和服リノベーション! 
着られなくなった着物を眠りから覚ます 
「和のてづくり屋 とじはぎむう」です。

まだ梅雨が明けないのですが、当地はちっとも雨が降りませんので、既に明けたような感覚です。
しかし予報は微妙なので、梅干しが出来上がりません。
来週には干せるでしょうか。

ハア、今朝も蝉は元気げんきです。。。









コメントにて、裏側を見たいとお話がありましたので、ハイ!松竹梅の裏側です。

これは、元々は生徒さんご自身が仕立てる予定で裁断してありましたので、羽二重の胴裏は使わずに暈しの八掛だけで、通し裏として仕立ててあります。
袖裏は羽二重を使ってあります。

未使用の暈し八掛でないと、スケール1/3の用丈には足りないかったと思います。





こちらは昨年仕立てた鳳凰柄の裏側です。
胴裏と八掛を接いであります。


ついでに、この鳳凰さんの柄合わせについて。
これも松竹梅で説明したのと同じく、別々の箇所の柄を、少し無理して合わせてあります。

最初に材料をパパッと調べた時には、材料の欠損の為、鳳凰が途切れてしまうので使えないと思いました。
これは刺繍柄なので、画像で見るよりも実際には途切れが目立ってしまうからです。

でも、もう一度柄を調べてみると、こんな風に鳳凰が翼を広げることができました。



こうして全体を見ると、本当は合っていないけれども
雰囲気で柄合わせしてあるのがわかるかと思います。


今日もご訪問いただきまして、ありがとうございました。