終了報告 白銀台の I さん | tmpブログ

終了報告 白銀台の I さん

10/1 #-2  

本日2件目はネックの作り替えを行っていた I さんの CCR-312。

取り敢えず作業自体は終了しておりますが、 I さんは深夜の自室で生音でギターを弾いておられる様子で、その中での生音に関してご不満をお持ちだったので、このギターのチェックにはアンプ出力時のサウンドでは無く、深夜周囲がひっそり寝静まってから生音のチェックする予定です。

お話を伺うと、ピックアップのスプリングが共振して起こる僅かな歪み音とかもかなり気になるそうなので、その点も踏まえてチェックする予定です。
多少の事は気にしない方の方が全体的には多いのですが、ギタリストには神経質な方も結構いらっしゃいますので判断基準は神経質な方から見てどうか、と言う視点が製造の基本ですのでそれに従います。

とは言えアコギではありませんから、エレキでこうしたアンプに音で出て来ない場合はクレーム対象にならないのが通常ではありますが、I さんは生音で弾く事が殆どだという事なので今回は特別に対応させて頂いています。

また既にこれでOK が出ない場合は最初から作り直すと、ご本人にはお約束をしております。
完成時にはお気に入り頂いて気持ち良くお支払いも頂きましたが、その後数ヶ月が経過して以上の点が気になるとのお話で、ご本人が納得出来ない以上は返金もしくは最初から作り替えるかのいずれかを選択して頂きます。

勿論、個人的には楽器に何の問題も感じませんが、こうしたケースで難しいのは第三者に正解が見えない事です。あくまで判断は所有者/依頼者さん側でありますので、正解をご存知なのはご本人さんだけだからです。 

まあ、受注した以上はまな板の上の鯉になったつもりで審判を受けます。

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