1位
(先週1位、最高位1位)Lorde（ロード） - "Royals"
かろうじて1位をキープ。これで9週目。
女性ソロアーティストのデビュー曲（チャート上）が9週以上1位になったのはビルボード史上5曲目で、デビー・ブーンの "You Light Up My Life"(1977年、10週）、アシャンティの "Foolish"（2002年、10週）、ケシャの "Tik Tok"(2010年、9週)、カーリー・レイ・ジェプセンの "Call Me Maybe"(2012年、9週)以来。
2位
(先週2位、最高位2位)Eminem（エミネム） feat. Rihanna（リアーナ） - "The Monster"
ビルボードによると来週こそ逆転するようですが、1位とはまれにみる僅差。
日曜日に開催されたAmerican Music Awards（以降、AMA）では、この曲でフィーチャーされているリアーナが "Diamonds" を熱唱、最も影響力のあるアーティストに贈られる「アイコン賞」を母親から受け取っています。
（【記録】エミネム - ヒット曲ベスト20）（更新）
（【記録】リアーナ - ヒット曲ベスト20）（更新）
3位
(先週3位、最高位1位)Miley Cyrus（マイリー・サイラス） - "Wrecking Ball"
AMAではトリを務めたマイリー、巨大スクリーンに映し出された直立不動で口パクするネコをバックにこの曲をパフォーマンスしています。最後はいつものウィンク＆舌出しをマイリーではなくネコがやるというオチがついています。
4位
(先週6位、最高位4位)OneRepublic（ワンリパブリック） - "Counting Stars"
今週も最高位更新でトップ5入り。
ビデオではキリスト教のリバイバルと呼ばれる覚醒の儀式が行われていますが、これは「本当に大切なもののために生きよう」、「お金ばかり数えていないで、目を覚ませ（覚醒せよ）」という曲に込められたメッセージのメタファー（隠喩）になっているのかもしれません。
5位
(先週4位、最高位4位)Avicii（アヴィーチー） - "Wake Me Up!"
AMAでは「Favorite Artist - EDM賞」を獲得したアヴィーチー。この曲がロングヒットになっている一因は「カントリー」でもあるから。AMAで最優秀アーティストに選ばれたテイラー・スウィフトもカントリー、最優秀楽曲賞を受賞したフロリダ・ジョージア・ラインの "Cruise" もカントリー。カントリーファンの多さを改めて認識させられます。（※AMAはファンが選ぶ賞）
6位
(先週7位、最高位6位)Imagine Dragons（イマジン・ドラゴンズ） - "Demons"
AMAでは「Favorite Artist - オルタナティブ・ロック賞」を獲得した彼ら、ドラムセットと巨大な太鼓を使用してこの曲と "Radioactive" をメドレーで披露しています。個人的にはこの日のベスト・パフォーマンス。
7位
(先週5位、最高位1位)Katy Perry（ケイティ・ペリー） - "Roar"
AMAではオープニングで "Unconditionally" を芸者姿でパフォーマンスしていますが、一部からは人種差別的で音も外しすぎ（ライブでは毎度^^;）という意見もあって不評だったケイティ、何の賞にもノミネートすらされていませんでしたが、グラミーでは "Roar" が何か獲るかもしれないと噂されています。
（【和訳】ケイティ・ペリー - Roar）
（【記録】ケイティ・ペリー - ヒット曲ベスト10）
8位
(先週10位、最高位8位)Pitbull（ピットブル） feat. Ke$ha（ケシャ） - "Timber"
AMAでは司会を務めたピットブル、ケシャと共にこの曲を「口パク」でパフォーマンスしています。また、PVも先日リリースされています。
9位
(先週8位、最高位4位)Drake（ドレイク） feat. Majid Jordan（マジッド・ジョーダン） - "Hold On, We're Going Home"
この曲の隠しテーマになってるかもしれない（深読みし過ぎ^^;）、タイトルの頭文字をつなげてできる "HOWGH"（ハウ）は、アメリカ原住民のラコタ（友人・盟友の意）族の言葉で「ハロー」の意味ですが、来週はトップ10から「グッドバイ」かもしれません。
10位
(先週11位、最高位10位)Passenger（パッセンジャー） - "Let Her Go"
パッセンジャー初のトップ10ヒット。
タイトル通り「彼女が去ってしまった（行かせてしまった）」という失恋ソング。特徴ある声が「喪失感」を際立てていて、感情移入しやすい曲になっていると思います。
以上、最新チャートのトップ10でした。