企業の成長は人の成長だと常々思っています。
ですからスタッフにはスキルアップと成長を求めます。
ですがある一定のレベルになると成長が急激に鈍化してしまいます。
そういうスタッフにスキルアップ求めてもなかなか向上しません。
そこから先は本人にとってハードルが高く、見本もなかったり、どうしていいのか分からない
未知の世界でもあるのです。
具体的に期限付きの目標を与えることも出来るでしょう。
でも、それでは「やらされてる感」があり、僕はあまり好きではありません。
ですが『10%能率や能力を目標としてください。』と聞くとどうでしょうか?
例えば、現状より10%効率良く、10%追加オーダーを頂く、10%お客様と会話を増やす、
10%大きな声で・・・・など。
この程度の目標なら何とか出来そうと思えてきます。
そして、能率UPといっても『効率』と『能力』の2種類があります。
目先の効率も大事ですが限界があります。ですが能力には限界はありません。
ポイントなのが10%の数字です。本音ではそれ以上のスキルアップを望んでいますが、
それでは何をどう手を付けたら分からず結果成長が鈍化してしまいます。
『10%ぐらいなら何とか出来そう』そう思ってもらう事が大事なのです。
そしてその目標に期限を付けて紙に書き、部署の仲間や上司と共有して、
期限が来たら検証と報告してもらうようにします。
そして、それを意識して続けることで実は知らぬ間に10%以上の効果が生まれます。
イメージとしてはこんな感じです。
100%x1.1=110%
110%x1.1=121%
121%x1.1=133%
133%x1.1=146%
仮にこれを1年単位とすると、10年後には259になります。20年後にはなんと673にもなるんです。
弊社の場合は6ヶ月の目標を立ててもらっています。
もちろん人によって目標の高さ、難易度は違いますが、そこは大きな問題ではありません。
大事なのは10%の意識を常に持ち続ける事なのです。
僕の尊敬する、「本田宗一郎」、「松下幸之助」、「孫正義」は雲の上の存在ですが、今の自分が100としたらいったいいくつなんだろう(笑)