ポピーの花束を見つけて、思わず衝動買い。
ぽわぽわとかわいいポピーの花が大好き。

ポピーといえば、思い出すのがアメリカ人女流現代画家の
第一人者である、ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe 1887-1986)。

彼女は1918年~1932年頃に多くの花の絵を制作しているが、
それは彼女の最愛のだんなで写真家のアルフレッド・スティーグリッツ(Alfred Stieglitz 1964-1946)と共に過ごした甘い時期と重なる。

彼女の花は「まるで人が蝶のサイズになったような」視点で、例えば、花一つをキャンバスいっぱいに拡大して描く、といったようで大胆きわまりない。近代写真の父と称されるだんなですら、その斬新さに "equivocal (<態度・事柄などが>はっきりしない)"な態度を見せたようで、

「まさかこれを展覧会で見せるつもりじゃないんでしょ?」

と言ったとか。
無論初めて展覧会に出展された時は、それまで眼にしたことのないその構図に、人は度胆を抜かれ、
かなりのスキャンダルとなったようである。

そんなジョージア・オキーフ気取りで写真撮影会。ポピーの花って絵を描かせたくなる、何ともニクいモデルさん。
今度は絵にも挑戦してみようかな・・・。

参照:Georgia O'Keeffe: One Hundred Flowers, ed.
Nicholas Callaway (New York: Alfred A. Knopf, 1994)