地あらへんがな?)
両カドの常連組がバッホンバッホン釣る中
二人して手変えエサ変えあれこれ引き出し開けまくるもののかれこれ数時間我々のウキが沈む事は一回もありませんでした
なんなんだこのカドと真ん中での両極端な天国と地獄の差は?
これが海上釣り堀の光と影ってやつなのか?
いやいや
今回タダやねんから文句言うたらアカン
タダやねんから
苦節6時間
私のウキがようやく沈みました
ちっちゃなタイでした
後にも先にもこれが
本日最初で最後のたった一回切りのアタリでした
私なんてまだアタリあって一匹釣れたからマシです
息子なんてもう
かれこれ7時間全くアタリすらないままゲームセット迎えました
そんな訳で
二人で7時間がんばってタイ一匹ってどう言うことやねんこれ~~?
いやいやいや
例え7時間がんばってこんなタイ一匹だろうが
今回タダやねんから文句言うたらアカン
タダやねんから
追伸
結局一匹も釣れなかった息子は帰りに泉佐野漁港の青空市場に立ち寄って
晩飯用のアジ買って帰ってました。
マゴッチーとカマッスー
そう思われた方も多々おられるかと思いますが
ネタないんや
台風で釣り行かれへんから他に書くネタないんや
カマスの塩焼きが予想以上に美味しかったのは前回の最後の写真からもご察し頂けるかと思いますが
いや、あんまりウマそに見えへんよな?
料理の写真撮んのヘタクソやな私?
問題はマゴッチーの方です
実はこちらのマゴッチー
当初は後からキッチリ測定したのち釣果写真だけ撮ってリリースしてやろうかと思いとりあえずスカリの中に入れてたんですが
何が原因だったのかはわかりませんが暫くして上げて見るとなんとまぁ無情にも
スカリの中でお亡くなりになられてました
↑こちらの写真撮影時にはもう既にお亡くなりになられてます
これが自殺だったのか他殺だったのかは私にもよくわかりませんが
体色や目の曇り具合からしてまだ死んで間もないのだけは確かでした
「殺してしまったからにはもうどっちかが持って帰って食うしかないだろこれ?」
そこから始まりました
息子と二人
「どっちが持って帰るかの擦り付け合い合戦が!」
従来なら食える魚は喜んで持って帰るんですがなんせここ敦賀はちょっと遠い
家に帰り着くのがいつも夜の10時とか11時になってしまいます
ただでさえ帰ってからの道具の片付けやなんやかんやでクタクタになるのに更にそっからまだ大量の魚の下処理までせにゃならんと言う苦痛はもはや体力的にも精神的にもかなりの負担となります
なのでチャチャッとやってパパッと食えるような最低限の酒のアテ分だけしか持って帰りません
若しくは最近は開き直って
全く持って帰りません(笑)
そんな訳で今回は私が試しにカマッスーを数匹持って帰って食うって事で
息子「どうせカマス持って帰るんやったらこれも責任持って一緒に持って帰って食ったれよ」
的な流れで仕方なく私が持って帰る事になりました
しかし腐ってもテッサナミと呼ばれるぐらいの夏の高級魚です
食えばウマいのは私も知ってます
しかし流石に夜の12時半からこいつの腹出して三枚おろしにまでする根性は私にはもう残ってませんでした
仕方なくこの日はそのまま尼崎市のゴミ袋に入れてそのまま朝まで冷蔵庫に放置
今思えば
これが全ての悪の元凶の始まりだったんですね?
幸いにも釣りに行った次の日は私ほぼ休みです
ここのブログが月曜日によく更新されるのはそこら辺が理由です
朝からこのマゴチ捌いてビール片手にテッサナミに酔いしれようとネット見ながら「マゴチ 刺身 捌き方 テッサナミ」で色々検索して見たんですがそこで私は思わぬ下処理のトラップにぶち当たりました
「マゴチ」
①身の傷みが非常に速い魚
②おいしく食べる為には必ず生き締め&血抜きが必要
え、あ、
いや、
ちょっと待って?
