今月14日に我が家の新築
上棟式を結び日々 棟梁を初め弟子
手伝の大工さん 様々な職人さんが
造作に勇戦奮闘してくれています
本日からは本格的に瓦屋さん
拘りの一つでもあった石州瓦
銀黒瓦で大屋根・小屋根・廂を拭いて頂く
目に見えて変化していく新居
実に楽しみで眺めて嗜む
ビールに焼酎はまた格別である
あの上棟式の夜は
深夜近くまで棟梁らと大黒柱を眺めて
酒盛りに花が咲きました
どの大工さんも大黒を撫でてくれ
「良いな～良いな～」と
お声を掛けて下さり
その場を離れようとはされなかった
実に誇らしく思います
事前に周囲から上棟式当日は
「皆さん疲れているからすぐに帰られる」
そう聞いていたのに大違い
細君の父に平岡夫妻の手厚いもてなし
給仕の相乗効果もあって
冷えた瓶ビールが途切れて
しまう事態にまでなった1ケースは
早々に空になり 恥ずかしいかな
缶ビールが出回る始末
油断していたに尽きた
で もうこうなったら やぶれかぶれ
お祝いに頂いた日本酒・大吟醸 にごり酒
焼酎・赤霧島 ウィスキー・オールドパーを
封切して徹底的に飲んで頂き 見事に空
私も「施主 施主」と返盃の注がれるままに
頂いたが酔っては成らずで
常に神経を研ぎ澄ませていた
夫婦そろっての給仕に見送り
お土産 ご祝儀の手渡し
絶対に仕損じてはならない
しかし全員換えられた後は
やれやれで腰が抜け 歩けなくなった
風呂にも入らず倒れ込んでしまった・・・
以降 未だに皆さんから
「あの時は御馳走になって」
「久々に気持ち良く建前の日に酒を飲めた」
と 様々にお礼の言葉を頂く毎日
そして要所の支払いで
集金に来て頂いても 改まった表情で
「平井さん 今度は仕事では無く
個人として一緒に飲みに行って下さい」
そんな勿体ない言葉も多数頂け
当分 忙しい日々は続きそうです
支払って終り その関係だけでは
余りにも勿体ないのです・・・
あぁしたい こうしたい私の拘りがある
正面に据えた長さ12ｍの磨き丸太
4本の柱が受けている
やっぱりその基礎は所謂 束石で決めたい
川から適当なのを拾ってくるわけにも
行かず思案していたら
お世話になっている設備屋さんが
うちのドバの石を持って行ったらええよ！
えぇ～ あれは佐治石じゃないですか？
この辺で佐治石は高級品
私には勿体ない限りではありますが
「あの大黒に見合ったように」
と 嬉しい言葉も添えて頂いた
棟梁に任せると言いながら
あぁしたい こうしたい ここはこう
あそこはあぁ と要求三昧がこうしてある
それを嫌な顔 一つせず
全てに応えてくれる棟梁 私は心から感謝
御信頼を申し上げている
あの曳きなおしをした時の大黒柱
今や色艶が変化し 木の持つ力を感じる
根は絶ち切られてしまったとは言え
やっぱり木は生きていると痛感する
日曜大工でも分かる荒材
荒材にカンナを掛け ツルツルにしたら
すぐ割れが来る すなわち木が
呼吸をしているからです
荒材のままだと上手く呼吸しているんです
だから磨くのが一番良いとも限らない
要所要所 適材適所と
私はそう思っています
いずれにせよ 大黒柱には
人に物 様々に引き付ける力がある
固定資産税が高くなると
叱責の声も頂くが そんなの関係ない
車でも高級車に乗れば自動車税は高い
それと同じ 贅沢をすればそれ相応の
ことがある だからどうした！
税金を納めるのは義務だ！！
自身を鼓舞するためにも啖呵を切って
今宵の更新と致します
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