ダイエットの為の食事を考える場合には、摂取カロリーを低くする事が定説にされてしまっていますビックリマーク


カロリーは食事に占めるタンパク質:脂質:炭水化物(糖質+繊維質)だけの栄養素で計算されていてそれぞれのカロリーは4kcal9kcal4kcalで、このバランスをPFCバランスと呼んでいます。


日本肥満学会ではPFCバランスを15%25%60%が理想だと奨励していますが、日本での実際の食生活はタンパク質(protein)が少なく糖質(carbohydrate)が70%前後になっています。


日本の食生活では糖質の比率が最も多く、糖質こそが食後血糖値を上昇させて多量のインスリン追加分泌を誘導することで体脂肪を増やす原因となっています。


またタンパク質は最も食後の体熱を上昇させやすい(DIT/食事誘導性体熱産生)ので、私はダイエット中の食事(PFC)をP20%、F25%、C55%にするよう奨励しています。


そんな中、14日付のジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)に「摂取栄養素が何であれ、その余剰分は全て体脂肪に変えられる」と言う論文が掲載されました。


この論文は、199010月に神戸で開催された国際肥満学会でMONALISA症候群(肥満者の多くは交感神経の活動が低下している)を提唱した、ルイジアナ州立大学臨床肥満学部のジョージ・ブレイ教授がペニントン生物医学研究センターの研究員として8週間(56日間)に渡って実証研究した成果です。


その内容と見解は(後編)で紹介しますが、日本語訳はウォールストリートジャーナル日本版 (有料サイトですが)に掲載されています。