このマゴチ生き締めどころか
全く絞めてへんし?
(ちゅうかスカリの中で勝手に死んどったし?)
オマケに
血抜きとかも全然してへんし?
更に内臓も出さんまま昨日からずっと
冷蔵庫に放置しとるし?
そう言や前回釣った時は確かどうしていいかわからずネットですぐに調べてすぐにその場で生き締め&血抜きまでちゃんとやったような記憶も無きにせず在らず
試しに少しばっか刺身にしてポン酢とモミジおろしで食って見る事にしました
本来ならテッサばりにかなり薄切りにしなければ食いにくいぐらいのプリプリ食感がウリのテッサナミなんですが
なんか知らんがうちの全然切れない包丁でも
普通にグチャグチャに切れました
とりあえず変なクセとか生臭さとかは全く無かったんですが
8年前に食ったあの時のテッサナミのプリプリ食感も全くありませんでした
いや、むしろ
かなりブニョブニョな魚味のコンニャクゼリー食ってるって感じ?
あぁ、なんてこった
魚って一歩下処理間違うとこんなにも別物にトランスフォームしてしまうものなのか?
これじゃただのポン酢味のコンニャクゼリーじゃないか?
本日の教訓
「テッサナミも下処理一歩間違うとテッサイカ」
魚食ワールドの難しさをつくづくと実感させられた真夏の一コマ劇場でした
ホンマ魚って面倒くさいわ~。
カマッスー
なんとかマゴッチーを仕留め無事ノルマは達成する事が出来た我々でしたがこれしきのお戯れ事で帰れるほど人間出来てませんでした
タイムリミットまでまだ残り一時間あります
エサの豆アジも無くなった事だし
悪あがきと称して最後の一時間
一旦朝の豆アジ釣ってた防波堤に戻って
ルアー投げ倒して見る事にしました
こんなトコでジグなんて投げたこと無いんで何が釣れるのかはさっぱりわかりませんがこんだけ豆アジがおるって事はそれを食いに来るなんらかの青物の一匹や二匹ぐらいは
お、おおお、おったがな?ホンマに青もんおったがなここ?
答え早っ!
そっから夕方の時合タイムに突入したのか何故か今度はカマスの入れ食いタイムに突入
ワンキャストワンバイト
おもろい!
おもろすぎるぞこのラスト一時間の悪あがき!
ジグサビキ使えば少しサイズ縮むものの二連三連も当たり前
まさにカマス祭りのカマスカーニバル
塩焼きにするとウマいとされる庶民派グルメフィッシュです
ちゅうかなんやねん前回からマゴッチーだとかカマッスーだとか?
普通に呼べよ?普通に?
私カマス食ったこと無いんでとりあえず何匹か持って帰って塩焼きにして食って見る事にしました
今夜のビールのアテはこれで決まり
そんな訳でPM18:00
本日のお遊び事は全て終了しました
これと言って大したオチはありませんが
とりあえずは
敦賀湾に感謝!
げっぷ。
マゴッチー
実に今シーズン三回目の
敦賀湾です
二回目はエサによるキス釣り調査と、来たら
三回目はもうアジでも泳がせてなんかデッカいの狙うしかもはやこれ以上視聴率維持する方法ないだろ?
↑なんの視聴率やねん?
実は前回キス釣ってる時にハリに掛かったハゼがアタマだけの姿で上がって来た事がありました
当初はそんな魚なんだと思ったんですが
↑どんな魚やねんそれ?
明らかにボディを何者かに食いちぎられ天に召されてました
底が砂地で今の時期ボトムズル引きで小魚に食い付いて来るフィッシュイーターと言えば..
