【生き方の本、なのかも】自分の言葉で語る技術:川上徹也
- 自分の言葉で語る技術/川上 徹也
- ¥1,449
- Amazon.co.jp
今日の1冊は、川上徹也さんの「自分の言葉で語る技術」です。
久しぶりにカワテツさんの著作でビビッ(古い?)ときました。
今回は表紙を見た瞬間に「即購入」を決めた1冊。
多くの人は「自分の言葉で語っている」と思っています。
もちろん、ボクだってそう思っていました。
しかし実際は
借り物の言葉(コピペ)でしゃべっている
ということが多いんですね。
なぜなら、難しいことを考えなくてすむから。
人間関係に波風を立てたくないから。
借り物の言葉とは、
かっこいいけど、心に響かない言葉。
正しいけれど、相手を動かさない言葉。
そういった言葉が氾濫しているのですね。
驚かされると同時に「なるほど!」と納得しました。
だからこそ
自分の言葉、で語ることがこれから大事になってくる。
それがたどたどしくても、文法的に間違っていたとしても
相手の心を揺さぶり、動かしていくのでしょうね。
ただ(そう考えると)、自分の言葉で語る、っていっても難しいですね。
カワテツさんは
「他人が「自分らしく語っている」と感じるように他人の言葉を語ればいい」
と(いうような趣旨のことを)書いておられますが
他人が見る「自分らしい」ってなんだろ?
って悩んでしまいました。
本書の中にはたくさんのヒントがちりばめられていますが
ボクが共感した1つの例として
「自分の経験を『事実』としてではなく『エピソード』として語る」
ということを提示しています。
自分の経験というフィルタを通して他人の言葉をしゃべる
それはすでに
自分の言葉である、と書いておられます。
また
「自分の言葉で語るのがうまい人は、たとえ話がうまい」
というようなことも納得です。
きっと
ある事象を自分の経験を通して腹に落としているから
たとえ話ができる、ということだ!
と理解しました。
ボクもよくあるんですよね。
自社の製品の説明をお客様にしなければならないとき。
自分がこの製品の機能とか魅力とかを腹に落としておかないと
なにか質問をされたときに
たどたどしい説明になってしまうんです。
それこそ
借りてきた言葉でデコレートされた上っ面だけの説明ですよ。
ブログのタイトルで【生き方の本、なのかも】と書いたのは
書き方はなし方のコツ57
「人生のまえがきを早く終わらせる」
の文章を読んだとき。
カワテツさんがご自身のブログで
「ビジネス書じゃないかも」と言われていたのは
このことだったかもしれない、と響きました。
内容は本書を読んでくださいね。
- 自分の言葉で語る技術/川上 徹也
- ¥1,449
- Amazon.co.jp
このブログって自分の言葉で語っているのかな?
5%ぐらいは自分の言葉じゃないような気もしますが(爆)。
95%はガンバってまーす(笑)。
【追伸】
この本でもっともグッと心つかまれた部分。。。
それは帯のイラスト!
南麻衣子さんという方が描いたようです。
どうだい?グッとくるだろ?