感覚と現実を一致させる | 【久保憂希也 公式ブログ】日々是鍛錬 ~ビジネスは結果。それがすべて~

感覚と現実を一致させる

1年ぶりの投稿になります。
またブログを始めてみようかと思いました。
(Facebookにも飽きたので)

私は事業上、銀行借入をしないと決めています。
大多数の企業は借入していますし、
そのメリットなりをすべて知っているつもりです。

それでも借入しようとは思いません。
めっちゃ自信がある新事業があって、
手持ち現金で間に合わないとしても、
借入はしません。それなら新事業をやらない。

1つは、会社の出口戦略が理由です。

倒産と廃業の違いがわかりますか?
倒産は借入があるからするんです。
廃業は、やめたいときにやめるだけ。
社員以外には多分迷惑をかけません。

会社を作った時から出口戦略は
(可能性として)考えておくべきもので、
したいときに廃業できるというのは、
ある意味幸せなことなのだと思います。


そして借入しないもう1つの大きな理由は、
感覚と現実を一致させるため。

あくまでも私個人の感覚なのですが、
1億円の売上がある会社を経営していて、
預金が10億円あったら、私は遣っちゃいます。

(もちろん私がバカなだけですが)

実際には10億円の預金があっても、
借入が9億円だったとしても無駄遣いします。

お金に色はないんですよね。
だからこそ会計を勉強する必要があるんですが、
私が言いたいのはあくまでも感覚論です。

今月の売上が100万円でした。
経費が80万円でした。利益は20万円。

前月から預金が20万円増えていれば
私にとって最高の状況です。


しかし、預金が減っていたらどう感じますか?
極端にいえば、20万円以上増えていても、
私なら「なんで??」って思います。

もちろん私は会計の本を書いているくらいですから、
そんな程度すぐにわかりますが・・・

言いたいのは、感覚と現実を一致させる
ことができれば、正しい意思決定をしやすいし、
決算書なりを見たりする必要もないので、
余計な労力・気遣いも不要になります。

これって経営者にとってすごく大きいと思うわけです。

だからこそ、あえて感覚と現実が一致するような
方法を考えて実行するわけです。

本当にこれが実現できれば、
預金残高だけを見て経営すればいい。

珍しく夜会社にいると、
こういう経営戦略を考える良いキッカケになります。