帝劇千穐楽、5月28日昼の部、その2、ですっ。

 

ご挨拶の続きは、ファンテーヌ/知念里奈さんから。

 

 

コゼットに始まり、エポニーヌ、ファンテーヌと、年齢と共に作品の中で3つの役を演じてきた知念さんは、

「この作品は、生きていく時に必要な大切なメッセージを持っていると思って演じています」

とコメント。

9月17日の大千穐楽までの長い道のりで、東京のお客様に感じていただいたのと同じものを地方のお客様に持ち帰っていただけるように、と意欲を語りました。

 

 

 

次にジャベールの伊礼彼方さんが一歩前に出ると、客席から「ひゅーっ!」と歓声が。

今回が「レミ」初出演の伊礼さん、最初は、歴史の長い作品に自分が参加して、どのような反応が返ってくるのか、どのように受け入れてもらえるのか、と思っていたのだそうです。

「(ジャベールは自ら死を選んでしまうため)僕一人だけ天国に行けないんですよ。(でも)毎回カーテンコールで温かい拍手をいただいて、(その)拍手が僕に天国気分を味あわせてくれて」

とお客様に感謝を述べ、そして、

「相談なのですが、1幕、(吉原バルジャンとの)対決のシーン、まるで熊と子鹿のようだったかと思いますが、毎回毎回、彼の懐に入る瞬間に、"これは危ねぇぞ" と(笑)」

9月まで無事に過ごすために、お勧めの保険会社があれば是非、と客席を笑い包んでコメントを結びました。

 

 

 

最後は、もちろん、ジャン・バルジャン役の吉原光夫さんです。

2011年、オリジナル版のラストの公演からバルジャンを演じ続けている吉原さんは、開幕前月の東日本大震災の影響でお越しになれなかったお客様が多勢いらしたため、座席が埋まっていなかった光景が目に焼き付いているのだとか。そうした中で帝劇の舞台に立ったことが自分の転機となり、作品へのエネルギーになっていることを語り、

「ここ(=帝劇の舞台)に立つ度に自分を律して改める。帝劇で『レミ』を演ることが出来るのは皆さんのおかげなので、また立てる事を願ってます」

そして最後に、

「今日で(帝劇公演は)終わりですが、この後、名古屋、大阪、博多、札幌と、9月17日まで全力で走って行きます。ありがとうございました」

と締め括りました。

 

 

帝劇千穐楽、ということで、終演後は、弊社/演劇担当役員からのご挨拶、手締め、乾杯がありました。

 

 手締め・乾杯の準備を待つキャストたち。

 

 役員挨拶に聞き入ります。

 

 吉原バルジャンの発声で、三本締め。

 

 伊礼ジャベールの挨拶で、この後、乾杯っ!

 

 5月28日昼の部キャストで集合写真っ!

 バラシのためスタンバイしているスタッフさんに見守られ

 ながらの撮影となりました。

 

 

さて、書いているうちに"日付変更線" を越えてしまったので、もう今日は7日、名古屋、御園座公演の初日でございます。

 

 これは舞台稽古開始前の様子。

 

 御園座です。

 

 

始めての御園座公演、客席が近く、音の聴こえ方、見え方など帝劇とは、同じであっても、また違った「レ・ミゼラブル」、を観ていただけると思います。

御園座にて、カンパニー一同、お待ちしております。