しばらくブログの更新が止まっていましたが、皆さんお元気でしょうか?
毎日暑い日が続きますね。
暦の上では秋などと言いますが、モヤモヤしてしまいます。
さて、今日はバイオレットについて。
バイオレットといえば何を連想するでしょう?
ラベンダー、アメジスト・・・
癒しや鎮静を表したり
また高貴さを表現する色であったりもしますね。
実際に昔の着物の着色においては、この紫色を表現する
染料がとても希少なものであり高価であったと言われています。
身分の高い人しか着ることのできない代物だったのですね。
しかし、だから高貴というよりは、この地球上にわずかしかないということ自体が
バイオレットの持つエネルギーなのでしょう。
人間のチャクラの分布においても、バイオレットの領域はレッドやイエローに比べると
小さいのです。
しかし、その領域は脳という非常に繊細で高度な器官に位置します。
色はそれそのものをいつも語っているのだと思います。
私たちにそれを感じる繊細さや知識さえあれば。
なので、色は情報で埋め尽くされたこの世界の中の物言わぬ異質な情報と捉えています。
さて、バイオレットのキーノートに「変容」というものがあり、さらにそこへ光が射すと「変成」となります。
これは表現が難しすぎます。。。。。よね?
色の言語を勉強し始めたとき、このフレーズは私にはあまりにも難しすぎたんですよね。
そして難しすぎて半年くらい放置していまして(笑)
けれど自分の経験とともに色を体験する形でプラクティショナーは言語を習得していくのですよね。
で「変容」とは何なのでしょうか?
変容とはつまり形を変えることです。例えば大豆が豆腐になることを示します。
素材は同じだけれど、違う料理というような具合。
バイオレットはなぜこのようなことを表すのでしょうね。
それはバイオレットが波長の一番長いレッドと割と短いブルーを合わせた色であるのに
そのバイオレットの波長はブルーより短いのです。
通常はレッドとブルーの間ぐらいの波長に落ち着くのかと思いきや
可視光領域での一番短い波長となるのです。
この過程で何が起きているのでしょうね。
つまりこれがバイオレットの変容、変身という言語にも通じるかもわかりません。
予定調和ではないことが起きる。変容、変身。
言い換えれば、変容、変身を望むならレッドとブルーというような
内側の相反するもの、葛藤などを統合させることが必要ということ。
その手法は色々な種類があるとは思うけれど
積み上げた価値観を必要に応じ一度手放し、その過程で自分と和解する。
これはバイオレット/バイオレットのボトルB16が対応するタロットが表すところの「塔・タワー」のプロセスでもあるんですね。
全部壊して再生する。
この破壊と再生のプロセスはしばしば蝶々のプロセスに例えられます。
幼虫時代から蝶になるまでに一度さなぎとなり、中でドロドロになります。
そしてそこから幼虫時代からは想像もできないような形へと変容して飛び出します。
このドロドロの時期を変容の時といいます。想像もできないことが起こるための過程。
そして私たちは何度も何度も死ぬまでこの変容を繰り返す
蝶より美しい生き物なのだと思います。
破壊の痛みは何度味わおうと痛いのだろうけれど
そこには必ずヒーリングが訪れるのだと色の言語は説明しています。
この色に惹かれる時、少なからずこのようなストーリーが
あなたの中に隠れているのかもしれません。
物言わぬ色の言葉は、ひっそりとこうやって必要な人に届くのだと思いながら。
バイオレットの変成についてはまたいつか理解が深まったときにでも♪