肌老化の原因の一つは「酸化」です。


体内に取り込んだ酸素の一部は活性酸素となってウィルスや菌から身を守る抗菌・免疫作用を有しますが、その反面で活性酸素の過剰発生は体内で正常な細胞までも攻撃を受けて傷付いてしまいます。


その結果、ガンやその他の生活習慣病を引き起こしたり、肌のシミ・シワ・くすみなどと言った肌トラブル(老化現象)の原因にもなってしまいます。


活性酸素の過剰発生は、紫外線、排気ガス、タバコ、飲酒、ストレスの他に過激で無理な運動など、その原因は多々あります。


そしてもう一つの重大な原因には「糖化」がありますビックリマーク


肌を構成しているコラーゲンやエラスチンはタンパク質ですが、食後に吸収された糖分(グルコース)とタンパク質が結びつくと硬い塊になりやすくなります。


肌内部のコラーゲンやエラスチンが糖質と反応するとAGEs(Advanced glycation end products)と言う物質が出来ます。


AGEsは加齢と共に増加蓄積され、ターンオーバー(代謝サイクル)が遅いコラーゲンやエラスチンには特に蓄積されやすくなります。


食事の中で糖質の過剰摂取や血糖値が高い人には起こりやすい現象です。


従って、その予防改善策として糖質の摂り過ぎを控えたり、食後血糖値の過剰上昇を抑える必要があります。


その対策として次の8項目を守って下さい。

① 歯応えがある(硬めの)食材を良く噛んで食べる。


② 酢、レモン(又は他の柑橘系果物)といった酸っぱい食材を積極的に食べる。


③ なるべく焼き過ぎない、煮過ぎない、茹で過ぎないと言った調理時間が短い生食に近い調理法を選ぶ。


④ 野菜や海藻などの繊維質が多い食材を積極的に食べる。


⑤ 砂糖を含まない乳製品を食べる(牛乳に含まれる甘味=乳糖はOK)。


⑥ 白米より玄米、小麦より全粒粉のパンやパスタなどの未精製食材を選ぶ。


⑦ 甘さは砂糖を含まないものを選ぶ(人工甘味料やみりんなど)。


⑧ 食事の食べる順番は大きく分けて、野菜(海藻)→肉や魚介類→炭水化物類(ご飯やパンなど)。


この8項目は食生活全般に守って欲しいことで、もちろん健康やダイエットにも有効な事です。


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