■思い出の列車■ 特急「かもめ」と急行「出島」 ~昭和55年、56年~
先日(1/11~14)、九州(主に長崎県、佐賀県)を旅行してきましたが、それについては、このブログでも報告させていただきました。
そのとき、とくに記事には載せなかったのですが、諫早-長崎 間と短距離ではあるのですが、「白いかもめ」(かもめ27号)に乗車しました。
「白いかもめ」に乗車したのは、はじめてだったのですが、乗り心地、ゆったりとした座席、そして、車内も含めた全体的なデザイン、とすべてにおいて非常に満足できるもので、JR九州の先進性を感じました。
しかし、今でこそ「白いかもめ」が幅を利かせていますが、私が子供のころの特急「かもめ」は、いわば国鉄特急の標準ともいうべき485系でした。
また、「かもめ」を補完する役割で、急行「出島」も博多と長崎を結んでいました。
私は、小学5年生(昭和55年)と6年生(昭和56年)の夏休みに、ともに長崎まで一人旅をしたのですが、5年生のときには特急「かもめ」に、6年生のときには急行「出島」に乗車しました。
このクリームに赤のラインは、今でこそ「国鉄色」として重宝されていますが、当時は、日本全国、国鉄の特急と言えばこの色でした。(もちろん、583系やブルートレインは除いてです)
この急行「出島」は、全区間、電化区間を走るにも関わらず、キハ58で運行されていました。
なお、急行「出島」が特急に格上げされ、「かもめ」に統合されるのは、昭和57年(1982)11月15日、つまり上越新幹線開業によるダイヤ改正の時でした。
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おまけです。
昭和55年に博多駅で撮影した、「みどり」「有明」「にちりん」です。
いずれも、懐かしいボンネットの車両です。
こうやってみると、九州を走る列車も、ずいぶんと様変わりしましたね。