福島の偉人








































(平成23424日 午後7時 執筆)


・・・日本人が福島の人の立場をすべてにわたって意識するまでに進歩しているかどうか、それこそが重要である・・・


福島の偉人は私たちに語りかける.


福島こそ、今、日本人が手をさしのべるところなのだ。


福島原発は静かに眠ってもらい、碑を建ててその労をねぎらおう。


福島の農作物はすべて買い取ろう。申し訳ないが食べないから泣いてほしい。瓦礫も牛も引き取れないが、こちらから福島の大地を綺麗にしに行く。日本全国、どこでも福島の人を温かく歓迎する。


汚れているのは恩を忘れた政府、東大、NHKと、福島の人を温かく迎えない同胞だ。


福島の大地は汚れた。でも福島の人の心と体は汚れていない。むしろその魂は高潔だ。


それでも福島の人はジッと腹に収めて反乱を起こさない。


今まで東京のために危険を背負い、人材も電力も供給してきた福島に東京の人は救いの手をさしのべない。政府には富と権力は溢れるほどあるのに・・・


福島が苦しんでいる。


・・・・・・・・・


「国家はその国民が人間性をもっているかぎりにおいてのみ、自由な独立国である。しかし、その政治体制が民主主義の組織をそなえているというそれだけでは、自由な独立国とはいえない。自由主義にあっては、その国民が世界における人間の立場をすべてにわたって意識するまでに進歩しているかどうか、それこそが重要である。」


朝河貫一


常磐炭田発見者。万延元年、勿来近くで攘夷派の浪士の刃に倒れる。享年48。


片寄平蔵






武田邦彦