…前回より


会社設立後1年が過ぎた頃、健康・美容事業として商品開発に尽力しようと決め、まず健康サプリメントを大量に製造してTV通販などで販売しました、赤字にはなりませんでしたが思ったよりも利益が上がらず、在庫も多数残ってしまいました。


その在庫は期限切れ後1年間は自ら飲んでいましたが、残った在庫は全て廃棄しました(辛かったです)。


次に化粧品を製造しました、ノウハウもない私を助けてくれたのは信頼出来る女性でしたが、当時の私には販売ノウハウもなく思い通りに売れるはずがありませんでした。


ましてや海外で製造したので外見は高級感なし、極めて見劣り、防腐剤などの添加物抜きの自然素材にこだわった為にダメージが心配で店舗販売も難しく、試行錯誤を繰り返しながら研究開発し、贅沢素材にこだわった自信作にもかかわらず、過当競争が激しい日本の化粧品業界には乗れず、それでもめげずに雑誌広告費数百万円を費やしても思うように売れませんでした(これは秘密ですが…)。


この時、こだわって作った良い商品が選ばれる訳ではなく、売りやすく目立つ商品が売れるのだと実感しました。


結局、化粧品には数千万円費やしてしまいましたが、最後に振り絞ってリニューアル商品を製造し、今は売れています。


初期商品の反省を踏まえて国内で製造し、改めて日本の製造・パッケージ技術の高さを見直しました。


幸いに2002年から台湾では書籍のベストセラーをはじめサプリメントや健康グッズなどの売れ行きが好調で台湾最大のTV通販「東森TV」での1日の売り上げが2400個を超えたこともありますし、韓国でも書籍がベストセラーになり2004年から輸出サプリメント(Made in Japan)のネットワーク販売が好調で海外マネーの恩恵に与りました。


しかし、海外での収益はその国に所得税(例えば台湾では20%)を納めた上に送金手数料と日本での所得税+法人税などの支払いで半額以下になってしまいます。


現在の海外ビジネスの収益は台湾・韓国・中国の現地銀行にストックしていますので日本への送金はしていませんが多くの方々に助けられながら国内ビジネスが安定しています。


次に続く…