映画『ウォーターボーイズ』(日本、2001年) | 落語探偵事務所

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$日本文化万歳!落語万歳!将棋万歳!
☆映画『ウォーターボーイズ』日本、2001年、を観ました。
☆学園物青春コメディー映画の傑作です。無名時代・十代の頃の妻夫木聡・玉木宏が出演しています。男子高校生によるシンクロナイズドスイミング、という素材の選び方は秀逸です。
☆男子高校の廃部寸前の水泳部に新任の美人教師(眞鍋かおり)が顧問になり、文化祭でシンクロをやることを提案するが妊娠8か月で産休に入り部員たちは途方に暮れる。主人公(妻夫木聡)の3年生がデートで水族館・鴨川シーワールドのイルカのショーを観て、これだと思い込み、飼育員のおじさんに弟子入りし、他の部員4人(玉木宏、他)とともに修行に入る。修行の結果、5人は観れるシンクロができるようになり、5人以外にもシンクロ志望者が多数出て、本格的な演技が完成。文化祭前日に構内でボヤがあり、消防車がプールの水を消火に使ってしまいシンクロができなくなるが、隣の女子高がプールを使わせてくれて、いざ演技…。
☆男子高校の文化祭でシンクロをやるというのは、実際に埼玉県立川越高校で行われていることで、これを元ネタに素晴らしく面白いストーリーの脚本が作られています。
☆シンクロ演技のシーンも、出演者たちが毎日6時間以上の特訓によってできあがったもので、素敵です。
☆観れば脳内にドーパミンが大量に放出されること間違いなし。一度は観ておきたい平成の日本映画の1本だと思います。