5日後の15日に発行する、留学英語工房109の教材を、今日も朝から作っております。
いろいろ自分的にはインプットをしたいのだけれど、今年はアウトプットをする年、と決めているので、干からびるまで出していきたいと思います。
来週からは、トフルゼミナール留学センターでも、新学期が始まります。昨年はWritingの本を書いたので、Writingはそれに任せて、クラスはやらないことにしました。添削が無くなるので、相当負担が減らせます。。。ふー。
その代わり、新学期は、Speakingのクラスがだいぶ増えます。ぜひとも日本人の平均点をアップさせるために、がんばります。
speakingのポイントは、とにかく短い文を、すすすっと言えるか、です。これに尽きます。
そしてみんな、「話すネタがない」とか、おっしゃいます。おそらく、自分ができない言い訳をしているのでしょう。でもね、Speaking section全体で、純粋に「ネタ」が必要なのは、3分の1です。1番と2番だけです。あとは、ネタは与えられています。だから、
ネタがないから、28点以上いかない!!
は正当な主張だと思いますが、
ネタがないから、20点に届かない!!
は、120%言い訳です。ネタが与えられる問題だってできていないからです。
ネタを作るのはそれなりに大切です。就職の面接でも、履歴書に「趣味は読書」とか書いておいて、「好きな作家は?」とか言われて何も言えないってわけにはいかないですね。ウソでもいいから(!?)作家の名前などを準備しておくわけでしょう。その程度のことはやっていいと思います。
あとは、短い文をナチュラルなスピードで言う。
これができない人の特徴をおひとつ、紹介します。
それは、
文を覚えようとしている
ことです。
へっ?覚えちゃいけないの?
いけません笑
たぶん、そういう指導もされてきたと思います。わたしも、高校1年生のとき、けっこうやらされました。でも、あれ、ナチュラルに話す、という観点からは、よくありません。覚えることに主眼がいくと、こうなります。
あい、・・・あ!あい、ふぃーる・・・ざっと・・・じゃなくて、らいく、ごーいんぐ・・・えっと、
とかです。
これ、意味ある?
それなら、
I feel like going on a picnic on such a beautiful day.
などを、モデルについて、50回くらいリピートしているのがよいです。そうすると、意味を考えなくても、構造を考えなくても、いろんなまとまりが、知らないうちに出てくることが多くなります。
話すスピードがある人は、この「いろんなまとまりが、知らないうちに出てくる」ことが多い人、です。
だから、頭が真っ白で、何も言えない・・・なんて、なりません。真っ白な頭からも、知らないうちに、いろいろ出てくるからです。だって知らないうち、だから、記憶を取り出す必要もなく、もはや運動神経の域に達しているわけです。
もちろん、それだけじゃだめですよ(当然!)。この無意識のトレーニングに、構文・単語、そして「ネタ」の勉強を追加して、知らないうちに口走っていたことを、有機的につむいでいくのが、たぶん、理想的な話し方なんだろうと思うわけです。45秒はしゃべらないといけないですから、1文言っておしまい、ではありません。だからなおさら、この口走ったことをつなげる、という能力はとても大切です。
そういう意識で、毎日トレーニングしてもらいたいし、授業でも練習していただこうと思っています。もちろん、留学英語工房109の講座では、そのような練習がふんだんに取り入れてあります。