私はいろいろなところで講演会をしてきましたが、その中で結構多くの方から

「何して遊んでいるんですか?まだ若いのに…」

だとか結構プライベートの生活を心配されるような機会が多かったので、私事ではありますが、一つご報告を。

 

確かに、仕事(特別養子縁組や児童福祉とは全く関係のない会社員)+当事者としての活動で忙しいため、自分の生活がおろそかになる期間があったりはします。

しかし、私にはそんな中その活動に理解を示してくれるパートナー(彼女)がいます。

2人とも25歳ということもあり、結婚前提のお付き合いをさせていただいています。

その方は、私が特別養子縁組であることを聞いても何の偏見もなく接してくれましたし、私の活動のことを理解してくれ応援してくれています。

私がお世話になった乳児院の職員さんも、私がいろいろな負担や苦労をしているのを知ってくれているので、

「はやくパートナーができるといいねぇ」と言ってくれていましたが、よい報告ができそうです。

 

私にとって、その方は結構長い付き合いになります。

もう、知り合ってから5年が経ちそうです。

価値観や、考え方が結構似通っているところが多く互いに求めあうものも似ています。

お互いがお互いに求めるものが似ていたところが、彼女と生きていきたいと思った一番の理由になったと思います。

特別養子縁組の当事者としての活動をしてくる中で、家庭を築くのに重要なのは、夫婦の仲の良さだと感じています。

お互いに、お互いを尊重しあい、「何かをしてあげる同士」ではなく「相手のために何ができるか」同士であること。

何をするかよりも時間や感情を共有できることに幸せを感じられること。

 

そういった一つ一つの価値観がしっくりと来たので、一緒にいると何より安心できるし、今まで以上にいろいろなことを精力的に頑張れる気がします。

また、相手が自分を大事にしてくれるから次こそ、大事にしてもらっている自分をおろそかにはできないなと感じて、食生活や生活リズムもがらりと変わり、今ではすっかり健康生活です。

 

今まで自分の家族を切望してきた私は、それと同時に家族を作るのに恐怖を感じてもいました。

私の良いところ以上に、私の弱いところを知ってくれているので、一緒にいて本当に安心できます。

今後、この女性と一緒にずっと生きていけるように、私も相手の支えになるとともに、相手を大事にしていければと思います。