梅雨が明け 夏本番
「暑い暑い」と一日 何回言う事か
どうか読者の皆様もお身体には
充分に御自愛を頂き乗り越えて頂きたい
今日の私はどっぷり新居と
梨園・梨の大袋掛け
充実した一日を過ごすことが出来ました
で 先日の日曜日 細君の実家で法要
親戚の方々との楽しい語らいに暫時の酒席
勿体ない事にお膳を頂き
「ここ座れ」と義父に銘じられ何故か上座
肩をすぼめて供養の料理にお酒を頂いた
隣りには細君の伯父さん
職業は宮大工 正に私に旬の方
新居の話を大いにやって飲んだ飲んだ
先に記した宮大工
町屋は建てない「手が穢れるから」
存分に理解を頂き そうでしょ そうでしょ
〇〇ちゃん話が分かるねぇ～
伯父さんにも関わらず ちゃんづけ
実に馴れ馴れしい態度
そして〇〇ちゃんからの声
「秀ちゃんが施主やから難しいやろう」
「大工さんも大変やでぇ～」
「いちいち言いよるのやろ」
周囲からは「そうだそうだ」のヤジが飛び
大爆笑が渦巻く
しかし私は棟梁を初め大工さんのプライド
そこを傷つけるような声掛け立ち振る舞いは
してないと自負し そうあらねばと
常に心掛けている
プレカットで出てきた決まった物を
組立てる大工さんとは訳が違うのです
棟梁・大工さんの腕 技が生きているんです
そりぁ時には勘弁してくれもあるよ
真横 真正面 真後ろから
私の視線がある やりにくいもあるだろうが
引き際もわきまえているつもり
だからどうした？ そんな刺激があっても
キッチリ納めていく 当たり前の事です
今の所 満足のいく仕上がり
しいて言うなら 誤差の内ではあるがココ
室内の虹梁 束に塗ってもらった自然塗料
４寸各の梁に芯墨がある
削ってから塗って下さいよ
そうお伝えしていたがこの仕上がり
漏れが何か所かある
こんな小さなことでも言うのを
はばかるぐらい 肝っ玉の僕ちゃん
様々な雑談の中からチャンスを見出し
やんわりと棟梁に伝えるんです
棟梁も笑顔で快諾 二度塗り目の時に
で分かりましたと笑顔で返事
しかし私は施主 言うべきは言う
ペンキ屋さん気が付かなかったのかな？
普通 塗る時に墨があったら聞かないのかな？
そのまま塗ったらアカン
折角 塗って頂いたのに 削って塗り直し
手直し程 馬鹿らしいものは無いですね
そう優しく言う口なんです
しかし塗ったのは大正解
リビングの虹梁にも色が入って
より重みを感じるようになった
そしてもう一か所 リビングと繋がるキッチン
細君の希望もあって全体のバランス
納まりを考えたら・・・・ 一本柱が邪魔になる
棟梁の助言に考えをお聞きし
うん この柱をぶち切って ああだこうだ
ここからここへ ガッといって
ならば上下は他の虹梁と同じガタガタの目
こんな説明で分かって下さる棟梁
早速に取り掛かって下さる棟梁
で納まったのがコレ
くぅ～ 良いねぇ～ 思った通り
この松から上はケイソード
波目模様に荒く塗ってもらって上まで
株からの曲がりが良いねぇ～
こちらからはキッチンが丸見え
飯を作る細君を見るより 松の虹梁
２つほど小さな節があり 無垢と思えば
おしいな～であるが大丈夫
豪快さが良いんです
まぁ絶対 細君は柱が無くなった
そんな事までは気が付かないでしょう
構造上も大丈夫
張り込んで４寸各の柱を入れたお蔭
やっぱり こんな注文修正変更を
言うから「難しい施主」と言われるのかな？
しかしそれに応えてくれる棟梁らが凄いし
有難く思うんです
なにも私はやたらめったらな事は言ってません
そして二階へ上がったら各部屋から
フロアーにまで床板が伸びていた
ウ造りの杉板 一等材ではあるが良い
木のぬくもりがある
仕上げには薄く自然塗料を塗ってもらって養生
裸足で歩くと気持ちいい感覚
何度も何度も この上を歩き撫で触り
挙句は横になる
こんな事もするから
「難しい施主」「邪魔な施主」なんでしょうか？
作業の真っ最中で横に成ったり
座り込んだりする施主
そりぁたまらないでしょうね・・・
明日もお蔭さまで公休日
歯科通院を朝一番に済ませ
梨の袋掛けを仕上げて どっぷり新居
随所を堪能させて頂きます
拝観するのも坪単価の内 拝観料
熟読玩味 楽しみです
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