今日は城山公園で、セイブジャパンプロジェクトの観察会でした。城山トコロジストの会では、今季このプロジェクトに参加しており、10月、11月、12月の観察会は、損保ジャパン、日本NPOセンター、日本環境教育フォーラムなど、多数の団体との協働イベントという形をとっています。

今日はその第1回目。テーマは巣箱観察ということで、今年の春から夏、野鳥が巣作りと子育てを行った巣箱を下して、中を観察しました。
まず冒頭、野鳥と巣箱についての解説をした後、参加者を3班にわけ、それぞれ分担の巣箱を下してきてもらい、部屋に持ってきました。

そうして、いよいよねじを外して巣箱の板を外します。
すると中には、ヤモリが入っていたり、大きなゲジゲジがいたりして、あちこちから歓声や悲鳴が聞こえてきます。



そして、いくつかの巣箱にはシジュウカラが作った古巣が入っていました。



本物の古巣というのは、大人も子供も見たことがないようです。みなさん、ピンセットで巣をばらしてみたり、孵化しなかった卵を手に取ってみたりして興味津々という感じで観察されていました。
巣をかけたときには、ただの木でできた箱でしたが、一年後下して再び中を開けてみると実にいろんな生き物が巣箱を使っていることがわかりました。生き物にとって、「穴」や「隙間」がとても大切な空間なんだということが皆さんにも伝わったと思います。

各巣箱の観察結果は、観察カードに書いて、大きな巣箱マップに観察カードを張り付けて、今年の巣箱マップを完成させました。

最後は、みんなで恒例の記念撮影。無事に第1回目を終了することができました。みなさん、楽しんでくれたようでよかったです。

今日の様子は、明日の東京新聞に掲載されるそうです。明日の朝は、出勤前にコンビニに立ち寄ろう。