これ絶対マゴチおるわ
これ絶対ここら辺マゴチおるはずやでこれ
そんな訳で息子と話し合いの結果
第三回調査はこのマゴッチーを視野に入れたアジ泳がせによるちょっぴりワンサイズアップのフィッシュイーター狩りを実施する事にしました
まずは本日のエサとなる豆アジを確保するため
お子様サビキセット片手にボートで目の前の防波堤へと上陸
釣れるわ釣れるわ
ここナンボでも豆アジ釣れるわ~
短時間でこれだけの豆アジが手に入りました
あとはこれを持って帰ってまとめて片栗粉まぶして油で揚げて南蛮漬けって
いや、アカンやろ?
あんたらが食うたらアカンやろあんたらが?
えっ?わしらのエサちゃうんかいこれ?
わしらが食うたらアカンのかいこれ?
やり方は以前ウミックでよくやってた市中引き回しアジさんと同じです
ダウンショットでこいつらを沈めてひたすらボトムズル引きです
あと余談ですが息子が今回用意して来たニューアイテムがこちら↓
こいつをボート後方にパラシュートさせてあえてボートをゆっくりチンタラ流す事により補食がヘタクソなマゴチに少しでも食う機会を与えてやろうと言う神のご慈悲です
そんな訳でパラシュートアンカー沈めてチンタラボート流すこと30分
なんか釣れた
なんか釣れたでこれ~
初の獲物は私の釣った「どないしたらあのアジ丸飲み出来んねんあんた?」ってぐらいの超ミニミニサイズのアオハタでした
とりあえず持って帰って片栗粉まぶして油で揚げて南蛮漬けって
え?アカンのか?
リリースサイズ?
えっ?わしらのエサちゃうんかいこれ?
食うたらアカンのかいこれも?
わしらなに食えっちゅうねん?
その後ポイントを少し離れた砂浜方面へと移動
暫く流してると息子の竿がいきなりぶち曲がりました
いえ、息子の竿と言っても息子の股間の方の竿じゃありませんよ
手に持ってるジギングロッドの方ですよ
息子のムスコじゃありませんよ
ほ、ホンマにマゴチ釣れたわ!なんか知らんがホンマにマゴチ釣れたわこれ?
多分あなた達にはわからないでしょうこの想像を絶する喜びと感動が
なんの過去の実績やデータすらない手探り状態の中「もしかしたらここら辺マゴチおるんちゃうん?」と言う推測と勘のみで突撃した今回のこの実験結果がもたらしたこの超感動スペタクル巨編的な感動の渦が
↑興奮し過ぎてもうなに言うてるかわからんがなこのおっさん?
これがマゴッチーです
後で測ると56㎝ありました
食べ頃サイズです
以前私も試しに持って帰って食った事あるんですが「照りゴチ」とも呼ばれる盛夏が旬のこちらの魚
見た目のグロさとは裏腹に薄造りにすれば地方によってはテッサナミ(フグに匹敵するぐらいウマい)とアダ名されるぐらい美味しい魚です
しかしまぁ、狙い通り本当にマゴッチー釣れてしまうとは
我々の変態的野生の嗅覚もまだまだ捨てたもんじゃないですね?
その後も豆アジ達は次々と色んな魚達に食われて行きました
私のアジに食らい付いて来たまたしても「どないしたらあのアジ丸飲み出来んねんあんた?」ってぐらいの超ミニミニサイズの初めて見る謎のサカナ
どう見ても地球上の魚じゃありません
なんなんだこいつは?
いったい誰やねんおまえ?
どっから来てんおまえ?
そんな感じでPM17:00
エサ用豆アジも売り切れ完売
こうして今回の我々の支中引き回しアジさんによるマゴッチーの捕獲と言う任務は無事成功致しました
しかしわざわざ高速代往復7,000円払ってこれしきの茶番劇で終われるほど我々の煩悩世界はあまくはありませんでした
タイムリミットまで残りまだ一時間あります
「アジが無けりゃルアーがあるさ!」
そんな訳でラスト一時間
我々の悪あがきはまだまだ続く..