「リゾートあすなろ下北号」のダイヤが意外と不便な件!
こんばんは。
今日、2回目の更新です。(といいましても、日付が変わってしまいましたが・・)
くどいようですが、先日(9/24)、JR東日本 より、12月4日(土)に実施されるダイヤ改正の概要が発表になりました。
それにともない、JR東日本の各支社のサイトでも、各地区のダイヤ改正の情報がアップされてきています。
そのなかで、今、盛岡支社 のプレスリリース(下記のpdfファイルです)を見ています。
JR東日本・盛岡支社
2010年12月ダイヤ改正
http://www.jr-morioka.com/pdf/press/pdf_1285550797_1.pdf
http://www.jr-morioka.com/pdf/press/pdf_1285550797_2.pdf
http://www.jr-morioka.com/pdf/press/pdf_1285552466_3.pdf
サイト上の日付は、9/24になっていますが、実際には、多分昨日(9/27)アップされたものだと思います。
そこで、ちょっと気になることがあるのですが・・、
新たに 新青森-大湊 間 に設定される、「リゾートあすなろ下北号」 のダイヤが意外と不便ではないでしょうか。
私が気になるのは、下記2点です。
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●1 新青森駅での新幹線との乗り継ぎが悪い
「リゾートあすなろ下北号」 は2往復運転されますが、新青森駅 での 「はやて」 との乗り換え時間は下記のとおりです。
1) 「はやて11号」 10:01着
→ 「リゾートあすなろ下北1号」 10:44発 (乗り換え43分)
2) 「はやて19号」 12:33着
→ 「リゾートあすなろ下北3号」 13:14発 (乗り換え41分)
3) 「リゾートあすなろ下北2号」 14:59着
→ 「はやて32号」 15:42発 (乗り換え43分)
4) 「リゾートあすなろ下北4号」 17:41着
→ 「はやて40号」 18:28発 (乗り換え47分)
上記のように、いずれの場合も乗り換え時間が40分以上あります。
これは、少々余裕がありすぎではないでしょうか。
特に、「リゾートあすなろ下北3号」 の場合は、あと15分ほど 新青森駅 の発車を遅らせることができれば、13:19に到着する 「はやて21号」 と接続することができます。
つまり、東京を1時間遅く出発できるわけです。
むろん、そんなことは JR東日本 だってわかっているのでしょう。
それでも、このようなダイヤになるということは、何かそうせざるをなかった理由があるのだと思います。
それは、例えば、新青森駅 で在来線の折り返しに使用できるホームが限られるからでしょうか?、あるいは、新青森-青森 間が単線のため、線路容量の問題なのでしょうか?
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●2 東京-大湊 間の所要時間が6時間もかかる
(八戸乗換えよりも1時間多くかかる)
東京-大湊 間を、「はやて」 と 「リゾートあすなろ下北号」 を乗り継いだ場合、下記の通り、6時間ほどかかります。
★ 「はやて」 と 「リゾートあすなろ下北号」 を乗り継ぐ場合
1) 「はやて11号」 東京駅 6:28発
→ 「リゾートあすなろ下北1号」 大湊駅 12:43着 (6時間15分)
2) 「はやて19号」 東京駅 8:56発
→ 「リゾートあすなろ下北3号」 大湊駅 15:02着 (6時間6分)
3) 「リゾートあすなろ下北2号」 大湊駅 13:00発
→ 「はやて32号」 東京駅 19:08着 (6時間8分)
4) 「リゾートあすなろ下北4号」 大湊駅 15:50発
→ 「はやて40号」 東京駅 22:08着 (6時間18分)
これに対し、「はやて」 と 快速「しもきた」 を 八戸駅 で乗り継いだ場合は5時間ほどで到着できます。
★ 「はやて」 と 快速「しもきた」 を(八戸駅で)乗り継ぐ場合
1) 「はやて25号」 東京駅 11:56発
→ 快速「しもきた」 大湊駅 16:44着 (4時間48分)
2) 「はやて33号」 東京駅 15:56発
→ 快速「しもきた」 大湊駅 20:54着 (4時間58分)
3) 快速「しもきた」 大湊駅 8:01発
→ 「はやて20号」 東京駅 13:08着 (5時間7分)
4) 快速「しもきた」 大湊駅 14:05発
→ 「はやて32号」 東京駅 19:08着 (5時間3分)
特に面白いのは、大湊駅 13:00発の 「リゾートあすなろ下北2号」 で、大湊駅 を1時間5分あとに発車する 快速「しもきた」 に乗車しても、結局、「はやて32号」 に乗り継ぐことになります。
リゾート列車をとるか、1時間多く観光の時間をとるか、人によって選択が分かれるかもしれませんね。
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リゾート列車が運行されるというと、観光客は無条件でそちらに流れるのかもしれませんし、もしかすると、上記の件について気にする人はあまりいないかもしれません。
しかし、改善する余地はあるのではないかという気もします。
今後、その次のダイヤ改正、さらにはそのまた次のダイヤ改正と、少しずつでも利用しやすいダイヤにしていってほしいと思います。
ときひろ.ねっと