開会式同様、お金と人民パワー全開の閉会式。
相変わらず派手な演出。
高く聳え立つ塔にうじゃうじゃ駆け上る人、人、人。
空中を舞う人、人、人。
テレビを通して見ているだけなのに、こちらの足がすくんでしまうし、
ワイヤーに吊るされて空中に舞い上がったり、急降下で降りてきたりと
忙しく何度も何度も動き回る人を見て、こちらが酔いそうになったり・・・
さすがにこの派手派手パターンに慣れたから、
開会式ほどびっくり度肝を抜かれる事はなかったけど、やっぱり凄かったなあ。
花火の量も半端じゃないし。
鳥の巣から打ち上げられた花火の数も半端じゃない。
火薬の量を考えると、良く無事に何事も起こらなかったなあと余計な心配。

しかし、様々な花火が打ち上げられるのを見るたびに、
「これは本物か?それともCGか?いや、煙が上がっているから・・・」とか、
「これも口パク?」とか、知らず知らずに「偽装工作」を探している自分。
いけない、いけない。純粋な心を失ってしまった。(笑)
どうせなら、開会式のいろんな「裏テク」を五輪が終わるまで
ばらさないでいて欲しかったなあ・・・。ちょっと冷めてしまった。
これじゃ、「サンタはいません、」と大人に断言され、クリスマスに夢を失った子供のようだ。
よく考えてみたら、開会式も閉会式も一種の「ショー」なんだから、
別にどんなトリックがあったって良かったのではないだろうか?
プリンセス天功のイリュージョンやMr.マリックの「きてます、」に仕掛けがあったとしても
それを偽装だと目くじら立てて起こる人はまずいないだろう。
「ショー」はあくまでイリュージョン。トリックがあったとしても、
見ている人をワクワクした気持ちにさせ、夢と希望を与えるのが目的なんだから。

いやはや、何とも賑やかなスポーツの祭典であった。。。