凍りのくじら | ろーれるの本(読書)ブログ

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凍りのくじら (講談社ノベルス)/辻村 深月
¥1,040
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裏表紙より『七月の図書室。彼と出会ったあの夏は、忘れない。
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから五年。残された病気の母と二人、毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた一人の青年・別所あきら。彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、昔の恋人の存在によって事態は思わぬ方向へ進んでしまう……。家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く“少し不思議”な物語。』

図書館48冊目。
そういやドラえもんを見なくなったのはいつごろだっただろうかと読んでいて思った。そんなドラえもんのアイテムがタイトルに展開する物語。
若尾を予想通りの行動だがジワジワ迫ってくる感じが読んでいて恐怖を感じた。ひょっとしたら凍りのくじらは若尾だったのではないだろうか!?
もうひとつは親子の物語。親の気持ちがわからない理帆子、だからか人間関係も希薄。
初めて出てくるどこでもドアはどこでもいけるドアでなく、いつでも逃げ出せるドアじゃなかったかと思う。そんな理帆子が変わっていく成長していくそんな物語。
それにしてもドラえもんのアイテムはひょっとしたら持っている人がいるかもと思わす、代表がカワイソメダル。
印象に残ったセリフ「あんまり、人間の脈絡のなさを舐めない方がいい。」
辻村深月さんの作品はこれで2つ目ですがこの本
風に言うとすごくファンとまではいかない「sukoshi・fan(すこしファン)」かな!?